KOOVチャレンジとは?初心者から経験者まで楽しめるロボット制作コンテスト
※ 本コンテンツにはプロモーション(PR)が含まれています。また、詳しい最新情報については公式サイトをご確認ください。
プログラミングを習っているお子さんが出場できる大会「KOOV(クーブ)チャレンジ」について参加資格や難易度を詳しく解説します。
「KOOV Challenge(クーブチャレンジ)とは?
ソニーグローバルエデュケーションのロボット・プログラミング学習キットKOOV(クーブ)を使って、指定された課題をクリアするためのロボットを制作していくロボットコンテストです。2019年大会は5月20日に参加募集がスタートし、8月17日(土)、18日(日)に本番が行われました。
2019年の大会会場はソニー本社で、日本だけでなく、中国やオーストラリアなど海外からの参加者も多数。参加する子どもたちにとって、グローバルな交流を広げられる絶好の機会にもなっています。
大会1日目は、3人1組のチームになって課題に挑戦するチーム競技部門。2日目は、個人でもチームでも出場できるプレゼンテーション部門となっています。
参加資格は「KOOVを使用したことがある、小学1年生から小学6年生までのお子さん」。個人/学校/塾いずれも応募可能* ですが、プレゼンテーション部門に出場する場合はあらかじめ制作したKOOVのロボットを持参する必要がありますので注意が必要です。
KOOV Challengeの最大の特長は、1位を競う大会ではないこと。
チームで考え、話し合い、試行錯誤を楽しみながら、挑戦する気持ちを育てていく大会です。
大会ではどんなことが行われるの?(競技名・ルールなど)
競技は2つの部門に分かれています。・ロボット制作部門
・VIRTUAL KOOV部門
・タイピングレース部門
それぞれについて見ていきましょう。
ロボット制作部門
毎年異なるテーマに基づき、参加者がKOOVを用いてロボット作品を制作・発表する部門です。2024年の第8回大会では、「宇宙」をテーマに、「宇宙へGO! みんなで力を合わせて星から星へ」という題材で作品が募集されました。プレイヤーは学年に応じたセクションにエントリーします。エントリーは個人単位のみです。
エントリーのための制作物は以下の通り。
- KOOVのブロックや電子モジュールを使い、その年のテーマをイメージして設計・制作したロボット
- 動作を制御するプログラミング1点
- 作品のストーリーや特徴を撮影した動画(1分以内)
- 作品名や作ったときのエピソード、推しポイントなどを記録したプレゼンシート(KOOVアプリ内で記入)
主な審査対象となるのは動画とプレゼンシートの2点。プログラミングはあくまでも審査の補助として活用されます。
エントリー作品には、KOOV コアやその他のブロックや電子パーツ、身の回りにある素材を使用できます。 撮影する動画にBGMや効果音を追加することは禁止で、口頭での説明や字幕なども不要です。
応募された作品は、審査員によって4つの観点で厳正な審査が行われます。
- アートとデザインの観点
- コミュニケーションとリーダーシップの観点
- 知識とスキルの観点
- 今回のテーマに合わせたオリジナル観点
審査の結果、各セクションで金賞、銀賞、銅賞をそれぞれ1名ずつが選ばれます。また、全セクションの参加者から特別賞を最大5名、新人賞を最大3名選出します。結果はソニー・グローバルエデュケーションの教育情報サイトで発表される流れです。
なお、2021年までは、年齢ごとのエントリー区分に加え、3人1組のチームで与えられた課題に挑戦するチーム部門と、個人部門に分かれていました。大会では2時間の制限時間内に課題をクリアするためのロボット制作が行われ、競技フィールドは当日に発表されるというルールでした。
VIRTUAL KOOV部門
VIRTUAL KOOV部門は2021年に新設されたカテゴリーで、KOOVアプリ上の3D空間に広がるフィールドで制限時間内により多くのミッションをクリアする競技です。最新の2024年度はVIRTUAL KOOV部門の開催はありませんでしたが、2023年度は「雪かき 2023~みんなの困りごとを解決しよう~」というテーマで参加者がミッションに挑みました。
タイピングレース部門
タイピングレース部門は2023年に新設されたカテゴリーで、キーボードタイピングの速さと正確さを競う競技です。画面に次々に表示される単語をより素早く、より正確に入力していくのがポイント。短時間の勝負になるため、参加者も応援する人もハラハラドキドキしながら取り組みます。2024年度はタイピングレース部門の開催は見送られたようですが、今後の開催に期待したいところです!
KOOVチャレンジの参加資格は?
KOOVチャレンジの参加資格は、「日本に在住のKOOVプレイヤー」となっています。エントリーは個人単位のみです。プレイヤーの学年に応じて、該当する以下のセクションにエントリーします。
- 未就学セクション(Pre-school Section) :小学校入学前のプレイヤーが対象
- 小学校1~3年セクション(U-G3 Section) :小学1年生以上かつ小学3年生以下のプレイヤーが対象
- 小学校4~6年セクション(U-G6 Section) :小学4年生以上かつ小学6年生以下のプレイヤーが対象
- オープンセクション(Open Section) :中学1年生以上のプレイヤーが対象
なお、エントリーの際にはKOOVアプリが必要です。
大会ルールや過去の大会の様子など、気になる情報がまとまっていますのでチェックしておくとよいでしょう。
KOOV Challenge は、シンプルなブロックと自由なプログラミングを通じて多彩な表現と協働に挑戦するロボットコンテストです。KOOV Challenge に「正解」はありません。好奇心と科学する心を持ち、わくわくをカタチにする、そんなチャレンジャー達を待っています。
https://challenge.koov.io/hc/ja >
直近の大会はどのような形式で行われた?
