CGデザイナーやめとけ？きついと言われる理由や活躍についても解説

「CGデザイナーはやめとけ」と言われる理由

「CGデザイナーはやめとけ」と言われる理由には、以下のような要因が挙げられます。

長時間労働になりやすい

プロジェクトの進行状況やクライアントの要望、個人のスキルや経験によっても異なりますが、長時間労働になりやすい現実があります。

とくに納期が迫っている場合や、細かな修正が頻繁に発生する場合には、夜遅くまで仕事を続けなければならないこともあります。

業界のなかでも映像業界などでは、それなりの作業時間が必要になり、月に平均30時間～40時間の残業が発生することも珍しくありません。

こうしたことから、働き方改革が始まって以降、労働環境は改善されてはきているものの仕事とプライベートのバランスが取りにくく、ストレスや疲労が蓄積しやすい傾向があります。

納期が短いことがある

CGデザインのプロジェクトは、急な依頼や短納期の案件であるケースも少なくありません。クライアントの要望に応じた迅速な対応が求められるため、納期が短いぶんだけ残業時間が増えがちになります。

かつ、質の高いデザインの作成も求められるでしょう。このような状況では、プレッシャーやストレスが大きくなり、作業効率やクオリティに影響を及ぼす可能性があります。

あいまいな要望も形にしなければならない

クライアントが具体的なイメージや要求を持たずにプロジェクトを依頼することがあります。たとえば「パッと目を引く感じにしてほしい」といった具合です。

このように具体的な方向性が示されない場合でも、いくつかの案を求められるため、デザイナーは自分のなかでイメージして作り、試す時間が必要になります。

クライアントの求める方向性と自分の案が一致する（うまく形にできる）とスムーズに進みますが、不一致の場合は何度も修正が必要になることがあり、自信を失くしたり、精神的な負担を感じたりしてしまうでしょう。
参考：デザインの勉強

納期間近でやり直しになることがある

プロジェクトが進むにつれて、クライアントからの変更や修正の要求が頻繁に出るケースもあります。デザインがほぼ完成したタイミングで「路線変更することになったので、もう一度修正してほしい」といった要求をされる場面も珍しくありません。

納期直前に大きな修正や再作成を求められると、デザイナー側としては、これまでの時間が無駄になったような感覚になってしまうでしょう。長時間労働や納期の厳しさの原因がここから来るケースもあり、「きつい」「やめとけ」と言われる理由となっています。

収入が低め

業界や企業にもよりますが、初心者やフリーランスの場合、他の専門職に比べて低めになることがあります。

たとえば、クリエイティブ業界では「プロジェクトごとの契約」「成果物に応じた報酬」という形も多いですが、月給などとは異なり成果に対する報酬のため、安定した収入を得るのは難しい側面があります。

また、下請け会社に勤めている場合、おのずと仕事の単価も安くなっていくため、一次請けより二次請け、二次請けより三次請け……と、なればなるほど低賃金になりがちです。
参考：Webデザイナーの年収

CGデザイナーが活躍できる場所

CGデザイナーは、以下のような場所で活躍できるでしょう。


ゲームや映画、アニメなどの制作会社をはじめ、近年はVR領域や化学分野でもCDデザイナーの需要が高まってきています。
参考：ゲーム業界に強い転職エージェント

VRとCGは相性がよく、ともに使用することでユーザーに高品質で没入感のある体験を提供できます。VR体験には高い視覚効果が求められることが多いため、CGはそれを実現するための有効なツールとなるでしょう。

化学分野では、CGを使用することで言葉では伝わりにくい化学の現象を「映像」として再現できるため、化学の知識がない人でも理解しやすくなります。

その他、建築や自動車、機械設計など幅広い分野でCGの技術が使われるようになってきていることから、CGデザイナーの活躍の場は今後ますます広がっていくと考えられます。

CGデザインが学べるおすすめスクール5選

ここでは、CGデザインが学べるおすすめスクールをご紹介します。

studio US WEBプロ

出典：studio US WEBプロ

studio US WEBプロは、Webデザイン×AI×Webマーケティングのスキルを習得できるデザインスクールです。CGデザインの専門コースはないものの、デザインの基礎ツール・PhotoshopやSTUDIOの操作スキルが身につきます。
 
studio US WEBプロがおすすめなのは、「稼げるデザイナー」を目指す人です。カリキュラムにはデザインの基礎原理のほか、コーディングやマーケティングの学習が含まれています。デジタル時代の今にふさわしいデザイン方法やアプローチ方法を習得することで、未経験からでも市場価値の高いデザイナーとしてデビューできます。
 
授業形式は、デジタル教材を視聴するオンデマンド型です。受講時間や視聴回数の制限はなく、受講者は自分のペースで学習を進められます。「質問回数無制限」「添削無制限」「Zoomによるマンツーマンサポートあり」というきめ細かなサポートもあり、挫折が心配な人も不安のない学習が可能です。
 
選択できるプランは「Webデザイン講座（143,000円（税込））」「Webマーケティング講座（99,000円（税込））」「Webプロ講座（198,000円（税込））」のいずれか。カリキュラムの内容を比較して、ニーズに合うプランを選択してください。

デジハク

 

