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子どものプログラミング教育はまずアプリから?おすすめアプリ紹介

コエテコではこれまで、読者インタビューなどを通してプログラミング教育についてのママ・パパの生の声をお届けしてきました。

そこで感じたのは「とりあえず家で何かやらせてみようかな?」という方が少しずつ増えてきていること。

地域に教室が増えてきたり、学校からチラシをもらったり、きっかけはさまざまですが「何か対策しておいた方がいいのかも」という雰囲気が広がっているようです。

というわけで、今回は大人気のプログラミング学習アプリ『Human Resource Machine』と、その続編である『7 Billion Humans』をご紹介!



実際にアプリを購入し、プレイしてみたのですが……

そこに待ち受けていたのは、大人でもハマってしまう絶妙なバランス設定でした。
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ライター:
大学院生。好きな作品は志賀直哉「城の崎にて」
プログラミングはほとんど分からない。

助っ人
助っ人

助っ人:
エンジニア歴8年。ライターがひとりでクリアできなかったため呼ばれた。

ゲームの内容まとめ

まずは、それぞれのゲームについて簡単にまとめます。

Human Resource Machine



『Human Resource Machine(ヒューマン・リソース・マシーン)』では、あなたは新入社員となり、与えられた仕事をプログラムでこなします。

はじめの仕事は簡単で、「左のベルトコンベアからパネルを取り、右のベルトコンベアに流す」だけ。


そこから少しずつレベルアップし、パネルの内容をコピーしたり、数字を3倍にしたり……

中盤以降では「母音以外のパネルだけ取る」「同じものがいくつあるか数える」といった複雑な仕事にチャレンジします。

クリアするために使える操作は、わずか11種類しかありません。多くのビジュアルプログラミングとは違い、掛け算さえ用意されていません(!)。

数を絶対値に直す課題。「マイナスを掛ける」ことができないので「足し算」「引き算」を駆使するしかない


足し算や引き算をうまいこと使ってクリアするしかないので、大いに頭をひねるでしょう。

アメリカ発のゲームらしく、ちょっぴりダークな世界観とブラックジョークが挟まるのも大人ウケが良いポイントかもしれません。

いらないパネルはどうすれば?と聞くと「忖度(そんたく)」せよとのこと


対応機種、OS

対応している機種、OSは以下の通りです。

スマホ・タブレット iOS(iPhone、iPad)
Aindroid
ゲーム機 Wii U
ニンテンドースイッチ
パソコン Steam
GoG
Humble Store


7 Billion Humans

『Human Resource Machine』の続編です。人間は機械に管理されてしまった!という設定で、今作でもブラックジョークは健在です。

どことなく、アメリカの「あのお方」に似ている気がする……。
※『7 Billion Humans』の開発元はアメリカの会社です



理論言語学専攻として、聞き捨てならん!
風刺が利いていますね。


前作と大きく違うのは、できる操作が大幅に増えたこと。

前作では1人の社員を動かして課題をクリアしましたが、今作では複数人の社員を動かす必要があります。



それぞれの社員が適切に動くよう、「もし~なら〇〇する、そうでなければ〇〇する」という操作(条件分岐)を使う必要があるのです。

とはいえ、徐々にレベルアップしていける仕組みになっているので「まったく歯が立たない!」という心配はないでしょう。どうしてもクリアできなければ、課題をスキップすることもできます。

対応機種、OS

対応している機種、OSは以下の通りです。

スマホ、タブレット iOS(iPhone、iPad)
※Android非対応(2019年3月7日現在)
ゲーム機 ニンテンドースイッチ
パソコン Steam
GoG
Humble Store


2019年3月7日現在では、残念ながらAndroidには対応していません。

とはいえ公式サイトで「more soon!(もうすぐ!)」となっているので、近いうちに対応すると思われます。

実際にやってみた

というわけで、ライター自身も『Human Resource Machine』『7 Billion Humans』をやってみました!

はじめこそ、
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子ども向けのアプリでしょ?余裕でクリアしたるわ

と思っていたのですが……

ステージ3まで進んだところで、あることに気付きました。

ランプが点灯していない!


よく見ると、完全クリアできていない!?

そうです。実はこの2作、普通にクリアする以外に「ワンランク上のエンジニアになるために」という課題が用意されているのです。

課題の種類は2つあり、

サイズ目標
「◯行以下のプログラムで達成」

スピード目標
「◯以下のステップ数で達成」

となっています。

2つの目標は同時に達成できるとは限らない。「行数は多いけど、ステップ数が少ないプログラム」、その逆もあるのだ


たとえば「キャラクターを右に5歩動かす」という課題であれば、「右右右右右」と入力すれば一応クリアはできますよね。

でも、「右を繰り返す」と命令した方がプログラムとしてはスマートです。
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私の書いたプログラムはスマートではない!?

負けず嫌いの心に火がつきました。

プロのエンジニアに助けを借りる

後半になると、課題は少しずつ難しくなってきます。
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あああああああああ!!

全然わからん!!

奇声を上げながら取り組んでいたところ、シェアハウス友達に
友達
友達

あんたみたいないらっち*には無理よ。

*大阪、京都の方言で「短気な人」

と言われてしまいました。

「無理」と言われると余計に悔しくなります。というわけで、助っ人を呼ぶことにしました。
助っ人
助っ人

助っ人:
インフラエンジニア。滋賀出身なのでいらっちではない。

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助けて〜〜〜〜〜!!

