独立する際には、自身の生活を支えられる年収を確保できるかが重要なポイントになります。Webデザインスクールへの入会を検討しているなら、どのような企業に転職できるのかもチェックしておきたいですね。
この記事では、フリーランスWebデザイナーの一般的な年収やスクールを卒業後の就職先もわかりやすく紹介します。
目次:
- フリーランスWebデザイナーとは
- 未経験でもフリーランスのWebデザイナーとして独立できる
- 未経験からフリーランスのWebデザイナーになるには?
- フリーランスのWebデザイナーとして働くメリット
- フリーランスのWebデザイナーとして働くデメリット
- フリーランスのWebデザイナーの案件単価相場
- フリーランスwebデザイナーが案件を探せるおすすめサイト
- フリーランスWebデザイナーになるには?スクールもおすすめ
- フリーランスのWebデザイナーを目指せるスクールごとの転職先
- Webデザインスクール卒業後の年収はどれくらい?
- 就職するときに年齢制限はあるの?
- フリーランスのWebデザイナーによくある失敗・注意すべきこと
- フリーランスのWebデザイナーが厳しいと言われる理由
- フリーランスのWebデザイナーとして案件を獲得する方法
- フリーランスWebデザイナーになる方法まとめ
フリーランスWebデザイナーとは
フリーランスとは会社や団体などに雇用されず、案件に応じて業務委託契約をして仕事をする人のことです。フリーランスとして働いている人の多くが、税務署に開業届を提出している「個人事業主」となっています。「フリーランスWebデザイナー」と名乗っている人のほとんどが、個人事業主として企業や学校、官公庁などと業務委託契約をして、インターネット上に設けたWeb(ウェブ)サイトの企画・デザイン・制作を受注しています。
小規模のWebサイトやバナーの制作などは一人ですべてをこなすこともありますが、大規模の案件ではフォトグラファーやコピーライター、ライター、プログラマーなどの他職種とチームを組んで分業することもあります。
参照:Webデザイナー - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)
会社員とフリーランスWebデザイナー(在宅Webデザイナー)の違い
会社員WebデザイナーとフリーランスWebデザイナーの大きな違いは「自由度」と「安定性」です。どちらもメリット・デメリットがあり、具体的な違いをあげると以下の通りです。会社員Webデザイナー | フリーランスWebデザイナー | |
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契約方法 | 雇用契約 ※労働法上の保護を受けることができる |
業務委託契約 ※労働者ではなくあくまで対等な立場 |
報酬形態 | 固定収入 | 売上が反映される ※固定収入がない |
仕事内容の決定権 | 会社・上司に決定権がある | 自分に決定権がある |
働く時間・場所 | 会社の規則に縛られる | 自分で自由に選べる |
社会保険や福利厚生の有無 | 有り | 無し ※保険料や税金は全額自己負担 |
会社員は労働力を提供する代わりに、労働法上の保護を受けることができます。これがいわゆる「安定性」で、毎月決まった日に固定給が振り込まれ、会社によっては保険料や税金の1/2〜2/3を負担してもらえることや福利厚生などの恩恵を受けられます。
フリーランスは安定性に欠けるものの、仕事内容や働く時間・場所・人などを自分の意思で決めることができ、働けば働いた分だけ報酬が自分のものになります。フリーランスを希望する人の多くがこの「自由度」の高さをメリットに感じていますが、全て自己責任になるため怪我や病気で働けなくなった場合の保険を会社員時代よりもしっかりと準備しておく必要があるでしょう。
フリーランスWebデザイナーとしての独立はおすすめ
Webデザイナーやプログラマーなどのクリエイターは「いずれ独立して自分の力を試したい」「裁量を持って活躍したい」と考えている人も少なくありません。Webデザイナーとしてある程度の経験を積み、やりたい仕事が明確で収入アップを目指している方に独立はおすすめです。ただし、先程も述べたように会社員と比べてフリーランスは自由度が高い分、安定性に欠けるところがあります。フリーランスとしての働き方にも向き不向きがあります。
フリーランスに向いている人の特徴は以下の3つです。
