土日だけプログラミングを副業にして稼げるのか、どんなメリットがあるのか、その他、週末の副業に関する注意点についても紹介します。
プログラマーの副業「土日で在宅ワーク」が増えている
現役のプログラマーやエンジニアが収入に満足できず、週末に個別の案件をとって副業する人が増えています。また、他の業種で働きながらプログラミングを学び、ひとまず本業の仕事を継続しつつ、土日だけ副業としてプログラミングの仕事を採っている人も増えています。
上記はパーソルキャリアのメディアが調査した結果ですが、エンジニア(プログラマー含む)の副業経験率は40%にのぼります。現在は本業のみに専念している人もいますが、多くの現役エンジニアが一度は「副業してみるかな?」と検討し、実際に行ったことがあるのがわかりますね。
では、現役プログラマーやエンジニアと、これからプログラマーをめざし副業にしたい人にわけて、メリットやどんな副業の案件があるか、などを紹介していきます。
現役プログラマー・エンジニアが土日で副業する
メリット-
現役エンジニアは土日副業でも報酬の高い案件で稼げる
→実績+スキルがあるので好条件の仕事を受注しやすい - 新しいスキルを身に付けられる
→今のスキルを活かしながら新しい領域にチャレンジできる - 人脈が広がる
→勤務先とは違う人脈が広げられる
現役エンジニアは副業でどれくらい稼げるか

現役のエンジニアといっても、それぞれ分野が違うでしょうが、実績があるので副業の案件はかんたんに見つかります。とはいえ、報酬がずば抜けて高いものは日数や手間もかかるわけで、週末にサクッと作業して稼げる案件を受注するケースが多いようです。
実際に土日だけ副業を継続的に行っている場合、「1万円〜10万円」が平均的な収入レベルと考えられます。真ん中をとって5万とした場合、少ないように感じるかもしれません。でも年間にすれば60万円、年収を60万円アップするのは実際には大変なことです。
勤務先では出会えない取引先や企業と接点を持てることも、副業のメリットです。たとえば最初はさほど報酬が良くなくても、いったん信頼されれば、次第に短時間・短期間でできるコスパの高い案件をもらえる可能性も広がります。また、いずれフリーランスとして独立したい場合には、最初はエンジニアとしてフルタイム勤務しつつ、土日の副業で取引先を開拓することで将来へとつながります。
ポイント
案件を探すのに時間をかけすぎるのは非効率的副業で実はもっとも大変なのが「仕事を探すこと」です。自分ができる内容でなるべく高い報酬、信頼できる相手を探し、受注に至るまでが思った以上に時間がかかります。案件を探すのにまるまる1日使ってしまうことも少なくありません。
現役エンジニア向けのジョブマッチングサイトを利用するのもひとつの方法です。クラウドソーシングなら条件を絞り込んで検索していきましょう。
最初のうちは、通勤や昼休みなどスキマ時間を利用していろいろな業務委託の条件を見比べながら自分のスキルに照らし合わせて良さそうな案件をブックマークします。時間がある時にさらに絞り込みながら、クラウドソーシングやジョブマッチング、エンジニアに特化したエージェントなど、どこから仕事を探すのがベストか見極めていきます。
ある程度、決まったところから決まった案件を受けるようになれば、仕事探しの手間がなくなり効率良く仕事を受けられるようになります。
現役プログラマー・エンジニアにおすすめの「土日でできる案件」
- 完全リモート・短時間で効率的にできる案件を探す
- オンラインプログラミングスクールの講師
- ITスキルを活用したライティング
もうちょっと手軽に報酬を稼ぐのなら、たとえばプログラミングスキルを活かした「講師」や「ライター」という選択肢もあります。

