- 発表があると嫌がり、学校を休みたがる
- 人前で話すのが苦手なわが子。将来が不安…
- プレゼン力をつけたいが、どうしたらいいのかわからない
大勢の前で話すのを嫌がるお子さまは少なくありません。しかし、プレゼンテーション力は、高校や大学、さらには社会人になってからも必要です。
そこで、楽しく学ぶ方法として、ロボット・プログラミング教室を検討してみませんか?
ロボット科学教育Crefus(クレファス)は、子どもたちが大好きなレゴ®ブロックを用いてロボットを製作するプロセスで、理科・算数といった基礎学力を積み上げ、発表を繰り返すことでプレゼン力・問題解決力・コミュニケーション力を伸ばします。
今回は、小学校2年生を中心としたクレファス「教室発表会」の様子をご紹介します。まるで一緒に見学しているように、教室の様子をご覧ください。
Kicks(キックス)発表会
コエテコ取材班が到着したのは、Crefus(クレファス)お茶の水校のKicksアドバンスコース(小2)発表会です。教室の発表会では、自分が作ったロボットを紹介し、ロボットの使い方やできること、感想を伝え、実際にロボットを動かしてみせます。
授業開始時間が近くなると、生徒さん達が入室してきました。今日は保護者の方も一緒です。保護者の皆さんは奥の部屋に案内され、子どもたちは手前の教室に入っていきます。
控室ともいうべき教室で、さっそく子どもたちはプレゼンのリハーサルを始めました。発表をする生徒さん達に、先生が「みんなに聞こえるように大きい声で!」「どうして面白いと思ったのかな?」「モーターはいくつ使っているんだっけ?」と、問いかけながら、本番さながらの練習を繰り返しています。
発表会ということで、やはり緊張している子もちらほら……。
先生は、壁を背に寄りかかってプリントを顔の前にかざしている子の横に座ると、「わかるよ、不安だよね」とやさしく寄り添います。顔をかくしたまま、うなずく子に「大丈夫だよ、練習の発表もとっても上手だった」と励ましの声をかけました。
そうこうしているうちに保護者の皆さんも集まった様子です。小学校2年生6人のクラスで、集まった保護者の方は10名近くになります。
発表会のテーマは「みらいのロボット展」。
みらいに活躍するロボットを考えて、これまで学んできたロボットの仕組み、モーター、センサーなどを組み合わせ作り上げました。どんなロボットで、どんな人がどんな場所で使い、どのように動くのか。作った感想も含めて、これらを自分のことばで発表します。
さぁ、そろそろ発表会が始まるようです。
みらいのロボット展「Crefusお茶の水校 Kicksコース発表会」がスタート!
先生に誘導されて、子どもたちが教室に入場しました。まずは一列に並んで、しっかりとご挨拶。今日はいつもの教室とちょっと雰囲気が違います。事前に聞いてはいても、観客が待っている部屋へ足を踏み入れると緊張感も増すというもの……。
みんな、練習したとおりに力を発揮できるでしょうか?
トップバッターの緊張を吹き飛ばして頑張った!
まずはトップバッターのAくんがボードの前に進みました。
ボード前のデスクには、Aくん渾身の作品が置かれ、プログラミングが表示されたタブレット、カラフルでわかりやすいポスターも張り出されています。
カラーセンサーを使用し、色で野菜を見分けて水をあげてくれる。そんなお助けロボットの名前は「水やり!すぐれ物!水ヤーリ!」。聞いているだけでも楽しくなるロボットは農家さんのために開発したそうで、大きな畑でも難なく水やりをしてお野菜を育ててくれそうです。ブロックで作った人参やかぼちゃ、パイナップルも力作ですね。
一人目は特に緊張するものですが、Aくんは先生の質問にもしっかり答えていました。「農家さん、お客さまをもっと喜ばせたい」という力強い抱負がとてもかっこよかったです!
モーター2個を駆使したデリバリーロボットをプレゼン
Sくんはピザを配達してくれる「でりばりくん」を開発したそう。実演ではロボットの位置調整に手間取り、「あ、ミスった」とちょっぴり焦った様子。しかし、先生に言われるまでもなく、Sくんは自らロボットを動かしては調整し、3度目には大成功!
先生から「なぜ、ピザにしたの?」と聞かれると、「えーと、面白いから」と元気に答えていました。モーターを2個使用した、高度なロボット開発でした!
みんなが驚いた「ドローン」ロボットを発表!
Kくんは「スーパーはどう(波動)ドローン」を作りました。なんと、使う人は宇宙人!人々を癒す「ふしぎ波動」を出すドローンで、世界中の人々に幸せを届けたいという壮大な思いが込められています。
製作では「ライトをきれいに光らせるのが難しかった」そうです。
このロボット、なんとクルクルとドローンが回るんですよ!さながら空中をドローンが飛んでいるような様子には、見ている保護者の皆さんからも「ほおっ!」と感嘆する声があがっていました。
元気ハツラツ!堂々たる発表に取材班もビックリ
リハーサル中から元気いっぱいだったTくんが作ったのは、虫歯を治療するロボット。緑か紫の虫歯を見つけると音が鳴り、モーターが回って虫歯を削ってくれるのです!
「緊張してないよ〜」と話してくれたTくん、大きな声で堂々たる発表です。
目玉のついたかわいいロボットは大きく口を開いていて、色とりどりのブロックによる「歯」が見えますね。カラーセンサーを用いた「ドリル」が、ブロックの色を判断して虫歯を発見、治療します。
ロボットの口をのぞいた先生が「この子は虫歯だらけだね」と話すと、教室は笑い声に包まれました。
社会課題に挑戦した2年生の発表
リハーサルから静かな闘志を燃やしていたのが、Sくん。Sくんが製作したのは「とざん(登山)ゴミ分別ロボット」です。
まさに日本が抱える課題を解決する「みらいのロボット」ですね。
プレートの上にのせたゴミ(ブロック)の色をカラーセンサーで見分けて、ゴミを分別してくれます。実演でも、赤と青のゴミを見事に分別。山にゴミを捨てる人が多いことを知り、ゴミ問題をなんとかしたいと思って考えたそうです。
「どうしたら、この問題を解決できるだろう?」
疑問や関心を持ち、その課題を解決しようとする思考力がすでに育まれていることにビックリです!
