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2022年、高等学校でのプログラミング教育が拡充!いつから?内容は?全面実施とは?

2020年に小学校でのプログラミング教育が必修化されたことが話題ですが、高校でもプログラミングに関する学習が現在より拡充されることをご存じでしょうか。

実は、2022年からすべての高校生がプログラミングを学ぶように情報科のカリキュラムが変更されます。

また、大学入試の科目に「情報」の追加が検討されている話もあります。

この記事では、2022年からの高校でのプログラミング教育必修化についてまとめていきます。

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高校でもプログラミング教育が必修化!

現在、第4次産業革命ともいわれるように人口知能やビッグデータIoTなどの急速な発展にともない、「Society5.0」時代の到来が予測されています。

「Society5.0」時代では、様々な先端技術をあらゆる産業や生活に取り入れて、格差なく多様なニーズに対応したモノやサービスを提供する新たな社会の実現が目指されます。


このような新たな時代に備えて、情報や情報技術を受け身でとらえるのではなく、手段として活用していく力が求められます。

さらに、コンピュータがプログラムなどに動いているなどの仕組みを知ることで主体的に活用できる能力がこれからの社会を生きる子どもたちにとって重要になるといわれています。

このような背景によって、新学習指導要領において情報教育の充実が提唱されていきます。
具体的には、学校のICT環境整備やICTを活用した学習活動の充実、小・中・高を通してプログラミング教育を充実していくことなどが計画されています。

いつから?具体的な内容は?

高校の「情報」でのプログラミング教育の拡充は、それまでの移行期間を経て2022年から実施されます。

現状の「情報」科では「社会と情報」「情報の科学」の2科目からいずれか1科目を選択する形となっています。
プログラミングの内容がカリキュラムに含まれる「情報の科学」を履修する生徒の割合は約2割で、約8割の生徒はプログラミングを学ばずに高等学校を卒業することになります。

一方、改定後の新しい「情報」科では、共通必修科目「情報Ⅰ」が新設されます。
「情報Ⅰ」では、すべての生徒がプログラミングやネットワーク、データベースの基礎について学習していくことになります。

そして、情報Ⅰに加えて選択科目として「情報Ⅱ」が開設されます。この科目は、「情報Ⅰ」の発展的な科目としての位置づけで、情報システムやデータを適切・効果的に活用する力、コンテンツを創造する力を育成していきます。

【小中高別】プログラミング教育の目的、特徴とは

プログラミング教育の目的、特徴は小学校、中学校、高等学校でそれぞれ異なります。それぞれの教育の目的、特徴は以下の通りとなります。

小学校のプログラミング教育

小学校のプログラミング教育では、以下のことを学ぶ目的で行われます。
  • 身近な生活でコンピュータが活用されていることを知る。
  • プログラミングを通じて、問題解決には必要な手順があることに気づくため
プログラミングを学ぶことで、コンピュータやプログラミングに関するスキルが取得できるだけではなく、子どもたちが問題に直面した際に自分の力で解決できるようになります。

プログラミング教育で使用する教材は、難しいコードを打ち込まなくてもプログラミングが可能な「Scratch(スクラッチ)」、「マインクラフト」などビジュアルプログラミング教材と呼ばれるものを利用します。

中学校のプログラミング教育

中学校のプログラミング教育では、以下のことを学びます。使用機材はパソコン、小型コンピューターであるRaspberry Piなどを利用します。
  • 社会におけるコンピュータの役割や影響を理解する
  • 簡単なプログラム作成

高等学校のプログラミング教育

高等学校のプログラミング教育では、以下のことを学びます。使用機材は、パソコンを利用します。
  • コンピュータの働きを科学的に理解できるようにする
  • 問題解決にコンピュータを活用する
なお、ビッグデータのような統計情報を含むデータの処理や分析、数学や物理、化学など教科と連携した学習を行うことも計画されています。

情報の授業内容について

もう少し踏み込んで、情報の授業では実際にどのような学習が行われているのか、事例を見てみましょう。文部科学省は、平成26年度に「プログラミング教育実践ガイド」というものを公開しています。これは2022年度からの新しい指導要領に基づいて行われた授業ではありませんが、先進的な事例として参考になるでしょう。実際に行われた授業の内容をいくつか紹介します。