出典：デジハク

デジハクは、完全未経験からフリーランスのデザイナーを目指せるオンラインスクールです。

CGデザインに特化したコースはありませんが、CGデザイナーに必要なデザイン全般の基礎知識やPhotoshop、Illustratorの使い方を習得できます。講座は初期編・中級編・実践編に分かれており、受講者は最短6ヶ月でWebデザインに必要なスキルや知識が身につく仕組みです。
 
デジハクの受講スタイルは、受講者が動画教材を見て学ぶオンライン型。受講時間に決まりはなく、自分のタイミングで受講できるのが魅力です。講座にはマンツーマンのチャットサポートや添削サポート・面接サポートがあり、エラーやトラブルには迅速に対応してもらえます。
 
受講者が選択できるプランは、初級編のみの「MINIプラン（128,500円（税込））、フルサポートを受けられる「PROプラン（298,000円（税込））」のいずれか。初級編から実践編まで完走したい場合は、PROプランを選択しましょう。 

バンタンゲームアカデミー

出典：バンタンゲームアカデミー

バンタンゲームアカデミーは、ゲームおよびコンテンツクリエイターの専門学校。CGデザインを学びたい高校生は、ゲーム学部で最先端の3DCGスキルを学ぶことが可能です。1クラスは29人以下の少人数に制限されており、個々の個性を尊重した質の高い指導を受けられます。
 
バンタンゲームアカデミーの魅力は、質の高い産学協同授業やプロジェクトが豊富であることです。業界トップクラスの企業との協力体制が確立されており、生徒による自由なアウトプットが推奨されています。授業で学んだスキルや知識を本番に生かすことで、学んだCGデザインスキルが確実に定着する仕組みです。
 
なおスクールは、高卒者を対象とする全日制の「専門学校」。社会人でCGデザインを学びたい人は、「キャリアカレッジ」の週1回の6ヶ月コースまたは12ヶ月コースを選択できます。

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは、「好き」を学ぶことで本当の自分に出会える一歩を踏み出せるスクールです。半年から1年のカリキュラムを自分で組み立てることで、平日の夜間や土日に週1回からの限られた時間を有効に活用して専門知識を学ぶことができます。

「3DCG/2DCG」は、現役の業界人講師から少人数クラスで手厚いサポートを受けながら学べる講座です。業界のリアルな働き方や制作方法を知ることで、作品制作に必要なスキルだけでなく、プロのマインドセットも身につけられます。さらに、ゲーム会社やアプリ開発会社などとの豊富な企業ネットワークを活かし、校内で企業を呼んだ業界セミナーも定期的に実施。実践的なスキル習得と業界とのつながりを強化できる環境が整っています。

学びやすいスケジュールと全国17校舎での開講、年齢・職業を問わず受講できるので、今の生活スタイルを崩さずに「好き」を追求できるでしょう。

侍エンジニア

侍エンジニアは、未経験からプロとして活躍できるITスキルを身につけられるスクール。これまでに累計指導実績45,000名以上を誇り、一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムで、受講生の夢を実現するサポートを行っています。基礎から応用までのスキルを丁寧に学べるため、初心者でも安心して学習を始められるでしょう。

特におすすめしたいのが「オーダーメイドコース」です。あなたの「やりたい」「なりたい」に合わせて、あなただけのカリキュラムを組むため、理想に近づくための最適な学びが可能。実際に業界で活躍する現役講師をアサインしてもらえるため、リアルな現場での知識やスキルを直接学ぶことができます。

週1回のマンツーマンレッスンに加えて、いつでもチャットで相談できる環境が整っているので、学習の中で生じる疑問や不安をその場で解消できるのが特徴です。基礎学習からアプリ開発まで、必要なスキルを幅広く学べるため、CGデザインの初心者でも着実にスキルアップが期待できます。

CGデザイナーのキャリアパス

CGデザイナーのキャリアパスには「スペシャリスト」や「ゼネラリスト」が挙げられます。
参考：CGデザイナーになるには


スペシャリストでは、ある特定の分野でこれまで培ってきた知識や経験を活かすことができるでしょう。一方、すべての工程を一人でこなせる場合は、ゼネラリストとして進む道もあります。

映画や長編アニメ、ゲームなどを制作するプロダクションでは「スペシャリスト」が、テレビなどの宣伝広告映像や短編映像などを手がけるプロダクションでは「ゼネラリスト」が中心の制作体制になる傾向があります。

また、フリーランスとして独立する道や、講師として次のCGデザイナーを育成する道なども考えられるでしょう。

どの道を選ぶにしても、重要なのは「将来、自分がどのようになりたいかを考える」ことです。目標や、なりたい像をイメージしてみましょう。
参考：3DCGが学べるスクール

まとめ｜CGデザインが合わないと感じた方はWebデザインがおすすめ

CGデザイナーは、クリエイティブな仕事ができる魅力がある反面、労働環境が過酷になりがちな側面があり、「きつい」状態に陥ることがあります。

とはいえ、どの職業にもメリット・デメリットがあり、適しているかどうかは人それぞれです。実際には、やりがいをもってCGデザイナーの仕事に従事している人も多くいます。

「やめておけと言われているから、やめておこう」ではなく、自分の適性やライフスタイル、キャリアプランを見つめ直しながら検討してみましょう。CGデザイナーを避けたい方はおすすめのWebデザインスクールを検討してみてください。