今回は事前に知っておきたいIT系企業の種類やメリット・デメリットを解説します。自社開発企業への就職・転職でおすすめのプログラミングスクール3選も紹介しているので最後までご覧ください。
プログラミングスクールから自社開発企業への就職・転職は可能
結論からいうと、プログラミングスクールから自社開発企業へ就職・転職することは可能です。近年ではさまざまなプログラミングスクールが展開されており、キャリア支援やメンタリング、IT業界セミナーなど手厚いサポートが利用できるサービスが増加。もちろん自社開発企業で求められるスキルも網羅することができます。自分の目的に合わせてスクールやプランを選ぶことによって希望のキャリアプランを成功させることができるでしょう。
ただしプログラミングスクール選びに失敗すると「希望の言語が学べなかった」「キャリア支援を受けられなかった」などのトラブルが起きかねません。事前にプログランミングスクールの口コミや評価、卒業生の実績から自社開発企業への就職・転職実績を確認しておくのが良いでしょう。
この記事では自社開発企業への就職・転職向けのおすすめのプログラミングスクールも解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
プログラミングスクールから就職・転職できる企業の種類
IT業界で就職・転職できる企業の種類は以下の3つです。- 自社開発企業:自社サービス・商品を展開
- 受託開発企業:クライアントが指定する成果物を納品
- SES企業:エンジニアを派遣するサービスを行う
たとえば自社開発企業ではオリジナルのシステムやサービス開発を行っていますが、受託開発企業はクライアントの要望通りにシステムを納品する対外的な業務が求められます。SES企業もクライアントに指定された業務を行いますが、人材派遣業務に近い形態です。
どの企業においてもプログラマーやエンジニアが活躍することは間違いありませんが、企業の性質によっては担当する業務内容に違いがみられます。
プログラミングスクールから就職・転職できる企業のメリット
自社開発企業・受託開発企業・SES企業に就職・転職するメリットは以下のとおりです。各企業のメリット |
|
自社開発企業 |
|
受託開発企業 |
|
SES企業 |
|
では、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
自社開発企業
一般的に人気が高いといわれる自社開発企業のメリットは、以下の3つです。- 自社内業務に特化でき、スキルアップしやすい
- キャリアアップが期待できる
- 納期が厳しくない
また、他企業の都合に左右されないため比較的納期は厳しくありません。もちろん高品質なシステム開発のためのスケジューリングは必要ですが、進捗の相談や調整も業務の一つであり、明確な納期が存在しないことが多いでしょう。
受託開発企業
受託開発企業のメリットは以下の3点です。- 多様な案件に関ることができる
- 教育制度が整備されている
またエンジニアの育成に力を入れている受託開発企業では教育制度が充実しています。熱意や誠実さを重視する企業も多いようです。
SES企業
SES企業は、エンジニアの技術を他社に提供する点では受託開発企業と混同しやすいでしょう。大きな違いとしては、SES企業の場合は労働時間に対して対価が払われるのに対し、受託開発企業では完成した納品物に対価が払われる点が挙げられます。SES企業のメリットは以下の2つです。
- さまざまな現場で業務できる
- 就職・転職の難易度が低い
またSES企業は3種類の企業形態において最も入社難易度が低いといわれています。未経験に近いエンジニアでも採用されやすく、なかにはSES業務経験を積んでから受託開発や自社開発にステップアップできる仕組みの企業も。
プログラミングスクールから就職・転職できる企業のデメリット
各企業に就職・転職するデメリットは以下のとおりです。各企業のデメリット |
|
自社開発企業 |
|
受託開発企業 |
|
SES企業 |
|
自社開発企業
自社開発企業の就職・転職した場合は以下のようなデメリットが考えられます。- 業務の分野が偏る
- 社外の人脈が広がらない
- 比較的難易度が高い
また3種類の企業のなかでは最も難易度が高いといわれることが多いようです。プログラミング技術はもちろんコミュニケーション能力や企画力、積極性などを求められることがあり、企業に貢献できる人材が必要とされています。
受託開発企業
受託開発企業に就職・転職した場合、以下のデメリットが考えられます。- 状況によっては納期が厳しい
- クライアントの都合に合わせる対応力が必要
- 必ずしも社内で働けるわけではない
また自社開発と違い、取引先で業務を行うケースもあります。自社内で働きたい人にとっては大きなデメリットと感じるでしょう。
SES企業
以下はSES企業のデメリットです。- 現場の拠点がない
- 派遣先に常駐しなくてはならない
- 収入が低い
またSES企業は各企業の下請けとして業務を行うため、自社開発企業と比較すると収入の相場は低い傾向です。高収入を期待する人にとって、収入の低さは知っておきたいデメリットの一つでしょう。
プログラミングスクールから自社開発企業に就職・転職する方法
プログラミングスクールから自社開発企業に就転職したい場合、実践で求められる技術はもちろんスキルを着実に証明することも大切。ここでは事前に準備してきたいポイントやおすすめの就転職方法をご紹介します。実績を証明できるポートフォリオを作成する
エンジニアやプログラマーとして必要なスキルを証明できるポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオのデザインやソースコードの読みやすさでも差別化できるので、アピールポイントをよく考えて作ることが大切です。またこまめにアップデートして最新の情報にしておくことも意識しましょう。
自社開発企業で必要なスキルが学べるプログラミングスクールを選ぶ
自社開発スキルを習得できるスクールに入会する方法もおすすめ。自社開発企業では、各企業のサービスで使用されるプログラミング言語を問題なく扱える技術が必要です。さらにプログラマー・エンジニアとしての自走力や質問力、企画力といった即戦力も求められるでしょう。
プログラミングスクールのカリキュラムでは実際に開発を最初から最後まで体験できるプランもあり、独学だけでは学べない経験を積み重ねることができます。
現役エンジニアやプログラミングスクール卒業生と交流する
自社開発企業に勤める現役エンジニアと交流することで現場の雰囲気を知ることができます。実際に業務で求められる対応や現場のスピード感などは、直接話を聞いて具体的にイメージしておくと良いでしょう。またプログラミングスクール卒業生にスクールでの就職・転職体験を聞くことで、入会後の見通しが立ちます。交流会やセミナー、スクールの口コミ評価などを利用して情報収集するのもおすすめです。
自社開発企業に就職・転職できるプログラミングスクール3選
IT企業で就職・転職したい人は、現場で実際に求められる多様なスキルを身に着けておくことが重要です。ここでは自社開発企業で求められるレベルまでスキルアップできるおすすめのプログラミングスクール3選をご紹介します。RUNTEQ(ランテック)