- スケジュールの管理能力が高い
- 安定性よりも変化を求めて楽しめる
- 金銭管理や雑務などの事務作業が苦にならない
フリーランスに向いていない人の特徴は以下の3つです。
- スケジュールの管理が苦手でよく遅刻やダブルブッキングをしてしまう
- 自分を売り込む営業や案件の交渉に苦手意識がある
- 不特定多数の人と良好なコミュニケーションを取るのが苦痛
フリーランスのWebデザイナーとして継続的に案件をもらうコツ

出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2021」より
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が行った実態調査「フリーランス白書 2021」によると、直近1年間で仕事獲得に繋がった方法は「人脈(知人の紹介含む)」「過去・現在の取引先」の割合が高くなっています。
実態調査から浮かび上がった「フリーランスで仕事を継続的にもらうコツ」は以下のものが考えられます。
- これまでの人脈や人との繋がりを大切にして信頼関係を築く
- 仕事上で結果を残して自分を売り込む機会を作る
まずはWebサイトやポートフォリオをまとめてSNSなどで発信する、エージェントサービスやクラウドソーシングで希望の条件に合わない案件でも真面目に行い実績作りといった方法がおすすめです。そこで得られた実績や人脈を広げていき、継続的に仕事をもらえるクライアントを地道に増やしていくとよいでしょう。
スキルに見合う報酬かどうかで案件を選ぶこともおすすめ
フリーランスのWebデザイナーが案件を獲得する際には、報酬の高さが気になるもの。報酬の高さで案件を選ぶことも大切ですが、未経験者の場合にはスキルに見合った案件であるかを見極める必要があります。報酬が高い案件ではCSSやHTMLのほかにも、JavaScriptなどのコーディングスキルが求められることも。さらに、Webデザイナーの案件では、UIデザインやディレクション業務を依頼されるケースも少なくありません。そのため、複数のスキルを並行して学びたい場合には、Webデザイナースクールを上手に活用したいですね。
未経験でもフリーランスのWebデザイナーとして独立できる
学習も仕事も経験していない全くの未経験であれば、フリーランスのWebデザイナーになることは正直難しいです。しかし、しっかりと学習をして経験を積み上げることによって、未経験の方でもWebデザイナーとして独立できるでしょう。おおまかな流れとしては、Webデザインの基礎学習の後に制作会社等でスキルと経験を積み、そこから独立という形になる場合が多いです。期間としては、基礎学習に約半年から1年。実務経験に数年間かかります。
ただし、上記はあくまでも目安で、学習にかかる期間や実務経験をどのくらい積むかによっても変わってきます。
フリーランスは、個人事業主の開業届を出すだけでなることができますが、大切なのはそのあとです。フリーランスとして仕事をするには、価値を提供できる十分なスキルが必要です。
未経験でもWebデザインの勉強はできる?
プロの専門職でも最初はみんな初心者なので、未経験でもWebデザインの勉強はもちろん可能です。特に社会人になって未経験からWebデザインを学ぼうとしている人は、効率よく勉強したいと考えているでしょう。未経験からWebデザインを学ぶときの代表できな勉強方法は、独学とスクールに入会する方法があげられます。独学とスクール、それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
独学 | スクール | |
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メリット |
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デメリット |
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まずは独学で「本当に自分が興味のある分野か」「適正はあるか」などを調べてから、体系的に学ぶためにスクールに入会する方法もありますし、スクールの勉強に加えて書籍や学習動画サイトなどの独学で深堀りしていく人もいます。どちらにせよ、自分に合った勉強方法を選択することが大切です。
未経験からフリーランスのWebデザイナーになるには?
