子ども用パソコンの選び方完全ガイド|年齢別・用途別の必要スペックと選び方のコツ
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そうはいっても、パソコンは決して安くはない買い物。子ども用のパソコンは、どのようなポイントに気をつけて選べばいいのでしょうか?
この記事では、子ども用のパソコン選びに必要な情報を、スペックから予算まで詳しく解説していきます。
子ども用パソコンを選ぶ前に押さえておきたい3つのポイント

- 使用目的を明確にする(プログラミング学習?ゲーム?学習用?)
- お子さまの年齢に合わせた選び方
- 予算の目安(用途別の相場)
パソコン選びでもっとも重要なのは、使用目的の明確化です。プログラミング学習であれば処理速度の速いCPU*が、オンライン学習であれば安定した無線LAN機能が必要になります。
また、お子さまの年齢によって必要な機能は大きく異なります。
小学校低学年なら、基本的な学習やタイピング練習が中心となるため、高性能な機種は必要ありません。一方、高学年になるとプログラミングやゲーム、動画編集など、より高度な使い方をする可能性が高くなります。
パソコンの寿命は使用頻度などにより変わりますが、一般的には5年程度。小学校低学年で購入するのであれば、安いモデルで使い倒すイメージでもいいかもしれません。高学年で中学に入ってからも使う前提だと、少し上のモデルが向いています。
予算については、入門用の学習向けモデルで5万円前後、プログラミングやゲームができる標準モデルで7〜10万円、動画編集などにも対応できる高性能モデルで12万円前後を目安にするとよいでしょう。
子ども用パソコンの選び方|購入のタイミングを考える
子ども用パソコン購入プランの一例

一般的に大学入学時にノートパソコンを新たに買うケースが多いです。大学ではパソコンが必須ですし、学部によっては高い性能も求められます。ですから、大学入学時の購入を区切りとして設定し、逆算してパソコンの購入プランを考えてみるのも良い方法です。
中学・高校では指定端末(パソコン)購入のケースもあるので注意

もし、中学受験を考えているのであれば、パソコンを買うタイミングはよく考えるようにしましょう。私立中高一貫校では、入学時に学校指定の端末を購入することが増えています。自治体にもよりますが、補助金制度もあります。
公立中学校はGIGAスクール構想により、ひとり1台の端末が貸与されます。公立高校については、自治体により端末の貸与等があるか、購入の補助金制度があるかが異なります。
学校指定の端末は、自宅での自由な利用が制限されていたり、学習以外の目的での利用が禁止されていたりするケースがあります。そのため、子どもは成長するにつれて、自分のパソコンを欲しがることが多いです。ご家庭の状況やお子さまの希望を考慮しながら、買うタイミングを慎重に判断するようにしましょう。
子ども用パソコンの選び方|必要な基本スペック

- CPUは、Intel Core i3以上がおすすめ
- メモリは最低8GB、用途別の推奨容量
- ストレージ容量の目安
- 画面サイズの選び方
パソコンの性能を決める重要な要素が「CPU」です。CPUは頭脳のような役割を果たし、処理速度に大きく影響します。子ども用としては、Intel社のCore i3以上、もしくはAMD社の同等品がおすすめです。
メモリは8GB以上が標準となっており、複数のソフトを同時に動かす場合はより多くのメモリが必要です。
ストレージ(パソコン内でデータを記憶し保存する)は、標準的なモデルで256GB〜512GBが推奨サイズです。
また、画面サイズは13〜15インチが扱いやすく、視力への負担も考慮した適度なサイズとなっています。これらのスペックは、一般的な学習用途であれば十分な性能を発揮できます。
これは、あくまで基本となるスペックです。単純にネットの閲覧やタイピングの練習だけなのか、小学校高学年で動画の編集もやってみたいのか、では必要なスペックが違います。
次に用途別・主に使用するアプリやソフト別に必要なスペックをまとめたので参考にしてくださいね。
子ども用パソコンの選び方| 用途別・必要スペック一覧表
使用目的 | 推奨されるスペック |
スクラッチ |
|
教育版マインクラフト |
|
ロブロックス |
|
動画視聴 |
|
動画編集 |
|
コーディング |
|
用途別の必要スペックは、使い方によって大きく異なります。タイピング練習程度でしたら、それこそ保護者が以前使用していたパソコンでも問題ありません。
パソコンは、スペックが高いほど快適に使えます。しかし、それだけ費用も高くなるので、冒頭で延べた通り、使用目的やお子さまの年齢によって判断することがポイントになります。
子ども用パソコンの選び方|おすすめポイント

