限られた時間のなかでプログラミングを学ぶなら、プログラミングスクールに通うことがおすすめです。基礎知識から現場で通用するスキルまで、幅広く指導してくれるのがプログラミングスクールです。
この記事では、大学生におすすめのプログラミングスクールや選び方についてわかりやすく紹介します。これからスクール選びをする人は、ぜひ参考にしてみてください。
大学生におすすめプログラミングスクールの選び方
ここでは、大学生におすすめのプログラミングスクールの正しい選び方を3つのチェックポイントでまとめました。1.オンラインと通学を選択できるか
大学生は、授業やバイト、就職活動などでプログラミングを学べる時間が限られています。そのため、オンラインと通学で受講スタイルを選べるかをチェックしておきたいですね。受講スタイルは、主に以下の3つに分けられます。
- オンライン型
- 通学型
- オンライン+通学のハイブリッド型
2.カリキュラム内でポートフォリオを制作できるか
カリキュラム内で制作したポートフォリオは、就職時に実績としてプレゼンできる資料となります。スクールによっては、現役エンジニアによる指導で、高品質のポートフォリオが制作できるスクールもあります。IT企業への就職を考えているなら、ポートフォリオが制作できるプログラミングスクールを選びたいですね。スクールで制作できるポートフォリオは、オリジナルアプリやマッチメイクサービスなど、内容も多岐に渡ります。エンジニアとしての技術力の担保にもなるのがポートフォリオであるため、「スクールでどのようなポートフォリオが制作できるか」はチェックしておきたいですね。
3.学割などで授業料が安くなるか
プログラミングスクールのなかには、学割を利用できるスクールがあります。プログラミングスクールを授業料を抑えて選びたいなら、安くするためのポイントを抑えておきましょう。授業料を安くするためのポイントは、以下の通りです。
- 学割が利用できる
- 友人と同時入会で割引が利用できる
- 教育訓練給付制度が利用できる
- 専門実践教育訓練給付制度が利用できる
大学生がプログラミングスクールへ通うべきおすすめな理由
ここでは、大学生がプログラミングスクールへ通う3つのメリットを説明します。IT業界へ就職しやすくなる
プログラミングスクールで確かなプログラミングスキルを身に付けることで、IT業界でキャリア形成しやすくなります。スクールでポートフォリオを制作することで、自身のスキルやアイディアの強みなどをアピールしやすくなるでしょう。IT業界では人材不足に悩まされている企業が増えている傾向があるため、若くからプログラミングスキルを身に付けることは、将来の仕事の幅を広げることにもつながります。
IT業界でバイトすることで経験を積める
プログラミングスクールでスキルを習得すると、IT業界でバイト経験を積みやすくなります。IT業界でバイトすることで、現場で働く現役エンジニアから知識やスキルを直接指導してもらえる機会もあるでしょう。なお、プログラミングのアルバイトは、以下のような業務に携わります。
- システム開発のサポート
- データ入力や資料作成
- プログラムのデバッグやテスト要因
問題解決能力を身に付けられる
プログラミングを学ぶことは、トライ&エラーの連続になります。問題を見つけ解決へと導く思考能力は、エンジニアだけではなく幅広い業種で役立つスキルだといえます。問題解決能力を習得することで、「未来にどのような問題が発生するか?」と予測する力も身に付きます。さらに、プログラミングを学ぶことで、複数の解決策を立案するスキルも習得できます。問題解決能力が身に付いている人は、どのような仕事でも高い能力を発揮できる人材だといえるでしょう。
大学生がプログラミングを学ぶメリット
大学生がプログラミングを学ぶ意メリットは、以下のような点が挙げられます。- 就職活動で有利になりやすい
- フリーランスエンジニアなどフレキシブルな働き方も選べる
- 学生のうちに一生モノのスキルが身につけられる
- 人生の選択肢が広がる
コエテコで取材したスクールの方も、「就職活動での自己PRなどに活用する大学生が増えている」とのことでしたので、大学生でプログラミングを学ぶ人も増えてきていると言っていいでしょう。
さらに、社会人になってから「企業に縛られない働き方がしたい」と考える人が増える傾向がありますが、そのようなときにプログラミングを習得していることでフリーランスになる道も選べます。
大学生がプログラミングを学ぶならスクールはおすすめ?
プログラミングを独学で学び始めた場合、90%以上の人は挫折するといわれています。エラーが発生するたびに原因を突き止めることに長い時間を要していると、プログラミング学習への熱意が削がれてしまう人も多いようです。1人でもくもくと勉強をすることが好きで、問題が見つかったときに自身で突き止めていけるなら独学のまま学習を進めても良いでしょう。しかし、プログラミング学習に不安を感じている人やパソコンの触り方もわからないという人は、プログラミングスクールへの入会を検討することをおすすめします。スクールに通うことで、プログラミング初心者が挫折しないようつまづきやすい箇所を丁寧に伴奏してもらえます。
参考:プログラミングライフ
大学生向けプログラミングスクールの選び方まとめ
プログラミングスクールを初めて選ぶときには、以下のようなポイントを確認しておきましょう。- 現役エンジニアが講師であるか
- 無料体験ができるか
- サービス開発を提供しているか
また、プログラミングスクールでコードの書き方を習うのは、大前提であると考えましょう。そのうえで、サービス開発ができるかを確認しておく必要があります。サービス開発全般が担えるということは、現場で即戦力となれる人材として企業から歓迎されるでしょう。
参考:LISKUL
大学生におすすめのプログラミングスクール10選
それでは、コエテコがおすすめする大学生向けプログラミングスクール10選をご紹介します。DMM WEBCAMP

