子ども向け無料プログラミング学習サイトおすすめ7選!

子ども向け無料プログラミング学習サイトおすすめ7選!
「子どもにプログラミングを学ばせたい!でも、スクールに通わせるのはちょっと……」
そんな保護者の方におすすめなのがプログラミングを自宅で学べるWebサイト。

とはいえ、いざ調べてみるとどれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
子どもの年齢・レベルに合ったプログラミングサイトを見つけるのは難しい課題です。
そこで今回は、子どもにおすすめのプログラミングサイトをママへのサポートアドバイスと併せてご紹介したいと思います。

コエテコが選ぶ!子どもにおすすめのオンラインプログラミング教室 [PR]

  • プログラミング教育 HALLO オンライン教室 無学年制で一人ひとりに最適な個別指導を実施!高校での必修科目「情報Ⅰ」も先取り可能!

  • アルスクールオンライン こどもの個性にあわせたレッスンを行う探究型プログラミング教室アルスクールのオンラインレッスン。無料体験レッスン開催中!

  • LITALICOワンダーオンライン 生徒2人までの少人数授業!オーダーメイドの学び&5,000人の指導実績で安心して頼れる質の高いスタッフ。

  • Tech Kids School オンライン校 サイバーエージェントが手がける本格的な教室! ​プログラミングだけでなく、デザインやプレゼンテーションも身に付けられる!​

  • Codeland by プロキッズ お子さま専属の講師が成長をサポート!本格的な幅広いコースは小学生から高校生まで対応。入会金なし、今なら初期費用無料!

既に小学校でプログラミング教育が必修化されているため子どもにおすすめ

現在、私たちの日常と切っても切り離すことができない、インターネットやコンピュータ。コンピュータを適切に活用するためには、仕組みを理解することが重要です。しかし、日本のICT教育は、先進国のなかでも遅れをとっているといわれていることが現状です。


出典:情報処理推進機構『DX白書2021』

情報処理推進機構の『DX白書2021』によると、日本企業全体の約8割が「量と質ともに企業へIT人材が不足している」と回答。IT人材の需要の高まりに対し、供給できる優秀な人材の不足が大きな課題となっています。

また文部科学省では「学習指導要領」改訂において2020年から小学校でのプログラミング教育必修化を開始しました。「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」では必修化の経緯や考え方が示されており、プログラミング言語そのものを学習するのではなく「プログラミング的思考」を習得することを目的としています。

「パソコンにも触ったことがない」というお子様にとっては、プログラミング学習はハードルが高いというイメージがあるかもしれません。しかし、学校によっては、お子様が取り組みやすいプログラミングアプリのScratchや教育版マインクラフトを導入しているケースも。また、パソコンを学校に設置するなど、お子様がプログラミングに親しみやすい環境を整えている学校もあります。
参考:2020年、プログラミング教育が小学校で必修化!内容・現状を徹底解説

プログラミング初心者の子どもがプログラミング言語を学べるサイト7選

では、プログラミングが学べるサイトを順番に紹介していきます。

Code Studio(コードスタジオ)


対象年齢 4歳~
サポート難易度 ★★☆☆☆
対応 HTML5(パソコン可・タブレット可・携帯可)
特徴 基礎から応用までを学べる
料金 無料

かんたん解説

ゲームをクリアしながら学習が進んでいく形式になっているので、ステージが上がるごとに自然とプログラミングへの理解度がUPしていきます。

一つ一つのステージも短くできているため、子どもも飽きずに学習できるはず

基礎をしっかりと学べるだけでなく、上級者向けのコースも用意されているため、Code Studioをやりきればプログラミングをマスターすることだってできる、まさに『プログラミング学習のドリル』です。

初心者ママ・パパへのアドバイス

ゲームステージの上がりかたが『なだらか』なので、プログラミング初心者のママも安心して子どものサポートができますよ!

プログラミン


対象年齢 小学校高学年~
サポート難易度 ★★★☆☆
対応 Flash(パソコン可・タブレット不可・携帯不可)
特徴 文部科学省開発・アニメーション作りに特化している
料金 無料

かんたん解説

プログラミンは文部科学省が開発していることが、最大の特徴です。

音楽がついていたり、一つ一つのコードに可愛いニックネームがついていたり、初めてプログラミングに触れる子どもも学習しやすいような工夫がなされています。

対象年齢は小学生高学年~とありますが、低学年から挑戦してみても全く問題ありません

アニメーションを作成することに特化しているため、初心者でも数十分あれば、完成度の高いアニメーションが作れます。

プログラミングにあまり興味のでない女の子も、自分の世界をつくるのに夢中になれるはず!

