【お仕事解説】プログラミングを学んだ先に、どんな職業があるの?

【お仕事解説】プログラミングを学んだ先に、どんな職業があるの?
「英語を話せるようになってほしい、絶対音感を身に着けさせたい、体幹を鍛えて丈夫になってほしい」……など、習い事を始める理由は様々です。そんななか、プログラミングの学習は、「なぜ学ぶのか」「勉強して、何になるのか」がいまいちピンと来ていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「プログラミングを勉強した先の姿」として、プログラミングの知識を活かす職業をいくつかご紹介いたします。

プログラミングを学ぶことで広がる職業の選択肢

プログラミングを学ぶと、将来の仕事選びの選択肢が広がります。
現在すでに、コンピューターを使えるか使えないかで、できる仕事に大きな違いが出ています。たとえば「パソコンがまったく使えないし、使えるようになるつもりもない」という人が、(いわゆる)ホワイトカラーの職業に採用されるのは難しいでしょう。
就業において有利な「コンピューターを使える人」のなかでも、さらに貴重なのが「コンピューターを使って何かを作り出せる人」。コンピューターはプログラムで動いています。その仕組みを理解し、使いこなす人は、さらに収入の多い職業につくチャンスが増えるでしょう。

具体的にどんな職業につけるの?

それでは具体的には、どのような分野で働けるでしょうか?以下にご紹介いたします。

プログラマー(PG)

プログラマーのイメージ画像

いわゆる「コンピュータープログラムを作ることを仕事にする人」は、すべてプログラマーと呼ばれます。
しかし、プログラマーの中でも仕事は細かくわかれており、
  • アプリケーションエンジニア(WEBエンジニア)……スマートフォンアプリやゲームソフトなどを作る人(例:「Google Map」などの、スマートフォン・パソコンから利用できる便利なしくみを作る人)
  • 組み込み(ミドル)エンジニア……スマートフォンのOSや、ゲーム機本体の中身。あるいは、洗濯機や食器洗い乾燥機などの家電の「動く仕組み」を作る人。
  • 汎用系エンジニア……銀行や保険会社、政府のシステムなどを開発する人。「IT系」のなかでも保守的な分野にあたり、公務員的なお硬さのある業種。
など、作っているものによって、働き方や収入は大きく変わります。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアのイメージ画像

システムエンジニアは「どんなプログラムを作るべきか、そのために何をすればいいか考える人」です。プログラマーとシステムエンジニアの区別は曖昧で、プログラマーとして働く際も、SE的な視点は必ず必要になってきます。
プログラマーとして働いているうちに、システムエンジニアの知識を学んでいくことになるでしょう。

情シス・システムインテグレーター(SIer)

システムインテグレーターのイメージ画像

「情シス」とは、企業内の「情報システム部門」の人。会社の基幹システムを運用したり、サイバー攻撃などのセキュリティリスクに備えて最新のIT体制を整えたりする人のことです。社内のITが苦手な人から「支給されたスマホがヘンになった!」という問い合わせをうけて対応するような、サポートデスク的な仕事も。

システムインテグレーターとは、お客様の仕事や生活を便利にするIT技術を提案する人たちのことです。たとえば、コンビニの店長が「バイトのシフト管理」で困っていれば、バイトの希望や事情を反映したシフト表を自動で作るシステムを提案します。

情シスとSIerは、どちらも仕事の相手は「ノンプログラマー」、つまりプログラミングができない人です。相手の困っていることを聞き取り、専門知識をわかりやすく伝え、最適な答えに導いてあげることが仕事になります。

ユーザーエクスペリエンス(UX)デザイナー

UXデザイナーのイメージ画像

デザイナーといっても、センスと才能でオシャレなものを考えるアーティスト……というわけではありません。
UXデザイナーとは、「ユーザーの体験を設計をする人」。アートとテクノロジーを結びつけ、人の生活を豊かにする「デザイン」を考えるのが仕事です。たとえば、スマートフォンや最新の家電で「特に説明書を読まなくても、なんとなく使い方が分かる、オシャレな感じで、操作にストレスがない」のは、優れたUXデザインがされているためです。

エバンジェリスト

エバンジェリストのイメージ画像

エバンジェリストの語源は、キリスト教の「伝道者」。つまり、教えを啓蒙する人のことです。
IT業界におけるエバンジェリストは、最新のテクノロジーをわかりやすく人々に伝えるプレゼンターです。世界中を飛び回り、講演やセミナーでみずから登壇したり、外国で発表された最新のテクノロジーの話題をいち早く翻訳して自国に伝えたりします。

データサイエンティスト

データサイエンティストのイメージ画像

今後、世界的に不足するとされる職業のトップが「データサイエンティスト」です。「ビッグデータ」という、機械が集めた情報を科学的に活用(=データサイエンス)し、今までにないビジネスを発掘したり、AI(人工知能)を教育したりするのが仕事です。
数学や統計の知識を持つエンジニアは世界的に求められており、アメリカではデータサイエンティストの平均年収は1千万円を超えています。新卒の初任給が800万円という例も!

読み書きそろばん、プログラミング

その他、「インターネットのトラブルに強い弁護士」や「サイバー犯罪に強い警察」など、どのような業種でも、テクノロジー・プログラミングに関する知識は不可欠になっていくでしょう。
インターネットの利用が当たり前になったいま、かつて基礎教養とされていた「読み書きそろばん」と同じくらい「ITの知識」が必要になってきています。もうすぐ小学校で始まる「プログラミング的思考」の授業は、職業訓練ではなく、「読み書きそろばん」に近い学習になるでしょう。
もし、習い事としてプログラミングを考えているのであれば、「その先の姿」の例として、上記の職業をイメージしていただければと思います。
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