ここでは、直近の大会の様子についてみていきましょう。2019年度大会について
2019年度大会の参加募集は5月20日に行われ、大会本番は8月17日(土)、18日(日)の2日間にわたって行われました。小学生の夏休み期間に行われる大会なので、来年度以降もだいたいこのスケジュールで募集/実施されると考えていいでしょう。
チーム競技部門
開催日:8月17日(土)開催場所:ソニー本社 2F 大展示場
イベント実施時間: 9:00 - 17:00
テーマ「いっぱいチラカセ」
※ 使用するKOOVは会場で提供
2019年大会のテーマは「いっぱいチラカセ」。競技フィールドに配置されたブロックをロボットで動かし、なるべく多くフィールドの穴に落とすのが課題です。
落とすと言っても、解決方法はさまざま。「これが正解!」という唯一の答えがないのがKOOVチャレンジの醍醐味です。
フィールドは現地で発表されるので、即時的な判断力や作戦、チームメイトとのコミュニケーション能力が問われます。
チーム競技部門では、金賞(1チーム)、銀賞(3チーム)、銅賞(5チーム)、チームワーク賞(2チーム)が選ばれます。
厳正な審査の結果、見事、金賞に輝いたのは中国から参加したチームでした。銀賞は日本2、中国1、銅賞は日本1、中国4、チームワーク賞は日本からの2チームとなりました。
プレゼンテーション部門
開催日:8月18日(日)開催場所:ソニー本社 2F 大展示場
イベント実施時間: 9:00 - 17:00
テーマ「たのしくソウジ」
2019年プレゼンテーション部門のテーマは「たのしくソウジ」。ついつい面倒に感じてしまう「掃除」をどう楽しくするか?がテーマとなりました。
作品の中には、海洋汚染の改善など大規模な「掃除」をテーマにしたものもあれば、アロマオイルでやる気をアップしてくれる家庭内の「掃除」ロボットも。さまざまな角度から「掃除」を捉えたバラエティ豊かな作品が並びました。
プレゼンテーション部門では、金賞(1チーム)、銀賞(3チーム)、銅賞(5チーム)、特別賞(2チーム)が選ばれます。
審査の結果、金賞に輝いたのは日本のチーム。銀賞は日本2、中国1、銅賞は日本1、中国4、特別賞は日本1、中国1チームが獲得しました。
2021年度大会について
2021年に開催されたKOOV Challengeは、募集要項を開示されたのが6月15日、エントリー受付期間は7月26日~9月9日であり、オンライン表彰式は10月31日に開催されました。2021年のKOOV Challengeでは、以下のテーマが設定されていました。
- ロボット制作部門:未来の街づくり
- VIRTUAL KOOV部門:雪かき2021
なお、夏休みの自由研究にも活用できるよう、公式サイトでは「自由研究シート」をダウンロードすることも可能です。任意となるため、自由研究シートを利用しなくても大会に参加できます。
2024年度大会について
KOOV Challenge 2024のテーマは「宇宙へGO!みんなで力を合わせて星から星へ」として、ロボット制作部門のみの開催になりました。宇宙を舞台とした探査や未来の生活を創造し、参加者が自分の発想を形にすることを目的としています。2024年7月8日に募集要項が公開され、8月21日~9月25日がエントリー受付期間、10月30日に結果発表が行われました。
応募作品は宇宙探査や未来の宇宙生活を想像し、独創的なアイデアと技術的工夫が凝らされていました。受賞作品を見ても、各々が未知の宇宙環境を舞台に、ロボットの活用方法や解決すべき問題、楽しみ方を深く考察し制作に取り組んでいる姿勢がうかがえました。
KOOV Challengeの公式サイト
大規模なロボット大会は、モチベーションやプログラミングスキルの向上にもつながります。大会の詳細を確認したうえで、参加を検討してみましょう!KOOV Challengeの公式サイトはこちら。KOOV Challenge は、シンプルなブロックと自由なプログラミングを通じて多彩な表現と協働に挑戦するロボットコンテストです。KOOV Challenge に「正解」はありません。好奇心と科学する心を持ち、わくわくをカタチにする、そんなチャレンジャー達を待っています。
https://challenge.koov.io/hc/ja >
まとめ:KOOVチャレンジは未来へ向かう力を育む
3人1組でチームを作る「チーム競技部門」、個人から出場できる「プレゼンテーション部門」。どちらも唯一の正解はなく、試行錯誤を繰り返して取り組んでいくのがKOOVチャレンジの特徴です。子ども達がグローバルに交流する機会ともなるこの大会、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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