どんなワードで検索されてる?「プログラミング」関連ワードの動向とは

どんなワードで検索されてる?「プログラミング」関連ワードの動向とは

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前回のコラムでは、「プログラミングスクール」のキーワードの検索回数が急増していることをお伝えしました。

今回のコラムでは、プログラミング教育関連の周辺キーワードの推移を見つつ、市場の傾向を読み解いていきたいと思います。

今回も引き続きGoogleトレンドで過去5年間の推移データを調べてみました。

前回コラムのおさらい~「プログラミングスクール」など~

前回のコラムでお伝えした検索キーワードは以下の傾向でした。
 
●「プログラミング」:増加
●「プログラミング教育」:2019年頃増加するも現状は微減
●「プログラミングスクール」:増加

 
「プログラミング」への興味が増加しており、具体的なスクール探索ニーズである「プログラミングスクール」のキーワードが増加しているため、スクールニーズの高まりが伺えます。

一方で「プログラミング教育」というキーワードは、公教育分野での検索が近年多かったため、現状は落ち着きつつあります。
 
今回は「プログラミングスクール」の経営に関わる関連キーワードをさらに調べてみたいと思います。
 

「プログラミングスクール」の周辺キーワードの動向

 

「プログラミング教室」:増加

プログラミング教室とプログラミングスクールというキーワードは、検索するユーザーの違いが明確に存在するわけではありません。

ただ、傾向としては「プログラミング教室」というキーワードは子ども向けの習い事のニュアンスが強い一方で、「プログラミングスクール」というキーワードには社会人向けから子ども向けまで幅広い意味が含まれます。

この両者のキーワードの検索数はほぼ同じですが、この直近の1~2年ではプログラミングスクールのキーワードの方が優勢のようです。

なお、「英会話」については、「英会話スクール」と「英会話教室」の検索キーワード数は「英会話教室」の方が約2倍多いため、業種業態ごとに検索キーワードの傾向は異なることがわかります。
 

「ロボットスクール」「ロボット教室」:横ばい

ロボットスクール・ロボット教室というキーワードの検索数はどちらも横ばいとなっています。(ロボット分野は「ロボット教室」が「ロボットスクール」よりも5倍ほど検索されており、「教室」が主流のキーワードです)

ロボット系のキーワードは横ばいですが、上述したように「プログラミング」関連のワードの増加が著しいため、プログラミングスクールと比較すると近年では検索数が10倍以上の差になっており、時代としては「ロボット」ではなく「プログラミング」が注目されていることがわかります。

過去5年間で見ると「ロボット」関連のキーワードが2018年までは主流でしたが、その後、「プログラミング」関連のキーワードに逆転され、差は開く一方となっています。

「マインクラフト」:減少

子ども達に人気のゲームであり、子ども向けのプログラミングスクールに通う子ども達の動機のひとつになっていた「マインクラフト」というキーワードは、ブームが去ったようで、急速に検索回数が減少しています。具体的には5年前と比較して現在は3分の1以下になっています。

マインクラフトが動機になるというケースは昔ほど多くはなく、「プログラミング」自体がひとつの学びのジャンルとして単独で成立しつつあることがわかります。
 

「スクラッチ」「Scratch」:増加

子ども向けのプログラミング言語の中で使用される機会が多い「スクラッチ」は、安定して増加しており、特に2021年に入って急増しています。

しかし、「スクラッチ」という単語自体は、「Scratch」だけでなく、くじびきの「スクラッチ」や「スクラッチアート」などが含まれるため、データ自体の解釈が難しくなります。

ただし、「Scratch」というプログラミング言語自体のキーワードも右肩上がりで増加中ですので、基本的に、このプログラミング関連キーワード自体が増加傾向であることは間違いありません。

実務面でも使用される機会が多い「パイソン」と「Python」では、圧倒的に「Python」の検索回数が多くなります。なお「Python」というキーワードは右肩上がりで増加中であり、実務現場でも使用される機会が多いため、検索回数はスクラッチと比較して圧倒的に多くなります。

「スクラッチ」「Scratch」という検索キーワードが増加しているのは、習い事・スクールニーズだけではなく、学校の教育現場で使用される機会が増え、一般のユーザーが検索していること、またスクラッチを使用した動画・アニメーションが作品としてWEB上で拡散していることなどが原因だと考えられます。
 

「データサイエンス」:増加

近年、「情報」分野において注目されている「データサイエンス」というキーワードは右肩上がりで増加しています。約5年前と比較すると近年は2倍以上になっており、徐々にこのキーワードが浸透していることがわかります。
 

「情報学部」:微増

大学レベルでのプログラミング関連の市場動向で注目される「情報学部」という過去5年間で見てみるとキーワードはゆるやかに増加しており、特に2021年に入って伸びています
 

「AI」:横ばい

この分野の代表的キーワードのひとつといえる「AI」というキーワード自体は、意外かもしれませんが、2017年頃からほぼ横ばいで推移しています。2016年→2018年の間に倍増したものの、その後は横ばいになっており、良い意味で安定化しているといえるかもしれません。
 

今回はGoogleトレンドを使用して、プログラミング関連キーワードの推移を見てみましたが、プログラミング教室業界においては、

・「プログラミング」分野は「教室」<「スクール」の傾向へ
・時代の中心だった「ロボット」「ロボットプログラミング」から「プログラミング」主流へ


など、これまでの業界内で一般的だった傾向が大きく変化していることもわかりました。
 
教室経営においては、こうした検索キーワードの変化にあわせて、SEO対策だけでなく、教室の看板やチラシなどのデザインやキャッチコピーを修正していく必要がありますので、ご参考いただければと思います。
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