【応募締め切り:2025年6月30日月曜日】最大5,000円分のAmazonギフトカードプレゼント!

新学習指導要領のポイント解説!プログラミング必修化以外の注目すべき変化とは?

新学習指導要領のポイント解説!プログラミング必修化以外の注目すべき変化とは?

※ 本コンテンツにはプロモーション(PR)が含まれています。また、詳しい最新情報については公式サイトをご確認ください。

学習指導要領の改訂によって必修化された小学校でのプログラミング教育。コンピュータが社会で広く活用され、新たな技術が次々と登場する現代に対応することを目的としています。

この改訂では、実はプログラミング教育の必修化のほか、さまざまな学びの変化がありました。ここではプログラミング以外に何が変わったのか、新しい学びについて解説します。

新学習指導要領 ポイント

新学習指導要領とは

最初に、新学習指導要領についてまとめておきましょう。
 
新学習指導要領は、子どもたちの未来を見据えた重要な教育改革です。

学習指導要領の改訂は、約10年に1度行われる教育課程の基準の見直しプロセスを指します。具体的には、2017年・2018年に改訂された学習指導要領が現在の「新学習指導要領」として知られています。小学校が2020年度、中学校が2021年度から全面実施され、高等学校は2022年度の入学生から順次導入されています。
 
改訂の背景には、世界のグローバル化や人工知能(AI)技術の急速な進歩があります。将来の予測が難しい時代に、子どもたちがしっかりと対応できるようにするため、従来の学びを見直したわけです。
 
新学習指導要領では、子どもたちに身につけてほしい力を3つの柱で示しています。
 
  • 知識及び技能:基礎的な知識や技能を確実に習得すること
  • 思考力、判断力、表現力等:知識を活用して課題を解決する力
  • 学びに向かう力、人間性等:学ぶ意欲や他者と協働する力
出典:2020年度、子供の学びが進化します!新しい学習指導要領スタート!/政府広報オンライン

また、新しい学習指導要領には3つの重要なポイントがあります。
 
1つ目は「社会に開かれた教育課程の実現」です。これは、学校と社会がつながりを持ち、子どもたちが社会の中で学ぶ機会を増やすことを意味します。

2つ目は「主体的・対話的で深い学び」です。子どもたちが自ら考え、話し合い、理解を深める授業を目指します。

3つ目は「カリキュラム・マネジメントの確立」です。学校全体で教育内容を計画的に組み立て、実施・評価・改善していく取り組みのことです。
 
変化の激しい現代だからこそ「何を、どれくらい学ぶか(勉強の内容)」だけではなく、「どのように学び、活かすか(知識の活用方法)」が必要になる。だからこそ、社会全体で子どもの教育をしていきましょうということですね。

新学習指導要領|プログラミング教育以外の新たな取り組み

新学習指導要領は、プログラミング教育の必修化だけでなく、さまざまな新たな取り組みを行っています。代表的なのが英語教育ですが、他にも生きる力を育むための学びが導入されています。

中学校では言語能力を高める教育が強化され、高校では金融教育もスタートしています。小中高で実施されている、新たな取り組みを見ていきましょう。

外国語教育の充実

小学校から段階的に英語教育を行うようになりました。3・4年生では歌やゲームを通じて英語に親しみ、5・6年生からは正式な教科として学習します。

いわゆる英語4技能「聞く」「話す」「読む」「書く」をバランスよく学ぶことで、小学校から中学、そして高校卒業までに実践的な英語力を身につけることをめざします。

理数教育の新しい取り組み

理科や算数・数学の授業では、実験や観察を重視し、子どもたちが自ら考え、発見する力を育てます。

また、身近な生活の中にある数字やデータを分析する力を養うため、統計の学習も増やしていきます。ビッグデータやAIの発展により、データを適切に分析し活用する能力が社会で求められており、統計学はこの能力の基礎となります。


言葉の力を育む教育

国語だけでなく、全ての教科で言葉の力を伸ばす取り組みを積極的に行っています。自分の考えをレポートにまとめたり、クラスで話し合ったりする活動を通じて、コミュニケーション能力を高めていきます。