ここからは未経験からフリーランスのWebデザイナーになるための方法をご紹介します。独学でスキルを身につける
Webデザイナーとして仕事をするためには、Webデザインの基礎やコーディングスキル、デザインツールを使いこなすスキルが必要です。学習範囲が幅広いので、基礎を習得するには半年以上の時間がかかると考えておきましょう。具体的には、教本を購入して流れに沿って学習したり、動画やサイト・オンライン学習サービス等を活用したりする方法があります。他にも自分が良いなと思ったサイトを真似して作ってみるのも学習方法の一つです。デザインの理由を考えながら取り組むことで、効率よくデザインスキルをアップできるでしょう。
独学は費用を抑えて学べますが、モチベーションの維持が大変です。目的・目標をしっかりと定めた上で学習に取り組むようにしましょう。
独学でスキルを身につける方法については、こちらの記事↓で詳しく紹介しています。
Webデザインを学べるスクールに通う
未経験からフリーランスのWebデザイナーを目指すなら、Webデザインスクールに通うのもおすすめの方法です。スキルは独学でも身につけられますが、Webデザインスクールであれば体系立てたカリキュラムが組まれているため、効率的な学習が可能です。またわからないことは講師に質問できるなど、Webデザインの学習に関する様々なサポートを受けられます。またスクール・コースによっては、フリーランスに欠かせない仕事の受注・納品方法や、お金の知識まで学べるところも。
ただしスクールに通うとなると、費用がかかります。「なるべく学習費用を抑えたい」という方は、オンラインで学習できるスクールや教育訓練給付制度を利用できるスクールを選ぶと良いでしょう。
会社でWebデザイナーとして働いたのちに独立する
最初からフリーランスではなく、一度会社でWebデザイナーとして働いた後に独立してフリーランスとなるのもおすすめの方法です。独学やスクールで基礎を習得したあとに、すぐにフリーランスになることも可能です。しかし実績がない状態であれば仕事を継続して受けることが難しい場合もあります。
会社でWebデザイナーとして働くと、実務経験を積むことができて、スキルアップも目指せます。全体の工程やノウハウも理解できるため、フリーランスとなったあとに仕事を請ける際にも役立つでしょう。また仕事でできたつながりを活用して仕事を受注できる可能性もあります。
フリーランスのWebデザイナーとして働くメリット
フリーランスのWebデザイナーには、メリット・デメリットどちらもあります。メリット | デメリット |
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フリーランスのWebデザイナーとして働く大きなメリットは、好きな時間・場所で働くことができ、自由度が高いことです。会社で勤務していると、満員電車や残業などが大変に感じることもありますが、フリーランスであれば、そのような悩みとは無縁になります。また働く量を増やしたり、スキルアップ等で高い案件を受注できるようになったりすると、その分の収入もしっかりと増やせるのも嬉しいですね。
フリーランスのWebデザイナーとして働くデメリット
フリーランスとして独立するメリットは多くありますが、デメリットも抑えておくことが重要。勤めているときとは異なり、自分で案件を受注し、納品しなければ収入が得られません。そのためには、常に新しいスキルやトレンドを常に学び続けなければいけませんし、スケジュール管理や金銭管理も自分で行う必要があります。フリーランスのWebデザイナーの案件単価相場
フリーランスWebデザイナーの案件の単価は、案件によって大きく変わってきます。例えばレバテッククリエイターでリモート可の案件を見てみると、2022年7月時点で最高単価で月95万円、最低が月10万円。月40万円〜65万円が多く、案件の内容も様々です。
クラウドソーシングサイトにも様々な案件がありますが、手数料も引かれてしまうので単価は低めです。未経験からの実績づくりには良いですが、稼ぐのにはあまり向いていません。
稼いでいくなら、フリーランス向けのエージェントを活用したり、ブログ・SNSで発信したり、知人・友人からの依頼を受けたりなどの方法で案件を受注していきましょう。
フリーランスwebデザイナーが案件を探せるおすすめサイト
レバテッククリエイター

はじめてのフリーランスを目指す人に向いているのは、レバテッククリエイターです。平均単価や追加案件数が一目でわかる「市場分析ダッシュボード」が利用できるから、フリーランスの市場の動向を把握しやすいことが魅力の1つ。
