スクールのパンフレットや口コミだけでは、見つけにくいポイントもあるはずです。
今回は後悔のない教室選びのために、陥りやすい「教室選びの落とし穴」をご紹介。対処法も含めて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
講師が学生アルバイトばかり!
「学生なんて心配」?実はメリットもたくさん!
学習塾やパソコン教室のオプションコースで受講した際に起こりがちな「あるある」です。ちゃんとプロの人に習いたかったなと思っていたり、学生だし本当に大丈夫なの?と思うこともあるかもしれません。通う前に、どんな先生が教えてくれるのかをしっかり確認する必要があります。
とはいえ、学生のアルバイト講師はデメリットばかりではありません。パソコンに不慣れなうちは、親しみやすい学生講師のもとで学ぶのも、充分に効果的です。
アルバイト講師は大学生が中心。自らの専攻が理工系だったり、もともと自分もプログラミングをその教室で習っていた生徒だったりすることも多いので、大人よりも頭が柔らかく、「教えること」に慣れています。
また、学生講師はお子さんにとって、自分たち「子ども」と親や教師などの「大人」の中間にいる人。
お兄さん・お姉さんとして接しやすくなるため、頼れる存在になってくれるでしょう。
専門性重視ならエンジニア講師のスクールを探そう!
それでも、やはり専門性を高めたい、高度な知識を持つプロから学びたい場合は、講師が学生アルバイトだけなのは物足りなさを感じてしまうかもしれません。そのような場合は、自宅開業の専業教室、現役エンジニアがやっている教室を探してみてはいかがでしょうか。ご自宅の近くにない場合、映像教材やオンライン講座の受講もおすすめです。
思った以上に費用がかかった!
プログラミング学習は、子どもの習い事としては比較的高額なものです。教室によっては、普段の授業の他に出費が必要になる場合があるので、学習の継続が厳しくなる場合も多くあります。
具体的には、どのような費用がかかるのでしょうか?
予想外の初期費用「教材費」
パソコンの購入や教材の買い取りなどで、思わぬ初期費用がかかることがあります。買い取り教材は自宅で学習を進められるメリットもありますが、学習効率は教室で直接使って学ぶ方が良いのも確か。「どうしても自宅に教材を置きたい!」という希望がなければ、教材費が月額制であったり、月謝に含まれている教室を探しましょう。
また、専門性が上がってくると、自宅で学習する環境が欲しくなってくるかもしれません。ある程度実力がついたら、通学をやめて独学やオンライン受講に切り替えるのも良いでしょう。
おすすめのオンラインプログラミングスクール
「子どもに向いているか分からないし、まずは手ごろな価格のスクールで始めたい」「とはいっても、そこそこ本格的な勉強もしてほしい……」
そんな方は、「オンライン教室」はいかがでしょうか?
自宅で勉強できるので送迎の必要ナシ!
価格を抑えつつ、本格的な勉強ができます。
とくに、子どもに人気の「マインクラフト」を教材にしている「D-SCHOOLオンライン」は、子どものやる気が続きやすい!と人気です。
イベント・合宿費
民間の通学型教室の中には、プログラミングイベントや合宿などが定期的に開催されているところもあります。参加したお子さんが得る経験はかけがえのないものですが、おサイフ事情も気になるのが本音でしょう。とくに、遠方の都市部で開催される全国大会や国際イベントに出場したいと思うと、交通費も合わせれば「ちょっとした旅行分」程度の出費が必要になってきます。
イベントの参加費や頻度、どんなことを狙ってのイベントなのかを妥協せず質問し、納得のいくものにだけ参加することをおすすめします。
ほとんどの教室でイベント参加者のノルマはありませんが、もしノルマ達成のためにイベント参加を促されるような教室があれば、教室の変更を検討してもいいでしょう。お子さんの学びが第一です。
教室に男の子ばかりで「行きたくない」と言い出した
とくに小学校高学年以上になると、プログラミングに興味を持つお子さんは男の子のほうが多くなります。いざ教室に行ったら、男性講師と男子生徒の中で自分1人が女子…….なんてこともあり得る話。
気にしない子はいいのですが、中には心細くなってしまい「帰る!」と言い出す女の子もいます。
異性が苦手な女の子の場合、どのような教室を選ぶのがいいでしょうか。
女性講師のいる教室
最近は、スタッフに女性がいるスクールも多くなってきています。中には女性が運営しているスクールもあり、女の子でも安心して通うことができます。そもそも、エンジニアは女性が少ない職種です。先生もかつては心細い思いをしたかもしれません。細やかな気配りが期待できますね。
女の子の多いプログラミング教室に通う
どうしても少数派になりがちなガールズエンジニアのための教室もあります。プログラミングスキルの向上はもちろん、ディスカッションやプレゼンテーションにも積極的に取り組み、IT業界に限らず活躍するための論理的思考力や表現力を伸ばします。
女の子は人生のなかで、働き方を考え直さざるを得ない状況に出会いやすいものです。世界的に需要の高い技術を得ることで、自分らしく生きる力を伸ばすことができるでしょう。
振替ができない!
子どもが風邪を引いたり、家族の用事があったりと、授業を休まなきゃいけなくなった……なんてことありますよね?そんな時、違う日に振替授業を...と思っても、教室によっては対応できない場合があります。
多くの教室では振替制度がありますが、個人経営の教室などでは、曜日や時間が限られていたり、1日のみの開講などもあるので注意しましょう。
振替はあるものの、その教室ではなく、系列教室で……という場合もあるなど、教室によって違いがあるのでしっかりと確認しましょう。
入ってみたらちょっと思ってた内容と違った!
プログラミング教室に限らず、さまざまな習い事でもよくある失敗ですね。「名前が有名だから大丈夫!」「友達に勧められたから!」と思って入会したら、「雰囲気が合わなかった」「授業内容がやりたいのじゃなかった」などの理由で辞めたくなることがあります。
プログラミング教室には、さまざまな種類があります。同じロボット教室でも講師の教え方・やり方・テキストなどで、子どもの意欲は変わってきます。
子どもの性格によっても合う・合わないは変わりますので、入会する前には「教室見学」や「体験入学」をすることをおすすめします。
まとめ
パンフレットやチラシ、友達の口コミや見学の時点では良さそうに見えても、「本当にそこがベストな教室なのか」を判断するのは、実際のところ本当に難しいものです。最適な教室は、お子さんの適正や教室の特色によって変わってくるはずです。「ちょっと違うかも?」と思ったら無理に続けず、お子さんが本当に楽しく学べる教室を探しましょう。