「でも、プログラマーって具体的にどんな仕事をしているんだろう?」
プログラマーと一言でいっても、仕事の内容がイメージしづらい人もいるかもしれませんね。
プログラマーとして就職することを検討している人のなかには「何を準備すれば良いのかわからない」という人もいるでしょう。
この記事では、プログラマーの具体的な業務内容やプログラマーになるための手段についてご紹介します。まずは、プログラマーはどんな仕事なのか?を見ていきましょう!プログラミング業界への就職を考えている方におすすめです!
就職する前に考えよう!プログラマーとは?
プログラマーは「プログラム言語」を利用して、ソフトウェアやシステムを作る仕事を指します。身近なものでいえばスマートフォンやテレビ、金融や物流などのシステムまで、あらゆるニーズに沿ったシステムを構築するのがプログラマーです。
総務省の日本標準職業分類では、プログラマーは「専門的・技術的職業従事者」のうち中分類「情報処理・通信技術者」に分類されています。システムコンサルタントやシステム設計者、ソフトウェア作成者などと同じ分類の職種です。
通常は、システムエンジニアが作成した仕様書をプログラマーへとバトンタッチし、プログラマーがシステムを作るという流れになっています。プログラマーはエンジニアと呼ばれることもありますが、システムエンジニアとは異なる職種であることを覚えておきましょう。
プログラマーの仕事内容
社会のありとあらゆる所で、プログラマーが構築したプログラムは日夜動き続けています。業務内容は、社内システムの管理から各種サービス開発、ゲーム開発まで多岐に渡ります。
身近なものでは、スマートフォンのアプリがイメージしやすいでしょう。
アプリのアイコンをタップするとアプリが起動するようになっていますが、それもプログラマーの仕事の1つです。「〇〇をしたときに△△をせよ」とシステムへ命令を下すのが、プログラミングですね。
参考:プログラミングの仕事
就職にも有利なプログラマーの種類
プログラミングには、大きく分けて3つの種類があります。- WEBプログラマー
- ゲームプログラマー
- アプリケーションプログラマー
業務内容にはさまざまなものがありますが、当然難易度も大きく異なります。そのため、自身が持っているプログラミングスキルによって、手掛ける仕事の幅もおおきく広げていくことができます。
プログラマーの有効求人倍率
厚生労働省が運営する職業情報サイト「Job tag」によると、2022年(令和4年)度のプログラマーの全国有効求人倍率は、1.79倍です。同年のハローワークにおける平均有効求人倍率は1.31倍であるため、プログラマーの市場ニーズは高いといえます。プログラマーの有効求人倍率で注目したいのは、特に都市圏でのニーズが高い点です。
- 東京都の有効求人倍率:3.69倍
- 愛知県の有効求人倍率:2.19倍
- 大阪府の有効求人倍率:3.10倍
IT人材の流動性が特に高いといわれる都市圏では、プログラマーとして活躍するチャンスが十分にあることが分かります。
参考:プログラマー - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:一般職業紹介状況(令和5年3月分及び令和4年度分)について |厚生労働省
IT業界はプログラマーが不足しており未経験でも就職を狙える
IT業界ではプログラマーが不足していることが問題視されており、日本ではプログラマーの量と質の両方で不足していると考えらています。出典:DX白書2023
IPA(情報処理推進機構)が公表しているDX白書2023では、日本企業の約8割が「プログラマーの量の不足」または「プログラマーの質の不足」を抱えていると回答。過不足はないと感じている企業は2割以下にとどまり、米国企業と比較するとプログラマーの充足感に大きな開きがある現状です。
つまり日本の大半の企業でプログラマーの人材確保に取り組んでおり、プログラミングスキルさえあれば処遇や労働条件が良い状態で働ける可能性が高まっています。
参考:IT業界人材不足について
参考:IT業界はやめとけ?