レバテッククリエイターはWeb・ゲーム業界に特化した案件を取り揃えており、業界に精通したコーディネーターが在籍していることが特徴です。案件の紹介だけではなく、フリーランスとして参画している間も、きめ細やかなサポートを受けられることがメリット。
なお、無料登録するだけで一部の福利厚生パッケージを利用することが可能です。案件を受注すると、税務関連の手続きやヘルスケアなど、フリーランスに役立つサービスが利用できます。
フリーランスWebデザイナーになるには?スクールもおすすめ
フリーランスのWebデザイナーを目指すなら、Webデザインスクールに通うことをおすすめします。スクールは実務で使う知識・スキルを身につけられるカリキュラムになっているので、仕事で忙しい方や家事・育児で時間が取れない方も効率よく学習できます。また学習の一環として、実際にWebサイト等を作る課題を設定しているところも多いです。作りっぱなしではなく、プロからのフィードバックやアドバイスを受けられるため、着実にデザインスキルを伸ばせるでしょう。
その他フリーランスのWebデザイナーを目指す人に向けて、手厚いサポートを準備しているスクールやコースもあります。
例えば、
- プロのWebデザイナーが専属メンターとしてつく
- 週に1〜2回のマンツーマンレッスン
- チャットによる質問サービス
- ポートフォリオ作成支援
- 案件紹介、受注・納品サポート
フリーランスのWebデザイナーを目指せるスクールごとの転職先
それでは、Webデザインスクールごとの転職先を見ていきましょう。DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPの転職先は、以下の通りです。
- ドクターキューブ
- Digital Capital
- USEN-NEXT GROUP
- HIS
- CROOZ
- Coinchech
カリキュラム内ではオリジナルデザインのWebサイトを制作することで、実践的なスキルが身に付けられます。デザインのほかにも、情報設計やナビゲーション設計なども学べることがDMM WEBCAMPの強み。
さらに、フリーランスを目指す受講生に向けて、現役エンジニア講師がフリーランス案件を獲得した後も手厚くサポートします。納品前に、制作物をレビューしてもらえることで、フリーランス初心者のWebデザイナーも安心して案件に取り組めます。
INTERNET ACADEMY

INTERNET ACADEMYの転職先は、以下の通りです。
- 株式会社ブランジスタ
- (有)Japan net-line
- バスクリエイト(株)
- 株式会社フラックススタジオ
- 株式会社PLAiiN
- (株)角川デジックス
- グレイビートレイン
Webデザイナー総合コースでは、PhotoshopやIllustratorの基礎知識からJavaScriptやレスポンシブデザインまで学べます。単価講座を利用すれば、UI/UXやウェブデザイン技能検定対策など、自身に足りない知識だけを補うことも可能です。
さらに、キャリアサポートとして、フリーランスとして独立するための支援も充実していることが特長です。ホームワーカーズコミュニティが、フリーランスとして案件を受注する際の営業や経理などを引き受けてくれることがメリットです。
SAMURAI ENGINEER

SAMURAI ENGINEERの転職先は以下の通りですが、具体的な企業名は掲載されていません。
- 大手ライフメディア企業
- 電子カルテ企業
- 大手名刺管理アプリ企業
- ゲーム開発企業
現場で活躍しているプロが講師を務めるため、現場で活用できるノウハウを学べることが強みです。授業に不安がある人でも納得できるところまで学習できるよう、専属マンツーマンレッスンを採用しています。
なお、SAMURAI ENGINEERでは、レッスンの質を高めるために毎月10名限定のコースとなっていることが特長です。そのため、入会を検討している場合には早めに無料カウンセリングを利用したいですね。
Webデザインスクール卒業後の年収はどれくらい?
フリーランスWebデザイナーの年収は、300~400万円が相場といわれています。活躍しているWebデザイナーでは、年収が1,000万円にも上るケースもあります。フリーランスのWebデザイナーは「収入が不安定になりやすい」というイメージがつきまといますが、Webデザイナースクールに通えば、案件を安定して受注するコツを教わることも可能です。フリーランスのWebデザイナーが年収をアップさせるためには、営業を代行してもらったり高単価案件を受注したりなど、案件の受注方法を工夫する必要があります。なお、未経験からフリーランスになる場合は、経験や信頼を積み上げることで年収がアップすると心得ておくことが重要です。
就職するときに年齢制限はあるの?