こちらは時給2,000円となっていますが、たとえば土日の午前中に4時間、オンラインで講師をすれば、8,000円×2=16,000円です。毎週末に行ったとすれば、月額で64.000円の収入になりますね。土曜日だけに限定しても32,000円です。
プログラミングをするだけでなく、プログラミングのスキルを活用した副業は普段の業務と違うので新鮮ですし、新しい体験にもなります。
未経験から土日だけプログラマーとして副業する
メリット-
未経験から“経験者”へのステップになる
→簡単な案件を積み重ねて経験値を上げられる - 収入を確保しながらキャリアチェンジにシフトできる
→本業で生計をたてながらプログラマーをめざすためのステップアップが可能 - 人脈が広がる
→プログラミングの仕事を通じた人脈作りが可能
未経験からプログラミングを副業にできるのか
結論から言えば、まったく実務経験がないのにプログラミングの案件をフリーで受注できるかと言えば、難しいのは事実です。仕事を発注する側としてはプログラマーとして働いたことがない人に、案件を任せるのは不安です。そこが未経験からプログラマーになる難しさです。最初は大変ですが、週末だけプログラマーのアルバイト経験するのは良い方法です。たとえ期間が短くても、とにかく現場で働いた経験があれば、案件を受注しやすくなります。
学びながらプログラミングを副業へとつなげる方法のひとつとして、プログラミングスクールを活用することもおすすめです。プログラミングスクールでは、クラウドソーシングやクリエイターチームと提携・協力し、カリキュラム修了後には実際に案件を紹介してくれるところもあるので検討してみましょう。
ポイント
収入は二の次!未経験から経験者へとなるのが大事副業をする以上は収入を増やしたいとは思いますが、未経験者ならまずは「経験」を積んでスキルを磨くのが重要です。最初から条件が良く高い報酬が得られる案件は受注できません。未経験者・初心者のうちは、安くても必ずできる案件を受注し、足りないスキルがわかれば学んで、経験者としての土台を作りましょう。
初心者が副業としてプログラミングの仕事をとる時
- 初心者向けの簡単な案件を数多くこなす
- 目的や希望が叶うようにスキルと体験を積み重ねる

特に簡単なコーディングは料金こそ安いかもしれませんが、未経験からスタートするには向いています。

また、上記のような、簡単なプログラミングの案件もあります。
プログラミングスクールで学ぶときは、基礎を覚えたら、なるべく実践的な技術を身に付けましょう。講師に相談できるのならクラウドソーシング上から候補をいくつか選び「こういう仕事が今のプログラミングスキルで可能か」聞いてみるといいですね。
現役エンジニアが講師の場合、初心者、あるいは、あなたが現時点で学んでいるスキルを使ってできる案件について具体的に教えてくれるはずです。
こうして「案件を受注し、指示どおりに作業し納品する」流れを何度か繰り返していきましょう。たった1,100円!?と思うかもしれませんが、1時間でできれば時給1,100円です。経験値を増やせば、だんだんと良い仕事を得られるようになります。
副業に必要なプログラミングスキルが身につく、おすすめスクール
テックアイエス

現職を継続しながら、副業として収入を得たい方におすすめです。
また、「長期PROコース」も人気で、フルスタックでフロントからサーバサイド、チーム開発まで学べます。6ヶ月の学習期間+6ヶ月のキャリアサポート計1年間のコースとなっていますので、無料カウンセリングで詳細を聞いてみてもいいでしょう。
テックアカデミー