愛知県立安城南高等学校では、高校2・3年生向けにWebプログラミングの授業を実施しています。これは、HTML/CSS、JavaScriptを用いて簡単なプログラムを作るもの。「繰り返し処理」と「配列の処理」という、プログラミングにおいて基礎的な内容を学べるものになっています。

宮城県仙台第三高等学校はSSH指定校であるためか、やや高度な内容を扱っています。C言語を用いて電子工作・センシングの基礎学習を行うというもので、ハードウェアも用いた授業内容になっているのが特徴です。

その他、東京大学教育学部附属中等教育学校のオリジナルプログラム製作、埼玉県立川越南高等学校の基本的なアルゴリズムの学習についての事例が紹介されています。興味のある方は、ぜひ元のページを参照してみてください。


 大学入試に「情報」が加わる?

センター試験に代わって新しく導入される「大学入学共通テスト」の中にも後々「情報」科が選択科目として追加される可能性があります。

高大接続システム改革会議の最終報告(2016年3月31日)の中では、「情報」については「適切な出題科目を設定し、情報と情報技術を問題の発見と解決に活用する諸能力を評価する」 と記載されております。

こちらは、現状ではまだ検討段階であり、決定事項ではないようです。

CBT化対策について

また、受験方式にCBT(Computer Based Testing)を導入することも検討されています。

CBTを活用すると、パソコンやタブレットで出題、回答、採点をコンピューターによって処理することができます。

また、これまでに出題できなかった音声や動画を用いた出題が可能となるメリットがあります。
現在では、一部の検定試験や資格試験でも導入されており、英検や漢検でも採用されています。

ただし、CBTが導入される場合には、普段からキーボード操作やマウスやタブレットのタッチパネルでの入力操作に慣れておく必要があります。
現在の紙を使った回答方法とは勝手が異なることなどが懸念点としてあげられます。

プログラミングを学ぶ意味は?

これまでは必修ではなかったプログラミング教育。果たして、高校生全員が学ぶ必要のあることなのでしょうか?

新しい高等学校学習指導要領の中では、情報Ⅰにおけるプログラミング学習の内容について、「アルゴリズムを表現する手段、プログラミングによってコンピュータや情報通信ネットワークを活用する方法について理解し技能を身につける」と書かれています。実際に演習することを通して、プログラミングなどの仕組みを理解していくということになります。

もちろん、この先の人生でプログラミングを使わない生徒もいるでしょう。しかし、世の中にある便利なWebサービスやアプリ、システムなどは、すべてプログラミングによって開発・制御されています。それがどのような仕組みで動いているのか、少しでも知っておくことは人生の中で無駄にはならないでしょう。

また、仕事の中で全くプログラミング的なことをしない方が今後は難しくなってくるかもしれません。特にデスクワークを行う人たちは、パソコンなしでは仕事を行うことができません。パソコンを使って業務をする上で、プログラミングの知識を使えば、作業を効率化したりすることができます。そういった可能性に高校生のうちから触れておくことができるのは、とても重要なことでしょう。

まとめ

以上、高等学校でのプログラミング教育の拡充についてまとめました。

すでにプログラミングを学習している高校生もいますが、現状のカリキュラムでは約2割程度。今後は「Society5.0」時代に対応していくため、「情報Ⅰ」という科目が新設されます。

また、大学入試の科目や入試の回答方法についても今後「Society5.0」時代にあわせて大きく変化する可能性があります。

プログラミング教育の拡充の実施自体は、2022年からのスタートでまだ少し先ですが引き続き動向を注目していく必要がありますね。

参考資料
内閣府「Society5.0 」https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/
文部科学省生涯学習政策局 情報教育課情報教育振興室「小学校プログラミング教育の必修化に向けて 」https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/10/05/1409851_6.pdf 
文科省「小学校プログラミング教育に関する概要資料」 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/21/1416331_001.pdf
文科省「高大接続システム改革会議「最終報告」の公表について」https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/033/toushin/1369233.htm
高等学校学習指導要領
https://www.mext.go.jp/content/20220324-mxt_kouhou02-000021499_1.pdf
プログラミング教育実践ガイド
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1408013.htm

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