フリーランスのWebデザイナーの就職において、年齢制限はありません。ただし、一般的には、30代までの求人が多い傾向があります。40~50代でWebデザイナーに挑戦することも可能ですが、その場合にはプラスαの能力を求められるケースも少なくありません。30代以上からWebデザイナーを目指すなら、自身のスキルをアピールできるポートフォリオを制作しましょう。Webデザインスクールに通えば、完成度の高いポートフォリオを制作することも可能です。
フリーランスのWebデザイナーによくある失敗・注意すべきこと
フリーランスのWebデザイナーを目指している方は、実際に仕事でどんなことで失敗しやすいのか。また、注意すべきことがあるのか抑えておきたいですよね。フリーランスのWebデザイナーがしやすい失敗や、注意すべきことは、以下の3つです。
- タスク管理ができない
- 案件が思うように獲得できない
- スキルが足りず案件が終了する
タスク管理ができない
フリーランスのWebデザイナーがしやすい失敗の1つが、タスク管理です。フリーランスは自由度が高い分、やらなければいけないタスクも多くあります。- 案件の獲得
- クライアントとの連絡
- 事務作業
フリーランスであれば、上記のことをすべて一人でこなさなければいけません。案件を受けすぎると納品が滞ったり、他のタスクがこなせなくなったりと、うまく仕事を回せなくなってしまいます。
そのためフリーランスのWebデザイナーは、無理して案件を受けすぎないことや、効率的にタスクをこなしていくことが大切です。
最近はこれらのタスクを管理するツールやチャットツール、お金の管理ツールなど、フリーランスを支援してくれるツールも豊富にあります。ツールを上手に活用しながら、しっかりとタスク管理をしていきましょう。
フリーランスに向けたおすすめツールは、こちらの記事↓で詳しく紹介しています。
案件が思うように獲得できない
フリーランスのWebデザイナーとして困るのが、案件が思うように獲得できないことです。せっかく独立しても、案件がないと収入を得られず、生活に困窮してしまうことも。案件が獲得できるかどうかは、フリーランスのWebデザイナーにとって非常に重要な問題です。フリーランスのWebデザイナーが案件を獲得するには、以下のような方法があります。
- フリーランスエージェント
- クラウドソーシングサイト
- SNS等で発信
- 知人・友人からの紹介
クラウドソーシングサイトは、案件が多く仕事を見つけやすいのがメリットです。契約から納品まで、すべてサイト内で完結でき、手軽に取り組めます。ただし報酬は低めで、長期的に稼ぐのは大変です。
他にもSNSやブログ等で発信したり、知人・友人から仕事を紹介してもらったりする方法もあります。いくつかの方法を組み合わせながら、案件を獲得していきましょう。
フリーランスにおすすめの仕事の探し方は、こちらの記事↓で詳しく紹介しています。
スキルが足りず案件が終了する
スキル不足もフリーランスによくある失敗です。フリーランスは、即戦力となる高いスキルを売りに働きます。安定した収入を得るためにも継続案件を受注したいところですが、スキル不足であれば単発で打ち切られてしまうこともあるでしょう。
このような事態にならないように、独立前に自分のスキルで受けられる案件があるのか。また単価はどのくらいかをチェックしておくことをおすすめします。
低単価な案件しか受けられないようであれば、そのまま独立しても収入の確保が大変となってしまいます。その場合は、まずはスキルアップから取り組み、市場価値を高めましょう。
またIT・Web業界は、常に新たな技術が出てきて、トレンドも常に変わります。フリーランスとして仕事を受注し続けるためには、情報をキャッチアップして最新の知識・スキルを学習し続けなければいけません。案件をこなすだけでなく、学習時間も確保して、高いスキルを維持しましょう。
フリーランスのWebデザイナーが厳しいと言われる理由
インターネットで「フリーランス Webデザイナー」と検索すると「厳しい」というキーワードの候補が出てきます。他にもTwitterでも、厳しいという意見が多く見受けられました。ここではその理由について、詳しく見ていきます。
単価を上げにくいから
フリーランスのWebデザイナーが厳しいと言われる理由の1つに、単価の上げにくさがあります。案件にもよりますが、それぞれで相場はだいたい決まっており、単価のアップはしにくくなっています。クライアントの立場に立ってみると、発注費用はなるべく抑えたいので、同じ仕事内容であれば単価アップは難しいのはわかりますよね。