DX化へ取り組む企業が増えており今後プログラマーなどが求められる
近年DX化を推進する企業は増加傾向で、第4次産業革命実現に向けたビジネス改革の流れが始まっています。2004年に提唱されたDXは『デジタル・トランスフォーメーション』を指しており、取り組みの内容としては「既存の枠組みを超えてデジタル変革を人々の生活に浸透させる」というものです。DX化により人々の日常生活がさらに豊かになると考えられています。
出典:IPA(情報処理推進機構)『デジタル時代のスキル変革等に関する調査報告書』
現状としては日本企業全体でも過半数の6割がデジタル事業ないしDXを実施。新たなサービスや製品の創出はもちろん組織の根本的な改革などの成果にも繋がっており、今後もDX化を取り入れる企業は増えていくと考えられます。
DX化の流れによって新たなビジネスモデルが確立されることになれば、プログラマーの人材確保やマネジメントの在り方も変化します。今後ますますプログラマーが「この企業で働きたい」と思える労働条件や文化、育成システムが整備されていくでしょう。
新卒でプログラマーとして就職するためには
新卒でプログラマーとして就職するためには、在学中に基礎的なプログラミングスキルを身に付けること・プログラマーを育てる社風のある企業を選択することが必要です。参考:プログラマーになるには
新卒からプログラマーを目指す人がすべきこと・目指すべきポイントをご紹介します。
大学生のうちにプログラミングスキルを身につけ仕事を行う
大学在学中に、基礎的なプログラミングスキルを身に付けましょう。学習する言語は、自分の興味がある分野・将来活躍したい分野に合わせて選択することが大切です。各開発現場で使われる言語には、以下のようなものがあります。
- Web開発:HTML、CSS、JavaScriptなど
- アプリケーション開発:Java、C#、Pythonなど
- ゲーム開発:Unity、Unreal Engineなど
- AIや機械学習:PythonやRなど
- クラウドやIoT:JavaやC#など
また在学中に、インターンや副業で実践力を付けることも重要です。就職活動では、現場経験があることは大きな強みとなります。他の候補者と明確に差別化しやすく、採用の可能性が高まるはずです。
インターンの募集は、企業サイトなどで確認できます。エントリーシートやポートフォリオの提出を求められることがほとんどのため、応募前にいくつか作品を作っておくのがおすすめです。
参考:大学生向けプログラミングスクール
完全未経験からでも教育してくれる企業へ入社する
新卒からプログラマーを目指すのであれば、未経験歓迎の企業を選ぶのも有益です。未経験・新卒のプログラマーを募集する企業は、若手ならではのポテンシャルを期待していることがほとんどです。「教育していくこと」が前提の採用であるため、実戦経験やプログラミングスキルは必ずしも必要とはされません。
ただしポテンシャル採用の場合、人柄や熱意・学習意欲の高さなどが重視される傾向があります。企業の社風と合うか・企業理念を理解しているかなども重要なポイントとなり、徹底的な企業研究は欠かせません。
志望動機や採用面接では、「完全未経験からでも、貴社のプログラマーとして活躍したい」という強い意志ややる気を感じさせることが必須です。
参考:プログラマー未経験
プログラマーとしての就職が向いている人の特徴
プログラマーに向いている人は、一体どのような人なのでしょうか?知的好奇心が旺盛な人
プログラミングを行うにはプログラミング言語をはじめとして様々な技術を習得する必要があります。そしてそういった技術は日々進化をしており、プログラマーとしてはそれらを常に勉強して取り入れていくことが必要になります。そのため、知的好奇心が旺盛で、新しい技術に対して興味を持って常に勉強を続けられる人がプログラマーに向いているでしょう。
粘り強く物事に取り組める人
プログラミング言語を処理するコンピュータは、プログラミングされた通りに動きます。逆に言えば、プログラミングに少しでも間違いがあると正常に動作してくれません。人間であれば、少しの間違いなら自分で気づいて対応してくれますが、コンピュータの場合そうはいきません。正常に動作しない場合、何が間違っているのかを特定するのはそれなりに大変な作業です。それは、たくさんのコードの中から間違っている部分を特定する必要があるから。そのため、プログラミングを行うためには粘り強く検証を行っていく力が必要になります。
プログラミングスクールおすすめ30選【2024年最新版比較】
この記事では、おすすめのプログラミングスクールと、オンラインプログラミングスクールおすすめや選ぶときのおすすめポイントをわかりやすく比較します。ITスクールやプログラミング講座、エンジニアスクールとも呼ばれていて、IT業界への転職や副業、フリーランスを目指す方におすすめです。オンラインスクールで今年こそ一歩を踏み出しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >論理的に考えるのが得意な人
繰り返しになりますが、コンピュータはプログラミングで命令された通りに動きます。そのため、適当な指示では動作してくれません。人間に命令や指示をする時以上に、細やかな命令を行う必要があります。どのような命令が必要で、どのような順番で処理をしてもらえば良いのか。目的から逆算してそれらを論理的に組み立てていく力が、プログラミングをする上では必須になってきます。
就職に強いおすすめのプログラミングスクール7選
これからプログラミングスクールを選ぶことを考えているなら、プログラマーへの夢を確実に後押ししてくれるスクールを選びたいですね。ここでは、おすすめのプログラミングスクール卒業後の就職先例をご紹介します。是非、参考にしてみてくださいね。DMM WEBCAMP
働きながらプログラマーを目指したいなら、DMM WEBCAMPが強い味方になってくれます。
「COMMIT」コースなら専門実践教育訓練給付金を利用して最大56万円のキャッシュバックが受けられるなどお財布にもやさしいスクールとして有名です、転職成功率98%(所定の学習及び転職活動を履行された方の割合:2022年2月時点)という実績があるスクールです。
難解なプログラミングで挫折してしまう人が多いなか、DMM WEBCAMPではライフコーチが学習をサポートしてくれるからモチベーションも維持しやすいといわれています。
また、転職支援や卒業後もキャリアアップを支援してくれるエンジニアコミュニティがあるから、卒業後までフォローが手厚いスクールとして人気があります。DMM WEBCAMPを卒業後の就職先は以下の通りです。
- DMM.com
- チームラボ
- パソナテック
- Game8
- Coincheck
DMM WEBCAMP卒業生インタビュー|織物工業→エンジニア転職、『三國志』を諦めプログラミングスクールへ!?