文系受講者70%以上、知識0からでスタートOKなのはDMM WEBCAMPの大学生向け就活対策コースです。
こちらのコースは、エントリーシート添削や求人紹介サポートもあり就活対策が可能なことに加え、学割が適用できるのも大学生にとっては嬉しいポイントですね。
カリキュラム学習100時間・課題学習41時間・ポートフォリオ作成30~50時間で、学習内容のボリュームも豊富です。
・DMM.comグループならではの新卒限定求人紹介あり。
・週2回のメンタリングでモチベーションサポート!

最大56万円のキャッシュバックが受け取れるのは、オンライン完結型のDMM WEBCAMPです。プログラミングの学習だけではなく、就職サポートまで手厚いのがDMM WEBCAMPの魅力です。ライフコーチがプログラミング未経験者に丁寧に伴走してくれるから、学習を挫折しづらいスクールとしても知られています。
キャッシュバックを受け取れるDMM WEBCAMP COMMIT専門技術コースは、実質340,800円(税込)で受講できます。受講内容は、以下の通りです。
- 1カ月目:インプット学習(プログラミング言語)
- 2カ月目:チーム開発
- 3カ月目:個人開発
- 4カ月目:専門技術学習(AI教育・クラウド教育)
また、上記コース以外にも「はじめてのプログラミングコース」では、コーディングからRuby/Ruby on Railsのプログラミングまで、実際に手を動かしながら学ぶことができ、金額も比較的安価になりますので、大学生におすすめと言えるでしょう。
GeekSalon(ギークサロン)

GeekSalon(ギークサロン)は大学生限定のプログラミングスクールで、プログラミングの基礎からアプリ開発まで習得することができます。初心者におすすめの基本コースでは以下のプランから学習内容を選択可能です。
- Webサービス開発コース
- Gameアプリ開発コース
- iPhoneアプリ開発コース
また基本コースの料金はいずれも109,340円(税込)と大手スクールに比べてリーズナブル。専属メンターによるオンラインサポートはもちろん、他の大学生との勉強会や相談なども人気がある理由の一つで「同世代の仲間と一緒に学びたい」と考えている学生にもおすすめです。
RaiseTech

稼げるエンジニアになるためのスキルが身に付きやすいのは、RaiseTechです。講師は、月単価80万円を超える現役のプロが務めていることが強み。チャットサポートは、受講中だけではなく期間無制限で受けられます。そのため、学習につまづきやすいプログラミング初心者が安心して学べるプログラミングスクールだといえるでしょう。
RaiseTechに用意されているコースは、以下の通りです。
- Javaフルコース
- AWSフルコース
- WordPress副業コース
- デザインコース
- Lステップマーケティングコース
Javaフルコースでは、Webアプリケーション開発からフレームワーク、AWSなどの幅広いスキルを学べることが特徴です。オンラインコミュニティにも参加できるため、受講生同士でコミュニケーションをとりたい人にもおすすめです。
授業料は通常価格が448,000円(税込)となっていますが、学割を利用すると288,000円(税込)で利用でき,分割払いも可能です。受講を検討しているなら、無料説明会に参加しましょう。
TechAcademy