Webエンジニア養成に特化したRUNTEQ(ランテック)は開発現場で求められる即戦力を身に着けられるプログラミングスクールです。現場でひとりで開発できるレベルまでスキルアップでき、転職成功者の98%はWeb系開発企業への内定を実現します。
カリキュラムではRubyやRuby on Railsなどの基礎知識を学習。さらに新規サービスをゼロから構築できる企画力や、発展的なコードの使い方、実装スキルも学べます。
現役エンジニアへ質問したり専属キャリアトレーナーに就職までサポートしてもらったりといった手厚い支援が魅力的で、自社開発企業に必要なスキルを着実に習得することができるでしょう。
DMM WEBCAMPエンジニア転職

DMM WEBCAMP エンジニア転職はDMM.comグループが運営する業界大手のプログラミングスクール。受講生の97%が未経験で、業界について全く知らなくても最短3か月でエンジニア転職を目指すことができます。
コースは「専門技術コース」「短期集中コース」「就業両立コース」の3つで、期間や学習内容が異なります。最大56万円の給付金を適用できる「専門技術コース」は4ヶ月の学習期間でWEB開発スキルやビジネススキル、AI、クラウドなど幅広く習得。無制限の質問対応や転職保証、チーム開発体験やポートフォリオ作成も可能です。
限定求人や非公開求人を含む600件以上の求人も紹介可能なので、自社開発企業をはじめとした有名企業への転職を希望している人にピッタリです。
POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)

POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)はWeb系開発企業への内定率100%の実績を誇るプログラミングスクールで、自社開発企業で評価される初期開発や社内整備スキル、マネージャー業務にも強いエンジニアを輩出しています。
一番人気の「Railsキャリアコース」ではHTML・CSS・JavaScript・Ruby・Ruby on Railsを学び、4~5か月目には模擬開発まで実施。50人以上の現役エンジニアが講師として活躍しており、現場レベルの視点でコード添削をしてもらうことができます。
さらに質問サポートだけでなく転職支援や受講生限定イベントなども活用して、自社開発企業での業務をこなせるだけのマインドセットを身に着けることができるでしょう。
自社開発企業に就職・転職するなら即戦力を身に着けよう
プログラマーやエンジニアの就職・転職先で人気の自社開発企業。自社サービス開発に集中できるので、高収入やスキルアップが期待できます。また自社開発企業は受託開発企業やSES企業に比べて就職・転職の難易度が高いといわれていますが、実践的なスキルを身に着けていれば他者と差別化も可能。
プログラミングスクールで学習したい場合は、企画力や自走力などの即戦力が身に着くスクールや交流会を開催しているスクールがおすすめです。