プログラミング教室をオンライン授業化するには何が必要?ツールの種類、メリット・デメリットまとめ

プログラミング教室をオンライン授業化するには何が必要?ツールの種類、メリット・デメリットまとめ
新型コロナウィルスの影響により、オンライン学習や習い事の需要が高まっています。

中でもプログラミング教室は、テレワークがしやすいIT業界への進路を意識する保護者の間でより注目度が高まっている状況です。

もちろん将来どのようなキャリアを歩むかは子ども次第ですが、基本的なICTリテラシーは誰もが身につけておいて損はないはず。

この記事ではプログラミング教室がオンライン授業化を進めるにあたってどのようなツールがあるのか、ツール/サービスの種類ごとに解説し、メリット・デメリットをまとめます。

プログラミング教室をオンライン授業化するメリットは?

プログラミング教室がオンライン化するメリットとは何でしょうか。

そもそも、オンラインと相性が良い

さまざまな習い事がオンライン化を進めているものの、集団・対面でなければできないスポーツ(サッカー等)はまだまだ難しいのが現実でしょう。

一方でプログラミング教室は、そもそもオンライン環境と相性の良い習い事です。
生徒側がすでにパソコンを持っている、保護者が機器を揃えることに抵抗がないなど、ネックになりがちなポイントをクリアしやすいのです。

子どもがオンラインで学んでいる姿がテレワークを想起するなど、オンライン化が好印象につながる可能性もあります。プログラミング教育の大きなアドバンテージと言えるでしょう。

比較的安価で訴求しやすい

1人の講師が数十人を指導できる習い事とは違い、プログラミング教室は多くても1人の講師が4〜5人しか見られないケースが多いでしょう。
自然と受講料が高額になり、保護者の関心が他の安価な習い事に移ってしまう傾向がありました。

オンライン授業であればテナント料や生徒用のパソコン/タブレット費用をかけることなく授業が行え、経費削減になります。

録画した授業を配信するスタイルであれば、生徒数のキャパシティも大幅に上がり、1人あたりの受講料を下げることができます。

プログラミング教室をオンライン授業化するデメリットは?

では、オンライン授業化にともなうデメリットにはどのようなものが考えられるでしょうか?

「見守り」を期待する保護者にはマイナス

プログラミング教室だけでなく、習い事に通わせる親はスキルの獲得や学力・体力の向上だけを目的としているわけではありません。
  • 仕事中、大人のいる安全な環境にいて欲しい
  • 子どもに邪魔されない時間が欲しい
  • 友達づくり、社会性を育てたい
など、隠れた訴求ポイントを期待している保護者が少なくないのです。

オンライン化をする際にはこの点に留意し、
  • リアルタイムで授業を行い、子どもを見守る
  • 子どもの注意が逸れない(集中して取り組める)コンテンツを提供する
  • 定期的に交流イベントを開く
など、隠れたニーズを取りこぼさないようにしましょう。

ロボットプログラミング教室は不利

ロボットを使ってプログラミングを学ぶ教室などは、教室にロボットが揃っており、広いフィールドが設置されていることが保護者にとっての魅力になっている可能性があります。

ロボットプログラミング教室がオンラインに移行すると、
  • ロボットの購入費用が発生してしまう(※買取制でなく、貸出制をとっていた場合)
  • 家庭内でロボットが場所を取る
  • 他のきょうだいがパーツを誤飲しないか不安
などのデメリットが発生します。

とくに、同級生とチームで取り組んだり、競技に出場したりできる点を魅力として訴求していた場合、一人でもくもくと取り組む姿に保護者がネガティブな印象を持つ可能性があります。

「普段の取り組みは家庭で行い、1ヶ月に1回は教室でアクティビティ」などメリハリのあるカリキュラムに再編する必要が出てくるかもしれません。

プログラミング教室のオンライン授業化ツールの種類

では、プログラミング教室のオンライン授業化を進めるにあたり、どのような種類のツールが必要でしょうか?

授業動画の配信ツール

まずは授業動画の配信ツールです。
配信には
  • ライブ配信
  • 録画配信
の2種類があります。それぞれ見ていきましょう。

ライブ配信

授業をリアルタイムに配信するタイプです。

生徒をきまった時間に学習させることができるので「しっかりとした習い事」感が強くなり、保護者が比較的好印象を持ちやすいでしょう。

プログラミング教育は保護者が子どもだった時代には存在しなかった習い事であり、効果やメリットがまだまだ浸透していません。

「決まった時間に机の前に座り、先生の話を聞いている」従来のスタイルをあえて選択することで
  • 何をしているのかよくわからない
  • 遊んでいるだけなのでは?
といった保護者の不安を軽減する効果があると言えるでしょう。

配信ツールの中には配信内容を録画できるものもあるので、学習する意欲があり、スケジュールを自分で管理したいお子さん・ご家庭には時間をずらして対応できます。

録画配信

あらかじめ授業動画を録画しておき、生徒が好きな時間に視聴するタイプです。

このスタイルの最大のメリットは「好きな時間に視聴できること」ですが、実は「知っている箇所を飛ばして見たい生徒」にもフィットするのが魅力です。

現代の子ども達はYouTubeなど動画を通して情報を得ることに慣れており、「このあたりは知っているから/興味がないからいいや」と飛ばしながら視聴すると言われています。

プログラミングは習熟度や意欲の差が大きく出やすい習い事です。すでに知識があり、早く手を動かしたい!という生徒にフラストレーションを与えることなく知識を教えるのであれば、録画配信が向いているでしょう。

ただし、録画配信はリアルタイム性がない分、長続きしにくい、モチベーションが持続しにくいといったデメリットがあります。

動画視聴型の安価な教材は多数あり、ただ授業を配信するだけでは値段に見合わないと感じる保護者もいるでしょう。

対策として、定期的に1対1で面談する、他の生徒との交流会を開くなど生徒が新鮮さを感じやすいイベントを設けるようにしましょう。

保護者/生徒への連絡システム

保護者や生徒へ連絡するシステムです。連絡するだけであればメールの一斉送信でも構いませんが、プログラミング教室の場合、とくに重視されるのが「画面共有」機能です。

五教科の学習と違い、プログラミングの画面の動きを電話(音声)だけで説明するには限界があります。
講師の手元を直接、生徒に見せながら説明する方が大幅に効率が良いでしょう。

その際に必要なのが「画面共有」機能です。多くの場合、オンライン会議ツールとして使われているものが利用されています。

他にも、生徒同士で共同制作を行う際には、グループチャット等のSNSがあるとよいでしょう。
これも、一般的なSNS(LINE等)を使う場合もあれば、ビジネス用のチャットツール(Slack等)が使われる場合もあるようです。

まとめ

新型ウィルスの影響により、社会のデジタル化が加速しました。今後も各種サービスのオンライン化は進んでいくとみられ、習い事業界も対応を迫られています。

オンライン環境と親和性があり、オンライン移行がイメージアップに繋がりやすいプログラミング教育。これを機に、ぜひ新たなビジネスモデルを検討してはいかがでしょうか。

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