現役エンジニアからマンツーマンで学習をサポートしてもらえるのは、TechAcademyです。初心者向けのカリキュラムも充実しており、スキルが上がるにつれてレベルが高いカリキュラムを受講することも可能です。セットで受講すれば、138,000円オフになるなどのサービスも実施しています。
2週間で学べるHTML/CSSトレーニングコースは、学生なら39,000円(税別)で受講できます。分割払いなら月々1,625円から学習をスタートできるため、授業料を抑えたい学生にとって通いやすいスクールだといえますね。
Webサービスやスマートフォンアプリ開発など、幅広いコースが用意されていることがTechAcademyの特長。大学生が受講しやすいのは、はじめてのプログラミングコースです。はじめてのプログラミングコースでは、以下の内容を学べます。
- HTMLL/CSSでWebサイト作成
- PHPでアプリケーション作成
- SQLでデータベース構築
- BookshelfでWebサイト開発
COACHTECH(コーチテック)

オーダーメイドカリキュラムで最短距離でプログラミングを学べるのは、COACHTECHです。疑問点でつまづかないよう、チャットサポートなどのサービスも充実しています。基礎学習の後にWebアプリ開発やモダン開発など、スキルに合わせて徐々にステップアップすることが可能です。
専属コーチと毎週面接が行えるため、プログラミングに関する悩みや質問なども、その都度解決しやすいことがCOACHTECHの強みだといえるでしょう。
コースは、4週間のBasicターム・8~12週間のStandardターム・試験に合格した受講生が受講できるAdvanceターム・期間制限なしのCOACHTECH Proの4種類。
COACHTECHの学習内容は、以下の通りです。
- HTML/CSS
- Webデザインテクニック
- JavaScript
- PHP
- Vue.js/Nuxt.js
- UI/UXデザイン
- CMS
侍エンジニア塾

講師に質問しやすい環境が整えられているのは、侍エンジニア塾です。現役エンジニアがマンツーマンで講師を務めるから、現場目線の指導を受けられることが強みです。カリキュラム内ではオリジナルサービスを開発することで、実践的なスキルを身に付けられます。
侍エンジニア塾には、以下のようなコースがあります。
- エキスパートコース
- フリーランスコース
- 転職保証コース
- プログラミング教養コース
- Webデザイン教養コース
- AIコース
「エキスパートコース」は、Webサービス開発やスマホアプリ開発、ゲーム開発など幅広い分野から、自分が学びたい分野だけを選んで学習できることがメリット。オーダーメイドカリキュラムを受講することで、短期間で効率的にプログラミング学習できます。
受講料は、プログラミング教養コースの12週間プランが297,000円(税込)で、エキスパートコースの12週間プランが594,000円(税込)です。別途、入学金が99,000円(税込)かかります。女性や学生は最大25%オフの対象となるため、気になる場合は無料カウンセリングを利用しましょう。
RUNTEQ

Web系開発のノウハウが詰め込まれた知識が習得できるのは、RUNTEQです。カリキュラムは800~1,000時間の学習量となるため、高いレベルのプログラミングスキルが身に付きやすいことが特徴。入門学習から始まり、基礎学習を終えると中間試験を受けます。その後、Rubyやインフラを学べる応用学習の後に、卒業試験が実施されます。
RUNTEQでは、以下のようなスキルが身に付きます。
- HTML/CSS
- Ruby
- Rails
- データベース
- JavaScript
- 開発工程
- UNIX/Linux
- Git/Git-flow
定期的にオンラインコミュニティやイベントが開催されており、プログラミングを学ぶ仲間同士で相談し合える環境が整えられています。具体的には、定期勉強会や同期会、全体懇親会やポートフォリオ進捗発表会などに参加できます。
受講料は、一括料金が550,000円(税込)で、分割にすれば月々26,400円~(税込)で受講することも可能です。
KENスクール