簡単なゲームを作ることもでき、丁寧な解説もあるので、初めてプログラミングに触れる子どもの教材として秀逸です。

初心者ママ・パパへのアドバイス

数回サポートすれば、あとは子ども自身で楽しめる、わかりやすい作りになっているので、初心者ママでも安心な学習サイトになっています。

子どもと一緒に一つのアニメーション作品を作ったり、親子一緒に簡単に楽しめますよ!

Scratch(スクラッチ)


対象年齢 8歳~
サポート難易度 ★★★★☆
対応 Flash(パソコン可・タブレット不可・携帯不可)
特徴 自由度が高い
料金 無料

かんたん解説

Scratchは世界にも有名なプログラミングサイト。

教材として利用している学校やプログラミング教室も多くあります。アニメ作成・ゲーム作成・お絵かきソフトの作成、何でも作れちゃうのが最大の魅力!

ただ、Scratchは段階を経て学習していく形式ではなく、最初からさまざまなことが自由にできるようになっている分、初心者には「何から始めればいいのかわからない……」という状態になる可能性もあります。

Scratchには参考書籍や参考サイトがたくさんあるので、そういったものを使いながらScratchというツールを利用していくのがおすすめです。

初心者ママ・パパへのアドバイス

『プログラムの作りかた』を子どもにサポートをしてあげることも必要なのですが、それ以上に必要となってくるのが『楽しみかた』のサポート
自由度が高いぶん、『楽しみかた』がわからないまま子どもが飽きて投げ出してしまう可能性があります。

最初は試行錯誤するかもしれませんが、参考書や他の人の作品を見ながらサポートしてあげてください。

子どもでもプログラミングのコードを学べるサイト

プログラミング初心者向けのサイトではなく、しっかり本格的なコードを学びたい!と考える方におすすめなのはこんなサイトです。

Code Combat(コードコンバット)


対象年齢 小学生~高校生
サポート難易度 ★★★★★
対応 Flash(パソコン可・タブレット不可・携帯不可)
特徴 プログラミングの構造を学べる
料金 無料(一部課金有)

かんたん解説

RPG形式で進んでいくプログラミング学習サイト。サイトをひらいた瞬間、子どもも大人もワクワクするような世界が広がっています。
しかし、学習難易度はかなり高め

対象年齢が小学生~高校生とありますが、小学生には少し難しいかもしれません。最初のステージから、初心者にとってはすでに高レベル!

子ども用のプログラミングサイトでは、通常、予め用意されている『コード』も手入力が必要(ただし、サイト上でサポート有)。

算術計算やオブジェクトなど、プログラミングの仕組みを深く学ぶことができるようになっているため、プログラミングの構造を学びたい子どもにとっては最適な学習サイトです。

初心者ママ・パパへのアドバイス

Code Combatは初心者ママがサポートするにはハードルが高いかもしれません。

大人でも充分に学べるほどの内容なので、すでにプログラミングの基本を理解していて、もっと本格的にプログラミングを学びたい子どもにすすめてあげるのがいいかもしれません。

デジタネ(旧D-SCHOOLオンライン)


デジタネ(旧D-SCHOOLオンライン)は、小中学生を対象にしたエンタメ型プログラミングスクール。といっても教室に通うわけではなく、サイトにログインして自宅で学ぶことのできる、オンライン形式のスクールになっています。

とくに人気があるのが「マイクラッチコース」で、子ども達に大人気の「マイクラ」を教材にしたコースとなっています。

料金は月額3,980円〜。マイクラッチコースをはじめ、その他のコースも月額料金内で受け放題!バッチリプログラミングの勉強ができてしまいます。

オンライン教材だからめんどうなスクールへの送迎もなし。子どもの大好きな「マイクラ」が教材だから、「やりなさい!」とうるさく言わなくてもいいのが嬉しいですね。

授業の準備は、講師役の「マイクラキング」がぜんぶ動画で教えてくれます。

むずかしい設定はよくわからなくて苦手……という方も、マイクラキングの説明にしたがって操作をするだけなので安心です。各ダウンロードサイトも順番にクリックできるようになっているので、小学4年生くらいのお子さんなら自分でできるのではないでしょうか。