最近、あるプログラミングスクールへの申し込み数が飛躍的にアップしています。 そのスクールこそ「DMM WEBCAMP」。転職保証つきの「COMMIT」なら56万円ものキャッシュバックが受けられます。今回は「DMM WEBCAMP COMMIT」を実際に卒業され、この8月からエンジニアとして働いておられる貝野さんに独占インタビュー!前職の経験から転職活動まで、本音でくわしく伺いました。
この記事をcoeteco.jp で読む >テックアイエス
テックアイエスは、スキルを学ぶところまでではなく、転職・独立をゴールに置いた指導を実施するプログラミングスクールです。
“自立とスキル育成の徹底サポート”を掲げているだけあり、不明点があれば、5分以内に現役Webエンジニア講師と画面を共有しながら問題の解決に取り組みます。
また受講中は、チーム開発などの実践に近いカリキュラムが設けられており、机上の学びだけではなく実践的な開発にも挑戦できる点が魅力。さらに受講生が転職・独立できるようになるまで専門スタッフが徹底したサポートを提供してくれます。
転職・独立後も「卒業生コミュニティ(テックアイエス・ラボ)」に加入できるため、横のつながりを作ることもできるでしょう。
転職・独立をゴールに掲げているテックアイエスであれば、プログラマーへの夢を確実に実現できるでしょう。
RaiseTech
転職支援・就職支援・副業案件獲得を無期限でサポートしているのは、RaiseTechです。期間の制限がないため、焦らず自分のペースでサポートを受けられるでしょう。もちろん学習期間も無期限。納得がいくまで好きなだけ学ぶことができます。質問回数も無制限なので、理解できるまでとことん質問可能です。自分のペースで進めたい方や、本業や育児などが忙しくて時間をかけて進めたい方などに向いているスクールと言えるでしょう。
転職支援は、転職クエストや、学習状況をポートフォリオ化するBuildUpと提携することによりサポート。案件獲得支援は、Web営業特化のオンラインスクールであるWSSクラスと提携してサポートを行っています。すべて無料かつ無期限で利用できるため、就職の強い味方となるでしょう。
LINEヤフーテックアカデミー
LINEヤフーテックアカデミーでは、専属のキャリアカウンセラーが転職活動をサポートしています。1,000社以上もの豊富な未経験者向け求人が用意されているため、希望にマッチする転職先を見つけやすいでしょう。同スクールを運営しているのは、「LINE」と「Yahoo! JAPAN」を展開するLINEヤフー。日本最大級のWebサービス企業が監修するカリキュラムは、ここでしか学べません。「Yahoo! JAPAN」の人材開発研修を受講済みのプロ講師から教わることで、現場で役立つ実践的なスキルが身につくでしょう。
サポートが手厚いのも、同スクールの魅力です。週2回のマンツーマンメンタリングと毎日のチャットサポートにより、挫折しにくくモチベーションを保ちやすくなるでしょう。
ヒューマンアカデミープログラミング講座
自分のペースでプログラミングを学びやすいのは、ヒューマンアカデミープログラミング講座です。オンラインではもちろん、土日や平日の20時以降も利用できる全国の23校舎でも質問や相談を受け付けています。回数無制限で質問できるため、分からないことを解消しやすくつまずきにくいのが特徴です。Pythonを中心に確実に必要な知識や技術を身につけていけるため、講座の受講生と修了生のうち90.9%が内定を取得しています。ヒューマンアカデミープログラミング講座卒業後の就職先は以下の通りです。
- 株式会社オプト
- トランスコスモス株式会社
- ソフトバンククリエイティブ株式会社
- リンクシェア・ジャパン株式会社
- 株式会社コナミデジタル
RUNTEQ(ランテック)
プログラマーとして働くときに役立つスキルが得られるのは、RUNTEQです。
RUNTEQの特徴として、。800時間以上の学習量をこなしながら、利用者目線でプログラミングを開発する視点を学ぶことができます。つまり、RUNTEQで学べば、現場で求められる即戦力になれる人材を目指せるでしょう。
知識豊富な現役エンジニアがサポートしてくれるから、つまづいたところを質問しやすいところがポイント。疑問を残さず、学習を進めていけるのがメリットです。RUNTEQを卒業後の就職先は以下のような会社があります。
- チームラボ
- スタートアップテクノロジー
- SARAH
- TRIVE GROAP
RUNTEQ(ランテック)卒業生インタビュー|小学校教員→エンジニアに!半年間プログラミングスクールに通い、転職を成功させたコツとは?
