プログラミングが学べる通信制高校【2025年最新版一覧表】ゲーム・デザイン・AIを学んで一歩先へ！

プログラミング・ITスキルが学べる通信制高校一覧

高校に行きたくない…でも「やりたいことを学べる！」

「高校」に通うことが、すべての人に合っているわけではありません。

学校という集団が苦手だったり、毎日の通学がつらかったり、自宅にいることが多かったりしても、大丈夫。「やりたいこと」をあきらめる必要はまったくありません。

ゲームが得意、独学でプログラミングをはじめてみた、デザインに興味がある、将来はアプリを作ってみたい…。そんな気持ちがあるなら、15歳から18歳という貴重な時間を使って、好きなことを思い切り学んでみませんか？

自分のペースで、自分の好きなことを学べる場所は必ずあります。そして、同じ興味を持つ仲間と出会えたり、思わぬ形で新しい世界とつながったりすることもあります。通信制高校はそのひとつです。

なぜ今、通信制高校でプログラミング教育が注目されているのか

社会背景「デジタル人材の需要増加」

デジタルトランスフォーメーション（DX）の進展により、あらゆる業界でITスキルを持つ人材の需要が高まっています。

経済産業省の調査によれば、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると予測されています。早くからプログラミングスキルを身に着け、IT人材になれば、就職の選択肢も増えますね！

教育的背景「多様な学習ニーズへの対応」

不登校経験者や特別な配慮が必要な生徒、あるいは部活動や芸能活動などと両立させたい生徒など、従来の全日制高校では十分に対応できないケースが増えています。通信制高校は、こうした多様なニーズに応える柔軟な教育システムとして進化してきました。

今の通信制高校は、部活動もあったり、みんなで自習したり、アバターを使って交流したりと、実にさまざまな工夫がされています。

技術的背景：オンライン学習環境の整備

クラウドベースの学習管理システム（LMS）やビデオ会議ツールの発達により、遠隔でもプログラミングの実践的な指導が可能になりました。

GitHub等のコード共有プラットフォームやオンラインIDE（統合開発環境）の普及により、場所を選ばない効果的なプログラミング学習環境が整備されています。たとえ通信制であっても、対面の授業同様の環境で学べます。

通信制高校とサポート校の違いを知っておこう！

通信制高校となっていても、大きく2種類に分けられます。

• 通信制高校
• サポート校

文部科学省が認可した正式な高等学校である通信制高校は、卒業すれば高校卒業資格（高卒資格）が得られます。一方、サポート校は通信制高校に在籍しながら学習をサポートする民間の教育機関です。サポート校だけでは高卒資格は取得できません。プログラミング学習においては、サポート校の方が専門的かつ実践的なカリキュラムを提供していることも多いため、目的に応じた選択が重要です。

プログラミング・ITスキルが学べる通信制高校の学費はいくら？

通信制高校でプログラミングを学ぶ場合の学費は、学校の種類やコース内容によって大きく異なります。

一例として、オンライン学習のみのプランであれば年間25万円程度から、週1〜3日通学するコースでは50万円前後が目安となります。サポート校の場合は、より専門的な教育を提供する分、年間80〜110万円程度と高めに設定されていることもあります。

重要なのは、ほとんどの通信制高校が国の高等学校等就学支援金制度の対象となっていることです。この制度では、世帯の年収に応じて最大で年間約30万円の支援が受けられ、実質的な負担が大幅に軽減されます。年収910万円未満の世帯であれば何らかの支援を受けられる可能性があります。

また、各自治体の授業料軽減助成金や学校独自の奨学金制度を併用することで、さらに費用を抑えられるケースもあります。参考：高等教育の修学支援新制度について/文部科学省