発表を通じて得られる達成感と自己肯定感が成長を促す
発表会が終了し、最後に子どもたちに大きなサプライズ!自分の作品の写真が入った『発明証書』と、保護者の方からのメッセージが入った『お客様の声カード』が手渡されます。
お客様の声カードには、子どもたちの発明品について保護者の方から「このロボットが欲しくなったよ」「がんばったね」「プログラムの説明も上手だったよ」といった言葉が書かれていました。子どもたちの表情も満足気です。教室には賞状授与の音楽が鳴り響いて、なんだかワクワクします!
クレファスでは、小さなクラス単位、教室単位での発表から体験していくので、発表が苦手だなという子もすんなりと入っていけるようです。
素敵な表彰状を手に、どの子もホッとしたように表情が緩み、みんな笑顔です。そして、それぞれ保護者の方の前に行き、深々と頭を下げます。
クレファスでは、このように始まりと終わりは、必ずしっかりと挨拶をします。そんな様子も、とても爽やか。保護者の皆さんも、とても嬉しそうでした。
発表やプレゼンテーションは、教科書を見て学べるものではありません。実際に自分で体験し、実践する中で身につく力。
発表をすること自体がエキサイティングで、子どもたちにとってはビッグイベント。どの子もきっと大きな達成感を抱いていることでしょう。にぎやかに軽い足取りで教室を出ていく後ろ姿は自信に満ち溢れ、小さなエンジニアたちの未来が見えてくるような素敵な瞬間でした。
発表会を見た保護者の方にお話を伺いました!
1年生からクレファスに通っていますが、最初の発表会はただメモを読み上げるだけで精一杯という感じでした。今日の発表会では、ロボットの動きの意味についても話していたので驚きました。
内容を理解して、きちんと説明ができるようになっていることに成長を感じました。
クレファスが大好きで、とても楽しく通っています。
普段の授業に加えて発表会もあることで、人前で話したり、思っていることを相手にきちんと伝えたりする練習にもなっていると思います。他のお子さまも素晴らしいロボットと発表で、とても楽しく拝見しました。
2年生になって、クレファスでの学びの影響からか、社会問題に関心を持つようになりました。捨てられたゴミを食べるためにクマが出ているニュースを見て、ゴミの分別を思いついたようです。クレファスの授業で、本人なりに考え理解して、自由な発想で形にしていくプロセスで、たくさんのことを学んでいるのではないでしょうか。
こうした発表会では、家にいる時とは違う、普段、見ることができない息子の姿がわかるのがとても嬉しいです。
Crefus(クレファス)の学びは中学・高校・大学へとつながる
今回取材した教室の発表会は、クレファスの生徒さん達にとってファーストステップ。定期的に開催される教室の発表会から、Crefusコース(小3以上)では発表会が年に2回、競技会(クレファスカップ)が年に1回行われます。各教室でのクレファスカップで優秀な成績を収めた生徒は全国大会へ挑みます。さらには、Crefusの枠を超え、チームで取り組む世界最大級のロボット競技会FLL* に出場する生徒も毎年たくさんいます。
小学校でも調べ学習を重視し、発表の機会が年々増えています。中学・高校では、探究学習への取り組みが盛んです。探究学習は、課題を設定し、情報を集め、整理・分析をして、まとめて発表する4段階がポイント。文部科学省は次のような図で、探求学習を解説しています。
これはまさに、クレファスが日頃から行っているSTEAM教育に通じています。
また、過去のコエテコ取材で、Crefusの岡崎学園長は「私たちが大切にしているのは、お子さま自身が課題を見つけ、考え、試行錯誤しながら解決する過程です」と語っていることからも、クレファスの方針が伝わってきます。
子どもたちはクレファスに夢中になり、楽しくて面白くて、興味がわいて、どんどん知識やスキルを吸収していきます。
教室の発表会から始まり、全国大会への出場や、さらには世界をめざすことだって叶うかもしれません。子どもたちはみんな無限の可能性を秘めているのですから!
(取材)Crefus全国大会に潜入!レゴ®教材でロボット製作・プログラミングを学んだ生徒が大集合
設立から21周年目を迎え1万人以上の修了生を輩出する「Crefus(クレファス)」。毎年1回開催される全国大会「Crefus Cup(クレファスカップ)」は、各コースごとにエントリーした選手たちが学んだ成果を競います。本記事では大会の様子を、たくさんの写真と共にご紹介します。
この記事をcoeteco.jp で読む >参考:今求められる力を高めるための学習指導/文部科学省
未来を切り開く力を育てよう!
ロボットやプログラミング教室でどんな力がつくの?と、習い事の候補にはなるけれど一歩踏み出せない方もいるかもしれません。クレファスでは、遊びながらプログラミングの基礎を学び、理科や算数の力も自然と身に付きます。発表会では、考えたことを言葉にして伝える練習も! 創造力、論理的思考力、そして自信が育ちます。
未来を切り開く力こそ、これからの時代に必要です。お子さまの成長を応援しませんか?
発表会はとても良かったです。レゴが好きで入会しましたが、ロボット製作で理科や算数も楽しく勉強しているようです。
発表を見ていて、自分で考えて行動できるようになったなと嬉しく思いました。