学割や一般教育訓練給付金制度対象の講座が用意されているのは、KENスクールです。専任のカウンセラーが入学前から在籍中もフォローするため、安心して学びやすい環境が整えられていることが特徴です。
フリータイム制のカリキュラムで複数の校舎を利用できるから、受講生が学びたいタイミングでプログラミングを学習できます。また、KENスクールでは受講生管理システムを採用しており、弱点やスケジュールなどが客観的に把握できるようになっています。
KENスクールでは、以下のようなコースが用意されています。
- Web・DTPデザインコース
- プログラミングコース
- ネットワークコース
- CADコース
- オフィスコース
受講料は、Javaプログラマー養成コースが6ヵ月で401,500円(税込)で、Cプログラマー養成コースが3ヵ月で306,900円(税込)となっています。
インターネット・アカデミー

受講料の最大70%がオフになるのは、インターネット・アカデミーです。「一般教育訓練給付制度」や「専門実践教育訓練給付制度」を利用できるから、費用を抑えてプログラミングを学びたい大学生におすすめのスクールです。
ライブ授業やマンツーマン授業のほか、オンデマンド授業も受講できるから、通学途中の電車のなかで手軽に学べることも嬉しいポイントですね。受講生は、集中して作品作りが行えるラーニングスペースを利用することも可能です。
インターネット・アカデミーには、以下のようなコースがあります。大学生におすすめなのは、「プログラマー入門コース」です。正しいHTML/CSSやJavaScriptの知識を基礎から身に付けられるから、プログラミング初心者でも安心して受講できます。「プログラマー入門コース」の受講料は、209,000円(税込)で、受講期間は1~3ヵ月となっています。
GEEK JOB
就職に強いプログラミングスクールとして知られているのは、GEEK JOBです。未経験者が就職できる求人は、500社以上取り揃えていることが特徴。企業の特色に合わせた面接対策サポートを行うから、就職活動が初めての大学生でも安心して利用できます。カリキュラムは常に最新の情報を取り入れてアップデートされるため、現場で活用しやすいスキルを習得できることがメリット。現役インフラエンジニアや現役プログラマーが個別指導するから、現場目線のプログラミングスキルを学べます。
なお、GEEK JOBの受講料は無料となっています。就職した企業から成功報酬が支払われるため、受講生は料金を支払う必要はありません。オンライン受講ができるから、地方に住んでいる人も気軽に無料カウンセリングを受けてみましょう。
AIジョブカレ
AIに特化した内容を学習できるのは、AIジョブカレです。カリキュラムでは、AIの現場で活用しやすいPythonやアルゴリズム、パラメーターチューニングなどを学習できます。AIジョブカレは、「JDLA E資格取得」を目指している人が受講している傾向があります。講師は現役のデータサイエンティストが務めるため、業界の専門的な知識を活かした指導を行うことが強みです。
AIジョブカレには、以下のようなカリキュラムが用意されています。
- E資格対応パッケージプラン
- Python+数学講座
- 機械学習講座
- ディープラーニング講座
- 統計+R講座
- ケーススタディ実演講座
受講料は、E資格対応パッケージプランが229,900円(税込)、Python+数学講座が43,824円(税込)、機械学習講座が105,600円(税込)となっています。
大学生がプログラミングを学んで稼ぐことは可能?
プログラミングスキル、Web制作スキルを身につけたら、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングなどを利用し、一案件5万円~の仕事を月に数回受注すれば一般的なバイト代よりも多く稼げる可能性があります。プログラミングスキルを身につけるのに年齢や学歴は関係なく、誰でも未経験から学ぶことができます。また、プログラミングはインプット、アウトプットの繰り返しで知識を身に着けることができるので、実際にクラウドソーシングなどで仕事を行うことで、より知識を深めることができます。さらに実績も増やせるので、就活に役立つポートフォリオ作成にもおすすめです。
プログラミングスクールのなかにはオンラインで学べるスクールなど、大学に通いながらスキルを身につけられるスクールも数多くあるので、スキルを身につけてクラウドソーシングなどを利用してみるといいでしょう。
まとめ
ここで紹介したプログラミングスクールは、未経験者が挫折しないようカリキュラムが組まれ、コーチが丁寧にサポートしてくれるのが特徴です。独学でプログラミングを学ぶことに限界を感じている場合は、プログラミングスクールの無料体験などを利用してみても良いですね。プログラミングスクールは、大学生のプログラミング学習を力強く後押ししてくれる存在となってくれるでしょう。