今なら14日間、無料体験受付中!2週間もたっぷり試せるから、「とりあえずやらせてみようかな」という方におすすめです。

QUREO

QUREO(キュレオ)はサイバーエージェントグループが開発したオンライン教材です。

開発元がスマホ向けゲームの開発・運営も行っている会社なので、「ハマりやすい!」「次々と進めちゃう」などゲームの良いところが教材に生かされているのが特長です。

「完全にオンラインだと、続くか不安……」という方は、オンライン教材を教室で進めるタイプのスクールもありますので、お子さんの性格に合わせてチョイスしてくださいね。

プログラミング教室とは?習い事として人気急上昇中!

子どもにおすすめの習い事として注目が集まる「プログラミング教室」。子どもの頃にはなかっただけに、どんな勉強?費用は?どの地域に多い?など、分からないことだらけですよね。習い事としておすすめなプログラミング教室についてわかりやすく解説します。

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QUREO(キュレオ)を教室で進められる!先生がついているから安心!なスクールはこちら↓

子どもにおすすめオンラインプログラミングスクール

習い事として自宅で楽しみながらプログラミングを学びたいなら、子ども向けオンラインプログラミングスクールがおすすめです。ここでは、得におすすめのオンラインプログラミングスクールをご紹介します。
通学を考えている方は子ども向けプログラミングスクールがおすすめです。

N Code Labo

N Code Laboは、学校法人角川ドワンゴ学園が運営している小学生から高校生を対象としたプログラミング教室です。通学コースとネットコースを選択でき、ネットコースではビデオ会議システムZoomを使用し、エンジニア講師のマンツーマン指導を受けられます。

小学5年生〜高校3年生が対象の「ゲームプログラミングクラス」では、ゲームエンジン「Unity」を用いた2D/3Dゲーム制作を通して、プログラミングの基礎的な考え方やクリエイティブな感性を学びます。自分だけのオリジナルゲームの制作ができるので、子どもも楽しみながら意欲的にプログラミング学習を進められるでしょう。
N Code Laboはこちら

デジタネ

デジタネは、小学生・中学生向けの月額制・エンターテイメント型のオンラインプログラミングスクールです。教材として「ディズニーコンテンツ」や「Minecraft」「Roblox」などを採用し、ゲームの楽しさをプログラミング学習へつなげるための学習プログラムが提供されています。

学習は動画を視聴することで進めるスタイルですが、プログラミング版SNSを使用してアウトプットができるようになっています。また生配信LIVEや先生に直接質問できるLIVEイベントも開催されるので、遊び感覚でプログラミングスキルを習得できます。

全てのコースを体験できる無料体験が実施されているので、興味のある人はお試しで申し込んでみましょう。
デジタネはこちら

プログラミング教育 HALLO オンライン教室

プログラミング教育 HALLO オンライン教室は、日本eラーニングアワード2021大賞受賞教材「Playgram」を用いた授業と、「やる気」を引き出す個別指導が特徴のオンラインプログラミング教室です。

タイピングからコンピュータサイエンスまで幅広い内容を学べる教材を使用しており、「論理的思考力/問題解決力」「Pythonテキストコーディング」「新しい大学入試への対応力」「正確で速いタッチタイピング」などのスキルを遊び感覚で身につけられます。カリキュラムは一人ひとりにカスタマイズされているため、ペースに合わせて学習を進められるのも人気のポイントです。

実際にPlaygramを利用できる無料体験会が開催されているので、申し込み前に一度参加してみると良いでしょう。
プログラミング教育 HALLO オンライン教室はこちら

子どもでもプログラミングのコードを学べるアプリ

アプリを使って遊び感覚でプログラミングを学ぶのもおすすめ。ここでは特に人気のある子どもプログラミングアプリを2つご紹介します。

LightBot(ライトボット)

出典:LightBot

LightBotはブロックを組み合わせることでキャラクターを動かすプログラミング学習用アプリです。ブロックに書かれた矢印やバネ、電球などの命令がキャラクターの動きに反映されます。

LightBotの特徴
  • パズルゲーム感覚で遊べる
  • 情報を順番に処理する「逐次処理」を学べる
  • シンプルなデザインで未就学児にもわかりやすい
効率よくミッションを達成することが重要で、徐々に難易度を上げながら複雑な動きにも対応できるスキルを磨きます。プログラミングで重要な逐次処理をパズルゲーム感覚で学ぶことができるでしょう。