助っ人
助っ人

そういうときはステップ実行するといいよ。

「ステップ実行」とは、書いたプログラムを1行ずつ動かしていくことです。

1ステップずつ実行していくと、どこにバグ(間違い)があるのか発見しやすくなります。

再生マークの両隣にあるのがステップ実行のボタン。「1つ戻る」「1つ進む」を使い、どこにバグがあるのか見つけよう


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チマチマ動かすのは嫌いなんじゃ。

助っ人
助っ人

まあそう言わずに。ほら、ここがおかしいよね。

本当はここでパネルが「0」かどうか判定してほしいのに、判定しないまま動いちゃってる。こういうときは何を使うんだっけ。

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あっ、〈if zero〉だ!

助っ人が加わったことにより、一気にプログラミングの学習が進んでいきます。

「メモ」と「相談」で効率アップ

同じく、こんな出来事も。
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全然わからん。

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まずは〇〇する、それで〇〇だったら〇〇して……(中略)

あれ!?なんか知らんけどクリアできた!

助っ人
助っ人

人に説明しながらだと、考えが整理されるからね。

紙に書いたりしてもいいと思うよ。

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なるほどね。若干、忍耐力もついてきたわ。

実際に書いたメモ。これを汎用化したものこそ「フローチャート」だ!


最終手段、YouTubeで攻略を見る

助っ人のアドバイスにより、少しずつ自分でクリアする力がついてきました。

ゲーム自体もよくできていて、前のステージで使った知識を次のステージで活かす……という流れがスムーズに作られています。

とはいえ、やはりレベルはちょっと高め。最後の方になると、どうしてもクリアできないステージが出てきました。

そんなときは、YouTubeの攻略動画に頼りましょう。


英語の動画ですが、使うパネルは一緒なので困らないはず

自分でクリアできないのは悔しいですが、あざやかな解答を見ると「そういう考えもあったのか!」と感動してしまいます。

いっとき流行った「アハ体験」のような感覚でしょうか。

オンライン教材すべてに言えることですが、近くに聞ける人がいないと、できない → つまらない → やめてしまう ということになりがちです。

せっかくのやる気を潰してしまうのが一番もったいないですから、どうしても苦戦するようであれば素直に攻略動画を見てしまうほうがいいでしょう。

ゴールは同じでも……

助っ人と一緒に取り組んでいて、ひとつ気づいたことがありました。
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あれ?同じ結果なのに、行数が違う

左は8行、右は9行のプログラムだが出力の結果は同じ


助っ人
助っ人

ステップ数も違うね。

左は40ステップ、右は36ステップでクリア

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8行の方は、行数は少ないけど、ステップ数は多い。

9行の方は、行数は多いけど、ステップ数は少ないってことか。

「プログラムには答えがいくつもある」って本当だったんだな。

エンジニア的感想

気付けば全ステージをクリアしていた助っ人。エンジニア的にどうなのか、感想を聞いてみました。
助っ人
助っ人

周りのエンジニアからもこのアプリの評価は高いんだよね。何回か名前が挙がってた。

操作がシンプルだから、大人も子どもも遊べていいね。プログラムの動きがビジュアライズ(視覚化)されてるから、見てるのも楽しいし。

コード行数/ステップ数でやりこみ要素があるのもいいと思った!

書き方次第では、目標よりもはるかに少ないステップ数のコードを書けたりするし。

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なるほどね。

私、目標よりもはるかに多いステップ数でしかクリアできてないけどな。

助っ人
助っ人

いやまあ、それが仕事だから!

ただ、途中から「文字」パネルの操作が入ってくるけど、演算周りの説明がちょっと不親切かなとは思った。プログラムを知っている人ならすんなり理解できるけど。

ゲーム側からのフォローが手薄だから、周りに相談できる人がいないと挫折しやすいかもしれない。

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間違いないね。今回、助っ人を頼んでわかったけど、プログラムの勉強は人とやった方が絶対にはかどる

そこはうまくYouTubeなんかを活用して欲しいね。

唯一の不満点

この2作、個人的にはかなりの高評価です。

大人でもそこそこ苦戦するレベル設定、スムーズに知識を積み重ねていける設計など、学習アプリにありがちな「勉強させられている感」がありません。

とはいえ、唯一不満だったのが「ちょっと問題文がとっつきにくい」こと。

日本語が分かりにくいと感じたステージがいくつかあり、プログラムを考える以前に問題文の意味を考える必要がありました。

上司に話しかけると「解答例」を教えてくれるが、プログラムを教えてくれるわけではない。あくまでも「うまくプログラムが組めたら、こういう結果になるはず」というだけ。


ゲームの進行が不可能になるわけではありませんが、できればアップデートで改善してくれればいいなあ、と感じます。

まとめ

今回はプログラミング学習アプリ『Human Resource Machine』『7 Billion Humans』についてレビューしました。

私自身、まだ全てのステージをクリアできたわけではないのですが、「くそ~!帰ったらもう一回チャレンジだ~!」という感じで、楽しく続けられています。

2作とも、iOS版では600円。セーブデータは3人分作ることができるので、きょうだいがいても安心です。

iOS版のダウンロードはこちらからどうぞ。個人的には、買って損はないアプリだと思います。



公開日:2019.04.01

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