そのためフリーランスのWebデザイナーが仕事の単価を上げていくには、Webデザイン以外のプラスαとなる知識・スキルが必要です。例えばUI/UXデザインやマーケティングなどの需要の高いスキルがあれば、高額な案件を受注しやすくなるでしょう。
ツールなどで素人でも簡単にサイトやバナーを作成できるため
以前はWebデザインを作るには専門的な知識・スキルが必要で、誰にでもできるものではありませんでした。しかし最近は無料で簡単に使えるWebデザインツールが様々登場し、素人でもサイトやバナーを作成できるようになっています。今後も各個人が使えるツールは増えていくことが考えられるため、高いスキルを持たないWebデザイナーには厳しい時代となるでしょう。
フリーランスのWebデザイナーとして活躍し続けるためには、自身の市場価値を高めていくことが大切です。クライアントのニーズに合ったデザインを作れるように勉強したり、先程も紹介したようなプラスαとなる新たなスキルを身につけたりと、スキルアップは欠かせません。仕事をこなすだけでなく、トレンドにも目を向けて、知識・スキルを最新のものにアップデートしていきましょう。
フリーランスのWebデザイナーとして案件を獲得する方法
フリーランスのWebデザイナーとして案件を獲得するためには、4つの方法があります。それぞれ、利用する方法を理解して、案件獲得に活かしていきたいですね。クラウドソーシング・案件紹介サイト経由
Webデザイナーとして独立したばかりの人におすすめなのは、クラウドソーシングや案件紹介サイトを利用する方法です。「未経験可」などの案件が多数あるため、独立して間もない人でも応募しやすいでしょう。クラウドソーシングには、コンペやタスク、プロジェクトのようなさまざまな形式の案件があります。単発案件を請け負い、クライアントから評価を得れば、継続案件につながるケースも少なくありません。ただし、クラウドソーシングは手数料がかかることが一般的です。
案件紹介サイトなら、利用料が発生しないことがメリット。自身のスキルや好みなどに合わせて、案件を探しやすいことが特徴です。クラウドソーシングや案件紹介サイトを利用する場合は、必ずポートフォリオを準備しておきましょう。
フリーランス初心者だったとしても、優れたポートフォリオがあれば企業に自身のスキールをアピールしやすくなります。
Webデザインスクール経由
確実に案件を取得したいなら、Webデザインスクールでカリキュラムを修了しておきたいですね。Webデザインスクールのなかには、大手企業と多数提携しているスクールも。そのため、Webデザインスクール経由なら、大手企業の案件を取得することもできるでしょう。Webデザインスクールの受講費は幅があり、170,000~600,000円程度です。受講費を支払ってWebデザインスクールに通うなら、卒業後も手厚くサポートしてくれるスクールを選びたいですね。実績作りができるよう、はじめての案件取得保証を行っているスクールもあります。
Webデザインスクール選びに迷ったときには、いくつかのスクールの説明会や体験授業に参加して、比較検討して選びたいですね。
知人経由
Webデザイン系に人脈がある人なら、知人経由で案件を取得する方法があります。知人経由なら、信頼感のあるクライアントを紹介してもらいやすいことがメリット。自分のスキルや実績を理解している知人なら、案件もマッチングしやすいでしょう。以前の職場でWebデザインの業務がある場合には、業務委託などの形で受注することも可能です。ただし、フリーランスとして独立する際には、円満退社しておくことで以前の職場から案件が受注しやすくなります。
ただし、知人だからこそ単価交渉しにくい点はデメリットだといえます。仕事だと割り切り、条件や単価交渉ができる環境になるよう、積極的に話し合いの場を設けるなど工夫したいですね。
SNS経由
SNS経由で案件を受注したいなら、FacebookやInstagramなどを利用しましょう。SNSを利用して自分の作品をアピールすることで、クライアントの目に留まることが少なくありません。気軽にメッセージ交換をしやすいため、声がかかることもあるでしょう。そのためには、定期的に作品をアップするなど、SNSを更新する必要があります。多くのフォロワーと活発にやり取りをしていれば、人柄が伝わって案件取得につながるケースも。なお、プロフィール欄には、ポートフォリオサイトのリンクを貼るなどして自身のスキルがアピールできるように工夫する必要があります。
SNSを利用するなかで「案件を受注したい」と感じる企業やターゲットがいるなら、メッセージを利用して積極的に営業をかけるのも良いでしょう。