またプログラミング方法は適宜ゲーム内で説明してくれるので、文章が読める子どもであれば一人で進めることができるのも魅力的です。ルールやデザイン、音楽がシンプルでわかりやすく、未就学児の子どもでもプログラミング思考の基礎から自然に身につきます。

Springin’(スプリンギン)

出典:Springin’

Springin’は絵や写真を思い通りに動かしながらプログラミングやゲーム制作ができるアプリで、複雑なプログラミング言語は一切使わずにアイコンを組み合わせてセットするだけ。対象年齢が無いので文字が読めない子どもでも簡単に始められます。

Springin’の特徴
  • 完全無料で広告表示なし
  • 絵日記感覚で今すぐ始められる
  • 「オブジェクト指向」や「コンポーネント指向」、「イベント駆動型」が学べる
  • ビジネスや著作権、マーケティングの考えも身につく

Springin’の目的はあくまでも「作品をつくってやりとりするプラットフォーム」。ゲーム内のコインを使って課金せずに作品を売買することができるので、ビジネス思考や著作権についても学べるでしょう。さらに完全無料で広告表示も無く、子どもや保護者の思いに寄り添ったサービスといえるでしょう。動く絵日記感覚で今すぐ始められるので親子で初めてみるのもおすすめです。

以下の記事では、Springin’の開発元である株式会社しくみデザイン代表・中村俊介(なかむら・しゅんすけ)さんにお話しを伺っています。アプリで気軽にプログラミングを始めてみたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

Springin'ってなに?~はじめてみよう

株式会社しくみデザイン開発のビジュアルプログラミングアプリ「Springin'(スプリンギン)」。難しいプログラミング言語を覚えることなく、直感的な操作で"絵日記のように"取り組めるのが特長です。しくみデザイン代表・中村俊介氏自ら「Springin'」の使い方をレクチャー!毎回ひとつずつ機能を紹介しながら、作品作りを応援します!

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子どもがプログラミングを学習するメリット・デメリット比較

子どもが早い時期からプログラミング学習を行うメリットはさまざまです。さらに子どものプログラミング学習におけるデメリットも把握しておくことで学習のイメージが湧くでしょう。

子どもがプログラミングを学習するメリット 子どもがプログラミングを学習するデメリット
  • ロジカルシンキング(論理的思考力)が身につく
  • 達成感を味わうことで自信がつく
  • 脳や発達の土台づくりに効果的
  • 早いうちに取り組むと壁を感じにくい
  • ネットリテラシーを習得する必要がある
  • スクールや周辺機器の費用がかかる
  • 他教科の学習時間が減る

脳科学者の茂木健一郎氏は子どもは3歳までに脳の80%が完成すると提唱しており、幼少期の教育や経験が子どもの脳の発達を支えるといわれています。プログラミング的思考ともいわれるロジカルシンキングを育んだり、難しい作業をクリアしたあとの自己効力感を感じたりできる環境は子どもの発達に大きく影響するでしょう。

また、大きなメリットの一つとして「早いうちの方が新しいことへのチャレンジに壁を感じにくい」点も挙げられます。文部科学省の『子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題』によると、9歳以降の子どもは「できない自分」を客観視できるようになり、新しいことへのチャレンジを恐れることが大きな課題とされています。子どもが苦手意識を持つ前にプログラミングに触れておけば、その後の学習がスムーズに進むと考えられるでしょう。

しかし早期にネットの世界に触れるとなれば、ネットリテラシーや使い方ルールを保護者と確認しながら学習することも重要です。パソコンやタブレットを長時間使用してしまうことを防げるよう、あらかじめ使用時間・場所を決めて他教科の勉強時間や休憩時間も確保しましょう。

参考:『本当にかしこい脳の育て方』著 茂木健一郎

子どもにプログラミングを学習させる時の注意点

子どもにプログラミング学習をさせるときの注意点は以下の3つです。事前に確認しておくことで学習意欲を高め、継続に繋がります。

教材の対象年齢を守る

学年や年齢によってプログラミング学習の教材内容が異なっており、対象年齢を守ることで挫折を防ぐことができます。難しいカリキュラムの場合「プログラミングは難しい」という固定観念が強まり、プログラミング学習をやめたくなる原因となります。