- 耐久性重視のモデル選び
- セキュリティ対策
- 保証・サポート体制の確認
- 持ち運びを考慮した重さ
小学生が使うパソコンは、耐久性が重要です。
子どもというのは思いも寄らない行動をするもの。テーブルの上で作業していたと思ったら、他の遊びに夢中になって「肘でノートパソコンを押して床に落とした」なんていうのは、珍しくもありません。ノートパソコンを閉じるのでも、乱暴に「ガンッ!」とたたきつける、小さい弟や妹が寄ってきてキーボードを棒で叩く、なんてこともあるかもしれません!
ですから、キーボードやヒンジ(画面の開閉部分)が丈夫なモデル、衝撃に強い設計のものを選びましょう。
GIGAスクール構想でタブレットなどが貸与されていると思うので、小学校では個人のノートパソコンを持参することは基本的にないでしょう。それでも、持ち運ぶことを考慮し、1.5kg以下のモデルがおすすめです。
セキュリティ対策として、ウイルス対策ソフトのインストールや、ペアレンタルコントロール(利用制限)機能の有無も確認が必要です。また、故障時のサポート体制も重要なポイントです。メーカーの保証期間や修理対応の評価を確認しましょう。
子ども用パソコン選びでよくある失敗例

- 安さ重視でスペックなどを確認しない
- 画面が小さすぎる
- バッテリー持続時間が短い
パソコン選びでよくある失敗のひとつが、スペック不足です。初期費用を抑えようとして必要以下のスペックを選んでしまうと、動作が遅くストレスを感じます。子どものものだからと、とにかく一番安いものを安易に選んでしまわないようにしましょう。
とはいえ、パソコンは一種の消耗品でもあり、いずれ買い替えます。最初に予算をハッキリと決めて、予算を越えない範囲の中から使い方に合った機能やスペックを持つパソコンを選ぶことが大事です。

また、11インチ以下の小さな画面を選んでしまうと、長時間の使用で目が疲れやすくなります。さらに、バッテリー持続時間が短いモデルを選ぶと、充電切れで学習が中断してしまう可能性があります。最低でも6時間以上のバッテリー駆動時間があるモデルを選びましょう。
予算とおすすめモデル
- 5万円前後でも大丈夫!入門用モデル(エントリーモデル)
- 7-15万円で選ぶベストバランスモデル(ミドルレンジモデル)
- 15万円以上のハイスペックモデル(ハイエンドモデル)
パソコンは予算に応じて選択肢が広がります。
5万円前後の入門モデルでは、基本的な学習用途やタイピング練習に適したスペックのものを選べます。プログラミング学習やマインクラフトなどのゲームにも対応できる、7〜15万円のミドルレンジモデルは、最もコストパフォーマンスの高い価格帯です。
15万円以上の高性能モデルは、動画編集や3Dモデリングなど、より高度な用途にも対応可能です。ただし、必要以上のスペックのモデルを選ぶ必要はありません。
キッズパソコン・電子玩具(おもちゃ)について
最近、子ども向けの学習玩具として、人気キャラクターをモチーフにしたパソコン型の商品が数多く販売されています。これらの商品は、英語や算数、プログラミングなどの学習ソフトが搭載されており、まるで本物のパソコンのように操作できるため、子どもたちにとってはかなり魅力的。中には、カメラやヘッドセットが付属しているものもあり、より本格的な学習体験を提供しています。
しかし、玩具売場にあるようなキッズパソコンは、あくまで高度な電子玩具であり、本格的なパソコンと比較すると機能面では制限があります。幼児期から小学校低学年のお子様へのプレゼントとしては、遊びながら学べる優れた教材と言えるでしょう。
いったん「家族用パソコン」をみんなで使うのもあり!
保護者が仕事で使用するパソコンは子どもに使わせないのが安全です。兄弟姉妹がいる場合や、家族みんなで使う目的であれば、ミドルレンジモデルでメモリやストレージが大きいものを選ぶとよいでしょう。家族共有パソコンの推奨スペック
CPU | Intel Core i5以上を推奨 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB以上のSSDを推奨。 SSDは従来のHDDよりも高速で、起動や読み書きが速く家族での共用に適している |
まとめ
子ども用のパソコン選びは、年齢や使用目的に応じて適切なスペックを見極めることが重要です。予算内で最適なモデルを選ぶためには、この記事で解説した選び方のポイントを参考に、実際の店頭で製品を確認するといいですね。現物を見て触れてみる、大きさや画面などをチェックし、比較しながら選ぶと失敗がありません。
パソコンは決して安い買い物ではありません。また、いずれ子どもの成長とともに買い替える必要があるものです。しっかり調べて納得した上で購入しましょう。
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