「子どもにプログラミングを経験させてみたい。興味を持ってもらいたい」そうお考えの親御さんには科学館がオススメです。
科学館というと、科学に関するパネルや模型の展示があったり、プラネタリウムや科学実験教室などを開催していたりというイメージがあるかもしれません。しかし、最近ではプログラミングの体験スクールを開催している科学館もあります。
この記事では、関東近郊でプログラミング体験スクールを開催している科学館をいくつかご紹介します。
1.科学技術館
東京・九段下にある「科学技術館」では、小中学生を対象とした「キッズプログラミング倶楽部」というプログラミングスクールを開催しています。
体験クラスでは、キーボードの使い方を始めに習います。また、図形を描くための専用ソフトを使ってコンピュータグラフィックの基礎を習うものなので、初心者のお子さんは体験クラスに行ってみるのをオススメします。
また、初心者クラスになるといくつかのクラスがあり、それぞれ違うゲームを自分で作ります。コンピュータを使って画面上に図形を描いたり簡単なゲームを作ってみたりしてコンピュータの操作を覚え、プログラミングに慣れていくところからスタートします。
ある程度の経験を積んだ子ども向けの応用クラスでは、より複雑なゲームを作ったり、太陽系の惑星の動きをシミュレーションしたりとよりコンピュータを使いこなすテーマにチャレンジします。
子供向けの教室ではありますが、当日に空席があれば保護者も一緒に参加することができます。
また、「キッズプログラミング倶楽部」のサイトでは、過去の受講者の作品を閲覧できたり、授業で使用するソフトを無料ダウンロードできたりします。どんな授業をするのか、事前に知りたいという親御さんの参考になると思います。
科学技術館 「キッズプログラミング倶楽部」のサイト: http://etoys.jp/kpc.html
2.TEPIA 先端技術館
東京・青山、神宮球場のすぐ近くにある「TEPIA 先端技術館」では、「ロボットプログラミング・3Dプリンタ教室」を開催しています。受講対象者は小学5年生から中高生(※)が、子どもたちがものづくりに関心を持つきっかけとなるような授業をしています。
小学生が参加できるクラスでは、コンピュータで立体図を描いて3Dプリンタで出力したり、プログラミングでロボットの車が線の上を走るようコントロールしたりといった初歩的なロボットプログラミングを体験することができます。
中高生向けのクラスでは、自分でハンダ付けをして組み立てたコンピュータのプログラムをしたり、プログラムによってロボットアームを制御したり、大人顔負けの本格的なプログラミングに取り組むことができます。
ロボットや3Dプリンタに興味があるお子さん、自分の手を動かしてものを作るのが好きなお子さんにピッタリです。
TEPIA 先端技術館の公式サイト : http://www.tepia.jp/
※小学校3年生から親子で参加できるクラスもあります
3. はまぎん こども宇宙科学館
神奈川・横浜にある「はまぎん こども宇宙技術館」では、「ロボット&プログラミング教室」を開催しています。難易度やお子さんの学年によって、さまざまなクラスがあります。親子で一緒に参加できる「親子教室」があるのも特徴です。
低学年向けのクラスや親子教室では、レゴを使ったロボットや、スマートフォンで操作するロボットなどを使ってプログラミングの基礎を学ぶことができます。
高学年向けのクラスでは、イモムシ型ロボットを動かしたり、電子回路を使ってミッションをクリアしたりといった、ゲーム感覚でプログラミングを楽しく学べる体験ができます。
また、ロボットに坂道を走らせる実験を通して重心のバランスについて学んだり、あえてコンピュータを使わずにプログラミングの基本となるアルゴリズムの考え方を身に着けたりといったユニークな授業も行っています。
はまぎん こども宇宙科学館の公式サイト : http://www.yokohama-kagakukan.jp/
4.お近くの科学館に行ってみよう!
お子さんがプログラミングに触れる最初の一歩として、科学館のプログラミング体験スクールはオススメです。この記事でご紹介した科学館の他にも、プログラミング体験教室を開催している科学館があります。ぜひお近くの科学館に問合せをしてみてください。
そして、参加したお子さんがプログラミングに興味を持って、「もっとプログラミングを学びたい」と言い出したら、プログラミングスクールを検討してみるのもいいかもしれませんよ。
プログラミング体験スクールの日時や参加費、申し込み方法などについては、各科学館の公式サイトを見てみてください!