学習を強要しない

遊びや楽しみの延長としてプログラミング学習を行うことで、子どもが自分から学びたくなる環境づくりをすることができます。大人が学習を強要すると嫌々取り組むようになり、学習効果も薄れてしまうでしょう。無理のない学習ペースを計画することも大切です。

子どもの考えを否定しない

子どもの考えやアイデアの声に寄り添ってあげることで自信がつき「もっとプログラミング学習をやってみたい」と思うようになるでしょう。プログラミングが思うようにいかない場合は、子どもなりの解決方法で考え抜くことが大事なポイントです。

つい大人が先読みしたり間違いを指摘したりしてしまう場合は、まずは子どもの発信を「そう思うんだね」と受け止めて共感することから始めてみましょう。

大人も子どもと一緒にプログラミングを学ぶことがおすすめ

この記事を読んでいる方は、プログラミングに対して苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、お子さんがプログラミングの学習を進めていく上で、「ここはどうしたら良いの?」と聞いてくることがあるかもしれません。算数や国語の問題なら答えられても、プログラミングについては全然わからない……ということも予想されます。

でも大丈夫です。今回紹介したプログラミング教材は、すべて子ども向け=初学者向けに作られたものです。お子さんが時間をかけて学べま理解できるように、大人でも理解できるようになるはずです。「今さら子ども向け教材で勉強するなんて恥ずかしい……」と思うかもしれませんが、子ども向けだからこそ、どの教材も基礎中の基礎を楽しく効率的に学べるような工夫がなされています。何歳になっても、誰にでもはじめての経験はあるもの。恥ずかしさを忘れて、お子さんと一緒に学んでみてはいかがでしょうか。

その際、お子さんに質問をされることを想定して少し先を勉強しておくのがおすすめです。質問・対話を通して、お子さんの学びをさらにサポートすることができるでしょう。大人向けのプログラミングスクールもあります。

また、プログラミングを学習することは仕事にも役立ちます。IoT人工知能ビッグデータ、DXといった言葉がトレンドとなってきていることからも分かるように、ビジネスにおいてコンピュータを活用したりプログラミングをしたりすることは重要なスキルになってきています。自分が実際に手を動かさないにしても、プログラミングで何が実現できるのか、プログラミングでどのようなことを行っているのかを把握しておくことは大切です。

子どもにプログラミング学習はやめとけと言われる理由

プログラミング学習が小学校で推し進められるなか、「子どもにプログラミング学習はやめとけ」という意見も聞かれています。ここでは、その理由を解説します。
参考:子ども向けプログラミングスクールはやめとけ?

学習の継続が難しいため

プログラミング学習の挫折率は90%ともいわれており、継続が難しいことで知られています。学習に挫折しやすい理由として、エラーが起こった際につまづいてしまう点が挙げられます。わからない箇所をすぐに質問できる環境でなければ、先へ進むことができないでしょう。

小さなお子様の場合は、プログラミング学習に興味がないから学習が継続できないというケースもあるでしょう。そのような場合は、無理にプログラミング学習を継続する必要はありません。無理強いしてプログラミング学習を継続したとしても、苦手意識を植え付けてしまうこともあるでしょう。

ただし、一定期間の継続は必要だと言えます。「1カ月はやってみよう」など、期間を決めてプログラミング学習をスタートすることで、向き不向きに気付く場合もあります。

小学校で必修化された内容程度なら授業外での自習は必要ないため

そもそも、小学校で学習するプログラミング学習は、教科として扱われるわけではありません。プログラミングと関係性がある算数や理科の授業のなかで、プログラミング的思考を養います。「アンプラグド・プログラミング」と呼ばれる、パソコンやタブレットなどを用いずにプログラミングを学習するケースもあります。

具体的には、小学校の学習内容は以下となっています。
  • ViscuitやScratchを用いてゲームやアニメーションを作る
  • プログラミングで動くロボットを作る
  • プログラミングで算数の正多角形を作る
  • 効率良い電気の使い方を知る
小学校で使用するViscuitやScratchは、絵柄やブロックを並べ替えるだけでコンピュータに指示できることが特徴。そのため、パソコンの扱いに慣れていないお子様でも、ゲーム感覚で取り組めることがメリットです。

ゲーム感覚で取り組める点からも、小学校から授業外で自習するほどの難易度だとは言えないでしょう。お子様がロボットやプログラミングに強い興味を示している場合には、教材やスクールを利用することを検討したいですね。
参考:小学校プログラミング必修化