自分に合ったITスキルを学べる通信制高校を選ぶためのチェックポイント

通信制高校でプログラミングを学ぶなら、以下のポイントを確認しましょう。

すべてを満たす必要はありません。自分にとって必要なもの、重視しているものを中心にして、「自分だけのチェックポイント」をまとめておくといいですね。

1. カリキュラムの充実度

□学べるプログラミング言語の種類と深さ
➜ 基礎的な言語から専門的な言語まで、どの程度カバーしているか

□実践的なプロジェクト経験の有無
➜ 理論だけでなく実際にアプリやWebサイトを作る機会があるか

□最新技術トレンドへの対応状況
➜ AI、ブロックチェーンなど新しい技術分野もカバーしているか

2. 学習サポート体制

□教員のIT・プログラミング指導経験
➜ 実務経験のある教員が在籍しているか

□質問対応の方法と速度
➜ オンラインでの質問対応は24時間か、返答の速さはどうか

□つまずいた時のフォロー体制
➜ 個別サポートやメンター制度があるか

3. 学習環境と設備

□オンライン学習システムの使いやすさ
➜ 直感的に操作できるか、モバイル対応しているか

□プログラミング用ハードウェア・ソフトウェアの提供
 ➜ 専用PCの貸与や開発ソフトのライセンス提供はあるか

□通学拠点（キャンパス）の有無と立地
 ➜ 必要に応じて通学できる拠点があるか、アクセスは良いか

4. 卒業後の進路サポート

□IT関連企業との連携・インターンシップ
 ➜ 実務経験を積む機会があるか

□就職支援プログラムの内容 
➜ IT企業特化の就職サポートがあるか

□大学・専門学校への進学実績 
➜ 情報系学部・学科への進学実績はどうか

5. 費用対効果

□学費とITコース追加料金の有無 
➜ 専門コースの追加費用はいくらか

□奨学金・分割払いオプション
➜ 経済的負担を軽減する選択肢があるか

□教材費・ソフトウェアライセンス費の別途負担
➜ 学費以外に必要な費用はどれくらいか

通信制高校「入学までの流れ」

興味を持った学校があれば、以下のステップで情報収集を進めましょう。

【通信制高校・入学までのステップ1】資料請求

まずは複数の学校の資料を取り寄せて比較検討します。各学校のWebサイトから簡単に請求できます。

【通信制高校・入学までのステップ2】オープンキャンパス・学校説明会への参加

実際の学習環境や雰囲気を知るために、オープンキャンパスや説明会に参加すること！多くの学校ではオンラインでの参加も可能になっています。

【通信制高校・入学までのステップ3】個別相談の活用

不安や疑問点は個別相談で解消しましょう。個別の事情に応じたアドバイスを受けられます。入学してから（思っていたのと違っていた）とならないように、どんな些細なことでも、どんどん聞きましょう！

【通信制高校・入学までのステップ4】体験授業・体験入学への参加

可能であれば、実際のプログラミング授業を体験してみましょう。自分に合った学び方かどうかを確認する良い機会です。

【通信制高校・入学までのステップ5】在校生・卒業生の声を聞く

学校が紹介してくれる在校生や卒業生との交流機会があったら、絶好のチャンス。リアルな体験談は貴重な情報源です。

通信制高校×プログラミングの学校見学で「聞くべき10の質問」

学校見学や資料請求の際に確認しておくと良い質問をまとめました。

• プログラミング初心者でも問題なく学べますか？
• スクーリング（通学）は必須ですか？頻度はどれくらいですか？
• 在学中に取得可能なIT関連資格は何がありますか？
• 自分のパソコンを持っていませんが、どうすればよいですか？
• 卒業生のIT関連企業への就職率はどれくらいですか？
• 遠方に住んでいますが、オンラインだけで卒業まで学べますか？
• プログラミングの学習時間は週どれくらい必要ですか？
• 在学中にアルバイトや他の活動と両立できますか？
• 作品制作やコンテスト参加の機会はありますか？
• メンタルヘルスのサポート体制はどうなっていますか？

プログラミングを学ぶ通信制高校で広がる可能性

通信制高校でプログラミングを学ぶことは、単に技術を身につけるだけではありません。

自分のペースで学べる環境の中で、興味のある分野に深く取り組むことで、自己肯定感や学ぶ意欲を高めることができます。また、同じ興味を持つ仲間との出会いは、新たなコミュニティへの所属感をもたらしてくれるでしょう。

高校卒業資格という社会的信用を得ながら、将来性の高いITスキルを身につけることは、これからの時代を生きる大きな強みとなります。自分らしい学び方を見つけ、それを活かしてキャリアを切り拓いていく。そんな可能性を通信制高校は提供してくれます。

まずは資料請求や学校説明会への参加から始めてみましょう。

コードアカデミー高等学校を取材！

N Code Labo（N高等学校が運営するプログラミングスクール）もチェック！