- Kaizen Platform社と提携
- 動画広告制作を学び条件をクリアーすればKaizenAdに登録し案件を受注できる
コードキャンプ

- 副業にピッタリのWebデザインを学べる
- バナー・ロゴ制作など週末でできるスキルがつく
テックキャンプ

- 実務と同じように開発を経験できる
- サービス開発からリリースまで体験
プログラミングの副業案件を見つけるおすすめサイト
プログラミングで副業をしたい人におすすめのサイトや案件紹介サービスをご紹介します。furien(フリエン)
furien(フリエン)はすべてのフリーランスエンジニアを支援する案件・友人サイト。累計掲載案件数は30,000件以上で、80%の利用者が収入アップを実現しています。各種エンジニアやプログラマー、コンサルタントやWebデザイナーなど幅広いIT系職種の案件紹介に対応しており、平均単価は72万円と業界でもトップクラスの高額案件を揃えているのも特徴です。
フリーランスエンジニアはもちろん「これからフリーランスとして独立したい」「週2~3日だけ働きたい」などさまざまなニーズに対応するべく、専任コンサルタントや専任キャリアアドバイザーが支援を行います。報酬支払いにはフリエンペイを利用し、先払いや即日払いも可能です。
Lancers Agent(ランサーズエージェント)
Lancers Agent(ランサーズエージェント)はリモート案件90%以上&原則エンド直の高単価案件が探せるサイトです。フリーランスマッチングのリーディングカンパニーであるLancersグループ企業が運営しているため、ランサーズの40万社と連携していることが特徴です。
また、サービス手数料を公開していることも大きな特徴で、フリーランスの方とクライアントに手数料率を公開することで透明性の高い契約を実現、納得の案件を見つけることができるでしょう。
※以下の言語・FWで経験年数3年以上のものが1つ以上ある方が主な対象となります。
Java・PHP・Python・Ruby・Go・Scala・JavaScript・Swift ・Objective-C・Kotlin・
Unity ・C#・C++ ・R・TypeScript・Stylus・ESLint・Vuex・Rust ・Dart
Midworks(ミッドワークス)
フルリモートや週3〜4勤務の案件などもあり、なかには年収が600万円→1200万円になった方もいるとのこと。
・お仕事が切れても60%まで報酬保障のため、安心してはじめられる。
・フルリモートや週3〜4勤務の案件など豊富な案件で、自分に合った案件を見るけることができる。
ITプロパートナーズ
さまざまなフリーランスエージェントのなかでも週2、3回から始められる案件紹介数が多いITプロパートナーズ。利用者のニーズに合わせてリモート案件や稼働時間が柔軟な案件を多数揃えています。仲介業者を挟んでいないため高報酬な案件も多く、週3回稼働で月収50万円前後の仕事を紹介することも可能です。副業でもしっかり稼げる案件を探したい人におすすめです。利用の際はまずITプロパートナーズとの面談を行い、その後企業との面談や契約交渉、債権管理においてエージェントサポートを受けることができます。業務開始後も定期的に専属エージェントがフォローしてくれるので、副業未経験の方でも挑戦しやすいでしょう。
クラウドテック
クラウドテックはエンジニアやデザイナー向けの案件紹介サイトで、上場企業のクラウドワークスが運営しているサービスです。案件の傾向としては「実務経験2年以上」「平日のまとまった時間に行う」といったリモート案件が多く、平日に副業したいプログラマーにピッタリです。株式会社サイバーエージェントや株式会社ミクシィなど、信頼性の高い企業が72万社登録しているのもクラウドテックの強みでしょう。利用の際はまずポートフォリオを登録します。クラウドテックからの推薦はもちろん自分で気になった企業に応募することもでき、キャリアサポートを含む三者面談を行います。登録から契約までの目安は2週間~1か月ほどです。
リモートビズ
リモートビズはリモートワークに特化したエージェントサービスで、家庭や仕事、海外居住など幅広い生活スタイルに合った副業が見つかります。実働時間で報酬を受け取ることができるので、隙間時間に働くモチベーションを維持しやすいでしょう。また定期的に仕事を受注することができるので、途中で間が空いてブランクができる心配もありません。最短で利用当日に受注可能というスピード感で、いち早く副業案件を決めたい人にも向いています。
レバテックフリーランス
フリーランスエージェントとして随一の認知度を誇るレバテックフリーランス。常時提案可能案件数は約4,000件で、プログラミング言語や各エンジニアの担当分野から仕事を探すことができるため自分のプログラミングスキルを最大限に活かせる副業が見つかるでしょう。エンジニア専門の担当者が営業活動やトレンド調査代行を行っており、収入やスキルを高めるためのサポートをしてもらうことができます。さらに税務処理や人間ドッグ、食事や旅行をお得に利用できる特典付きなのも大きなポイントの一つです。
業界最大級のリモート、複業・副業案件がありますので、まず無料会員登録をして案件を探してみるとよさそうですね。
※週3日以下の案件はハイスキルが求められます。
土日にプログラマーが副業をするときに注意すべきこと

- まず会社の副業規定を確認しよう
- 本業に支障がでないようにしよう
- 収入によっては確定申告が必要になる
- 仕事のしすぎで周囲を巻きこまないようにしよう
土日も仕事をすることで寝不足になったり疲労度が増して、本業がおろそかになるようでは本末転倒です。あくまで土日だけ副業は「お小遣い稼ぎ」くらいに割り切って、厳しい納期の仕事や大量の案件を受注しないようにしましょう。ちなみに年間で20万円を超えたら、会社員でも確定申告が必要です。
もうひとつ、もし家族と暮らしているのであれば、お休みである週末にずっと仕事をしていると意外と周囲の人にとってもストレスに感じることがあります。仕事をしているからと気を遣ったり、のんびりしたくてもしづらかったり、お昼ご飯の用意をしたり……普段から在宅ワークでワークスペースがあればまだしも、リビングの一角で仕事をされると落ち着かないものです。
土日だけ副業は「ガッツリ週末すべてをつぶして仕事をする」のは、なかなか難しいことも理解しておきましょう。