子どもにおすすめのプログラミング言語

子どもがプログラミング言語を学ぶ場合、簡単でわかりやすい言語から始めるのがおすすめです。ここではViscuit(ビスケット)とC#(シーシャープ)の2つをご紹介します。

Viscuit(ビスケット)

出典:Viscuit

Viscuitは原田 康徳氏(通称:はかせ)が開発したビジュアルプログラミング言語で、絵本やアニメーション、ゲームなどを作ることができます。「えんぴつ」で描いた絵を「メガネ」というツールを使って動かすことができる仕組みで、メガネのレンズのなかに絵を入れることで法則や絵の変化を判断します。簡単に操作できるのでプログラミング言語未経験の子どもでも視覚的に遊ぶことができます。

Viscuitは「Scratch」や「プログラミン」といったブロック型のプログラミング言語とは違い「コンピュータってこういうことなんだ」という直観的な発見を目的とした言語です。全国の小学校や中学校、特別支援学校でもプログラミング教育の教材として使用されているので、プログラミングやプログラミング思考の基礎から始めたいという子どもにもおすすめです。

C#(シーシャープ)

C#はマイクロソフトが開発したオブジェクト指向のプログラミング言語。デスクトップアプリやスマホアプリ、Webサイト制作やゲーム開発といった幅広い分野で使える本格派のプログラミング言語で、比較的学習難易度が低い初心者向け言語といわれます。

C#の文法はJavaとC++をベースに作られているため、C#を習得した経験があればJavaやC++の学習で応用することができるでしょう。総合開発環境「Visual Studio Community」を無料で使えるのも嬉しいポイントです。

現在C#はWindowsやSkypeといったマイクロソフト社製の製品はもちろん、大手メディアやスマホアプリなどでも使用されています。もちろん開発に必要なVisual StudioをインストールすればMacでも利用可能で、複雑な準備も必要ありません。「プログラミングに慣れてきたので本格的な言語に挑戦したい」「Windowsアプリを作ってみたい」という小学生・中学生はぜひC#の学習にチャレンジしてみましょう。

子ども向けのプログラミング学習教材まとめ

プログラミング初心者ママ・パパにとっては、わからないことだらけの世界かもしれませんが、『子どもと一緒に親も学ぶ』というスタンスで子どもとゆっくり学んでいけば大丈夫。

大切なのは、親も子どもも『すぐにやめない』ことです。続ける環境を親がつくってあげれば、子どもはアッという間に自ら成長していくはず。
気長にゆっくり、じっくり、プログラミングを楽しんでくださいね。

子ども向けオンラインプログラミングスクールおすすめ16選【2024年最新版】

2020年度、ついに小学校でプログラミング教育が必修化しました。コロナ禍の影響もあいまって、自宅からプログラミングが学べるオンラインスクールへの注目が集まっています。 この記事では子どもにおすすめのオンラインプログラミングスクールをまとめました。

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  • 質問 良質な子ども向けプログラミングスクールを選ぶには、どのような点に注意すればよいですか?

    答え 良質な教室を見抜く際のポイントは、①教室のカリキュラムの質 ②先生に「遊びを学びへ導く力量」があるか ③保護者の方の納得感 の3つです。カリキュラムの質を見抜くのは難しいですが、教室全体を見渡して「ただ遊んでいるだけに見える」「子どもが夢中で取り組んでいない」と感じたのなら、注意が必要です。たとえば同じゲーム作りのカリキュラムでも、サンプルゲームで遊んで終わらせるか、その子の興味をじょうずに「乱数」や「関数」といった学びに結びつけられるのかは、先生の能力次第。体験教室で少しでもプラスの雰囲気を感じたなら、よりくわしい話を聞くなどして、保護者の方の納得感を大切にしてください。

  • 質問 子ども向けプログラミングスクールにはどのような種類がありますか?

    答え 大きく分けて、①ロボット系 ②ビジュアルプログラミング系 ③クリエイター系 ④パソコン教室系 の4種類があります。ロボット系は、大会出場をめざす教室が多く、お子さまのモチベーションを保ちやすいメリットがあります。一方教材費が高額で、入会費だけで数万円になることも。ビジュアルプログラミング系は、小さなお子さまでもゲーム感覚で学べますが、初級以降のカリキュラムが用意されていない教室も。クリエイター系はカリキュラムの自由度が高いぶん、お子さまの得意をのびのびと伸ばしたいご家庭におすすめです。パソコン教室系は、4種の中でも料金が安いのが特徴です。それぞれにメリットとデメリットがあると理解しましょう。

  • 質問 子ども向けプログラミングスクールはなぜこんなに高いのですか?