オンライン授業やテレワークなど、デジタル化の機運が高まった2020年。まったくの未経験からエンジニアとして就職・転職するなんて、本当に可能なのでしょうか?転職の"リアル"を聞き出すべく、この記事では、この9月からエンジニアとして働く遠藤さんに「NGなし」の突撃インタビューを敢行しました!
この記事をcoeteco.jp で読む >POTEPAN CAMP
「ここで働きたい!」と思う就職先への転職を希望しているなら、POTEPAN CAMP。
初心者でもプログラミングをスムーズに始められるよう、初心者向けのWebアプリケーションコースがあります。エキスパートを目指すなら、Railsキャリアコースを選択してみましょう。転職成功者のWeb系開発企業への内定率は100%(29歳以下の転職サポート実施ユーザー2021/7~2021/9までの実績)を誇っているのも大きな魅力と言えるでしょう。
プログラマーにとって必要な知識が楽しく身に付けられるよう、POTEPAN CAMPでは「ポテパンスタイル」も更新されています。実際のプログラマーが語るリアルな声もインタビューされているため、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。ポテパンキャンプを卒業後の就職先は以下のような会社です。
- レバレジーズ株式会社
- 株式会社オールアバウト
- チームラボ株式会社
- 株式会社ファンデリー
ポテパンキャンプ卒業生インタビュー|大手電機メーカー→エンジニア独立、有名国立大卒が選んだプログラミングスクールとは
「ココを紹介していないメディアは信用できない!」現役エンジニアからそう評されるプログラミングスクールがあります。そのスクールこそ「POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)」。この記事では実際にポテパンキャンプを卒業され、大手電機メーカー → 自社開発企業に転職 → フリーランスとしてベンチャー企業で活躍されているりょうまさんにお話を伺いました。
この記事をcoeteco.jp で読む >プログラマーとして就職を目指すときに有利な資格
現役のプログラマーのなかには、独学で学んだ人もいれば大学・専門学校で学んできた人もいます。近年では、プログラミングスクール経由で転職を成功させている人も多くいます。つまり、プログラマーの夢を叶えるためには、多くの手段のなかから自分自身に適したものを見つけることが重要です。さらに、プログラマーを目指すときに有利になりやすい3つの資格も覚えておきましょう。これらの資格も「どのプログラマーを目指すか?」を決めてから、必要になる資格を選んで学習を始めるようにしたいですね。
プログラミングスクールであれば、未経験の方向けの転職サポートなどがあるため、キャリアチェンジを実現する方が増えてきています。
参考:プログラミングスクールの転職先
プログラマーとして就職するメリット
プログラマーとして就職すると、実践で学びながらプログラミングスキルを身に付けられます。キャリアパスを広げやすく、より自由な働き方の実現が可能です。プログラマーとして就職するメリットを詳しく見ていきましょう。
実績やスキルが身につけば独立しやすい
プログラマーとして就職すれば、現場に特化した実践的なスキルを身に付けられます。市場ニーズの高いプログラミング言語を複数扱えるようなプログラマーに成長できれば、フリーランスプログラマーとして独立することも可能です。フリーランスプログラマーになれば、働き方の自由度が高まります。好きな案件だけを請ける・好きな時間に働くなど、ワークライフバランスの実現が容易です。
フリーランスプログラマーとして活躍するためには、以下のスキルを網羅的に身に付けることを目指しましょう。
- 主要プログラミング言語への理解
- プログラミングの知識
- フレームワークやライブラリの知識
- データベースの知識
- コミュニケーションスキル
- プレゼンテーションスキル
- 業界の専門的知識・最新知識
企業プログラマーとしてコツコツ働くことが、将来の独立に必要な実績を獲得したりスキルを高めたりすることにつながります。
収入アップを目指しやすい
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」によると、2022年度のプログラマーの平均年収は550.2万円です。同年の会社員の平均給与は458万円ですから、プログラマーは一般的な職種よりも高額な収入を得ているといえます。またプログラマーは、スキルを身に付けることにより比較的キャリアアップが容易です。需要の高い言語を複数身に付けたり、専門性・希少性の高い分野でスキルを発揮できたりする人は、高収入を実現できます。
参考:エンジニア年収
特に英語スキルの高いプログラマーは、グローバル人材として重宝される傾向です。世界を股にかけるグローバル企業からオフショア拠点を複数所有する日本企業まで、キャリアアップ・年収アップのルートがさまざまあります。
参考:令和4年分 民間給与実態統計調査|国税庁
参考:プログラマー - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
なぜプログラマーとして就職するのはやめとけと言われる声もあるのか?