心を育てる道徳教育

道徳の時間が「特別の教科」として新しくなりました。さまざまな課題について、自分ならどうするか考え、友だちと意見を交換しながら、より良い判断ができる力を育てます。

日本の伝統と文化を学ぶ

お祭りや伝統芸能、地域の歴史など、日本や郷土の文化について学びます。体験的な活動を通じて、日本の良さを知り、文化を大切にする心を育てます。

選挙や政治について学ぶ教育

18歳から選挙権を持つようになったことを踏まえ、高校では新科目「公共」が始まりました。この科目では、選挙年齢が18歳以下に引き下げられたことなどを背景に、政治参加、選挙、労働問題、消費者教育、SDGsなどを学習します。

賢い消費者になるための教育

18歳から契約がひとりでできるようになることを踏まえ、契約の基本や消費者の権利、トラブルの防ぎ方などを学びます。自立した消費者として必要な判断力を養います。

体験を通じた学び

教室での学習だけでなく、自然体験や職場体験、ボランティア活動など、実際の体験を通じて学ぶ機会を増やします。実践的な力と社会性を育てます。

将来の起業家を育てる教育

ビジネスの基礎知識やアイデアを形にする方法を学びます。グループで商品開発や販売計画を考えるなどの活動を通じて、創造力と実行力を育てます。主に小中学校で、起業家教育プログラムが実施されています。

お金との付き合い方を学ぶ教育

生活に必要な金銭管理の基礎を学びます。収支のバランス、貯金の大切さ、キャッシュレス決済の仕組みなど、実生活に役立つ金融の知識を身につけます。

小学校低学年でお金の流れの基本的な理解から始まり、高校では資産形成の視点や生涯を見通した経済計画の重要性について知識を深める内容が盛り込まれています。

「生きる力」を育むために ―― 知・徳・体のバランスの大切さ

わたし達の社会は、情報化とともに大きく変化を続けています。このような時代だからこそ、文部科学省は子どもたちの「生きる力」を重視しています。それは「確かな学力(知)」「豊かな人間性(徳)」「健康・体力(体)」という3つの要素がバランスよく備わった力のことです。
 
新学習指導要領 ポイント

従来の知識重視の教育から、今は「自ら考え、判断し、行動する力」の育成へと変わってきています。たとえば、新しく始まったプログラミング教育。これは単なるコンピュータースキルではなく、物事を論理的に考え、課題解決の道筋を組み立てる思考力を育てるものです。
 
また、基礎となる知識をしっかり学びながら、さまざまな体験や人々との交流を通じて、社会性や創造力も育んでいきます。こうした学びの積み重ねによって、子どもたちは変化の激しい社会の中でも、自分らしく充実した人生を送る力を身につけていくことができます。
 
子どもたちには、この力強い土台をもとに、未来に向かって大きく羽ばたいてほしいと願っています。ただ単に生き抜くのではなく、豊かに生きる力を育んでほしいですね。

プログラミングの必修化について詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ。
プログラミング教育必修化のすべてがわかる!まるわかりガイド

小・中・高校でプログラミング教育が必修化します。「そもそもプログラミングって何?」「なぜ必修化?」「受験や就職への影響は?」など、気になるギモンにくわしく回答!どこよりもやさしくご説明します。

プログラミング教育必修化のすべてがわかる!まるわかりガイド
プログラミング教室ガイド
プログラミング教室ガイド

2025/02/03 13:27

コエテコ ロゴ

今から対策しませんか?新・大学入試
お近くの教室を探す
コエテコ経由で体験申し込みされた方全員にAmazonギフトカードプレゼント中!
体験レッスン+口コミ投稿された方全員に
Amazonギフトカードプレゼント中!

あわせて読みたいガイド

プログラミング教育がスッキリわかる!
よく分かるプログラミング教室ガイドを読む

RECOMMENDこの記事を読んだ方へおすすめ

運営者情報

コエテコ byGMO 」は、東証プライム上場企業である GMOインターネットグループ株式会社 の連結グループ会社、GMOメディア株式会社によって運営されています。 編集は、同社の教育サービス事業部「コエテコマガジン」制作チームが担当しています。

商号 GMOメディア株式会社 (GMO Media, Inc.)
設立年月日 2000年10月13日
GMOメディア株式会社の事業内容 メディア事業、ソリューション事業
所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー 12F
資本金 7億6197万円(2024年12月31日現在)
上場市場 東京証券取引所 グロース市場(証券コード : 6180)
主要株主 GMOインターネットグループ株式会社
東京証券取引所 プライム市場(証券コード : 9449)
許可 厚生労働大臣許可番号
有料職業紹介事業(13-ユ-316281)
運営者情報の詳細はこちら