    答え たとえば英会話やそろばん教室は、先生1人にたいして数十名の生徒がつくのが一般的な光景です。この場合運営側は、先生の人件費を大人数の生徒からの月謝で相殺できるため、運営コストを安く抑えられ、月謝も安く設定できます。しかしプログラミング教室は、お子さま一人ひとりの感性を発揮させてクリエイティビティを磨くことを目的とし、また進みの早い子と遅い子の差も出やすいため、少なくとも4人の生徒にたいして1人の先生が必要です。そのため運営コストが高く、受講費も高額になりやすいです。「所詮子どもの習いごと。受講費は安く抑えたい」という方は、教材レンタルのある教室でお子さまの反応を見てみるのもよいでしょう。

  • 質問 子ども向けのプログラミング教材で、代表的なものは?

    答え プログラミング教室で採用されている割合がもっとも高いのは、「Scratch(スクラッチ)」をはじめとするビジュアルプログラミング教材です。コーディング不要、かつブロック遊び感覚でプログラミングの概念を理解できるため、いわゆる「お勉強的」な雰囲気が好きではないお子さまでも、ゲーム感覚で自然にスキルを身につけられます。Scratchでは、世界中のユーザーが作った作品を遊んだり、お子さま自ら作った作品を世界に公開したりすることも可能です。ロボット系の教材に比べて、購入費用(導入費用)が安いことも特徴です。

  • 質問 ロボット教材でプログラミングを学ぶメリットとデメリットは?

    答え ロボット教材でプログラミングを学ぶメリットは3つあります。1つ目は、大会やコンテストの開催が多く、お子さまが努力してレベルを上げる必要があるために、スキルが習熟しやすいこと。2つ目は、自分で組み立てたロボットをプログラミングして動かすため、お子さまが夢中になりやすいこと。3つ目は、数学や物理学といった理系の知識が自然と身につくことです。とくに3つ目は、低年齢のうちに身につけると中学・高校の勉強で役立つ、と評価する保護者の方が多いようです。

  • 質問 ビジュアルプログラミング(Scratchなど)でプログラミングを学ぶメリットとデメリットは?

    答え メリットは、全体を通してビジュアルプログラミングを採用する教室の割合が多いためロケーションを選びやすいこと、ロボットよりも教材費が安いため、入会金をはじめとする受講費を安価に抑えられること、またコーディングの必要がないため、小さなお子さまでもゲーム感覚でプログラミングの概念を身につけられることです。デメリットは、見方によってはお子さまが「遊んでいるだけ」に見えるため、保護者の方がメリットを感じにくいこと。また、初心者向けのカリキュラムを主軸とする教室が多いため、もしお子さまがのめり込んで「もう一歩先を学びたい」と思ったときに、中級・上級の内容を学べないこと(教室を変える必要があること)です。

  • 質問 オンラインと対面授業、どっちを選ぶと良いですか?

    答え ご家庭の状況やお子さまのタイプによって異なります。オンライン授業に向いているのは、有名教室のレッスンを受けたいけれどそもそも教室が近くにない……という地方在住の方や、すでに複数の習いごとをしており特定の曜日に通うのが難しい方、大勢の中では気後れしやすいお子さまなど。対面授業が向いているのは、学校以外の居場所がほしい/作ってあげたい方や、お子さまの積極性を伸ばしたい方、周囲の子と切磋琢磨しながらスキルを伸ばしてほしい方などです。また、送迎の有無も重要なポイント。保護者の方が送迎に疲弊して退会するケースは少なくないようです。「無理なく送迎できるかどうか」も、判断基準にするとよいでしょう。

  • 質問 子どものうちからプログラミングを学ばせるメリットは?

    答え プログラミング教育はまだ歴史が浅く、実際にプログラミングを学んだ子が将来どうなったかのデータはほぼないため、あくまでも推測にはなりますが、プログラミング力は算数や数学の成績と相関すると考えられています。そのため、年長〜小学1年生ごろに良いプログラミング教室に出会い、その後数年にわたって通い続けることができれば、理系科目の成績が伸びるのと同時に、「物ごとを数値で考える力」に長けた、AI時代に活躍できる人材になれる可能性があります。