プログラマーの仕事はきつい部分も多く「やめとけ」という声も聞かれます。プログラマーとしての就職を目指す人が知っておくべき、プログラマーの注意点をご紹介します。参考:プログラマーやめとけ?
未経験の場合勉強の段階で挫折する人が多い
未経験者が独学でプログラミング学習を始めた場合、道半ばで挫折するケースは少なくありません。プログラミング学習の難しさを知っている人は「やめとけ」と言うでしょう。プログラマーになるためには、プログラミングの基礎やアルゴリズムとデータ構造、ソフトウェア開発の基礎知識の基礎知識を網羅的に学ぶ必要があります。情報科学などに触れてこなかった人には敷居が高く、専門用語からつまずくケースも少なくありません。近年は文系出身のプログラマーが増えているとはいえ、論理的思考力は必須です。
未経験者がプログラミング学習を始めた場合、習得までにかかる時間は約250~300時間といわれています。1日約5時間勉強したとしても2カ月近くかかり、勉強そのものが大きな負担となることは間違いありません。
「プログラマーになりたい」という強い意志を持った人でも、「教本の意味が理解できない」「覚えたことをすぐに忘れてしまう」などがあれば、モチベーションは下がります。プログラマーとして働く自分をイメージできず、途中で挫折してしまうのです。
参考:プログラミング勉強
地味な作業ばかりであることを理解しないとしんどい
プログラマーは最新のIT技術に触れる仕事であり、アプリやサービスには欠かせない仕事です。いわゆる「カタカナ系」の職業であるためイメージもよく、かっこいい・華やかなどのイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし実際のところ、プログラマーは開発工程では裏方です。要求分析や設計といった上流工程はシステムエンジニアが担当し、プログラマーは仕様書に従ってひたすらプログラムを打ち込むことが求められます。
「プログラマーは開発現場で大活躍する仕事」「プログラマーのスキルでシステムやアプリが作られる」などと多大な期待をしていると、理想と現実のギャップに苦しむこととなるでしょう。
独学でも就職に役立つプログラミングの勉強は可能
プログラミングを学ぶためには、情報系の大学や専門学校に進んだり、プログラミングスクールに通ったりするのが一般的です。ところが、中には独学でプログラミングの勉強を行なっている人もいます。プログラミングについて解説している書籍や動画はたくさんあるため、それらを使って独学をすることは可能でしょう。また、他の分野を勉強する際に独学が得意だったという方は、一人でも大丈夫な可能性が高いです。しかしそもそも独学が得意ではないという方は、プログラミングでも独学はおすすめしません。
参考:プログラミング独学
一言に「プログラミング」といっても、その範囲はかなり広いものです。そのため、「何から勉強したら良いのか分からない」「次は何に手をつけたら良いのか分からない」という事態に陥りがちです。また、慣れている人に聞けば数分で解決する単純なミスが、一人の場合は解決に数時間を要するということも日常茶飯事です。
独学が苦手で、かつお金に余裕があるのであれば、プログラミングスクールなどを検討してみるのもおすすめです。
目指したいプログラマー像を描いて就職にも有利なプログラミングスキルを身につけよう
第4次産業革命へと進んでいる日本において、プログラマーは仕事に困らない職種の1つだといえるでしょう。プログラミングの確かなスキルを身に付けることで、相応の報酬が得られることもメリットだといえますね。しかし、急速なスピードで変化を遂げている業界であるぶん、常にアンテナを張り学びを深めていく職業であるということも忘れないようにしましょう。大学生の方向けのプログラミングスクールもありますので、就職活動にも役立ちます。
まずは、目指したいプログラマー像をはっきりと描いてから、自分に必要な学習方法やプログラミングスクールなどを選ぶようにしたいですね。