小学生の子どもの「勉強の習慣」を作るには?勉強のやる気を引き出す方法

小学生の子どもの「勉強の習慣」を作るには?勉強のやる気を引き出す方法
自分から机に向かって欲しいところですが、なかなかむずかしいものです。手洗いや歯磨きのように、勉強が当たり前になる習慣化を目指すためにどんなことが必要なのでしょうか。この記事では、勉強の習慣を身につけるための工夫や、やる気を引き出すサポート方法をまとめました。

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そもそも小学生の「勉強時間」の平均はどれくらい?

小学生の1日の勉強時間についてよく聞くのが、学年×10分というような目安。つまり、1年生は10分、3年生は30分、6年生は1時間となりますが、実際はどうでしょうか。

ベネッセ総合研究所の2015年の調査によると、小学1〜3年生の学習時間の1日の学習時間の平均は学校の宿題に32分、その他の勉強に15分の計47分。小学4〜6年生の学習時間の平均は、学校の宿題に44分、その他の勉強に26分の計70分でした。

この平均は、「家庭での学習」に限ったもので、学習塾等の時間は除かれています。学習系の習い事に通っている子の勉強時間は、実際はこれより長くなるでしょう。

小学生のうちから子どもは塾に行かせるべき?

首都圏では、中学受験を検討する場合に、小4になる手前、小学3年生の冬から塾に通い始める子どもも多いでしょう。人気の塾では低学年からのクラスが満席になったといった話も話題になります。

反対に、3年生の冬までの間が学習以外のことに打ち込める期間と考えることもできます。子どもが楽しんで通っている習い事があるのであれば、そちらを優先するのも選択肢の1つです。また、中学受験を意識しない場合は、高学年になっても塾に行かず、習い事を放課後の過ごし方の中心とする子も多いでしょう。

小学生の子どもが勉強を習慣にするためには?

塾に行かせる目的は勉強をすることです。つまり、重要なのは低学年のうちから学習習慣を作っておくことでしょう。そのために効果的と言われる方法を解説します。

①親子でコミュニケーションを取りながらリビング学習をする

書籍「東大脳の育て方に」によると、東大生の約8割が、自室の勉強机ではなく、家族のいるリビングで勉強をしていたといいます。

2019年のベネッセ総合研究所の調査では、小学校低学年で9割、高学年でも8割以上が、家族が過ごす空間で学習していると回答しています。

小学生の子どもにとって、「わからないところをすぐ聞ける」、「ママやパパが見ていてくれる」という安心感がポイント。様子を見ながら褒めたり励ましたりすることで、子どもの勉強へのモチベーションをあげることができます。
親が家事をしていたり、兄弟姉妹が騒いでいる空間でも自分の勉強を続けることで、集中力がつくともいわれています。

②子どもが自分で計画を立てる

毎日の勉強を「自分ごと」にし、自主的に取り組むようにするには「子どもが自分で勉強の計画を立てる」ことが重要です。
低学年であれば、親が問いかける形がやりやすいでしょう。例えば「今日の宿題は何があるの?」→「算数プリントと国語の音読」、「じゃあいつやるんだっけ?」→「プリントは帰ったらすぐやって、音読はおやつの後。両方終わったら6時までゲームする!」など。

やりとりをしながら、ある程度本人の意思で決めることが大切です。その際に時間の使い方・優先順位を意識させることや、やるべきことをやって好きなことを楽しむ計画も立て、メリハリをつけることでやる気アップに繋がるかもしれません。

③ルーティン化する

子ども自身が立てた計画でうまくいくケースがあれば、今度はそれをルーティンに落とし込みましょう。

例えば「帰ってその日の宿題について親子で会話する→おやつを用意している間に音読を終わらせる→おやつを食べたら、残りの宿題に取りかかる」という流れを決めて、毎日それにしたがって行動すること。

同じ行動を習慣化し、ストレスを感じることなく無意識に取り組めるようになったら大成功です。

科目別のおすすめ勉強法は?

ここでは、各教科ごとの勉強法をまとめます。

①【国語】音読にバリエーションをつける

読解力に語彙力、漢字の読みなど、国語の力はとにかく文章を読むことで高まります。より確実に読解力を身につけるためには、音読が効果的だといわれています。

明光義塾によれば、黙読は読み飛ばしが起きやすい一方、音読はくまなく文章を読む必要があるため、一つひとつの言葉や表現の意味を確認することができます。

また、学校で出た音読の宿題を登場人物になりきって演劇のように読んでみたり、好きな部分を暗記してお風呂で暗誦してみたり、早く読んだり、遅く読んだり……、同じ文章でも色々な楽しみ方ができるでしょう。

教科書をあまり読みたがらない場合は、小さい頃に読み聞かせしていた、子どもが好きな本などを改めて音読するのもおすすめです。

②【算数】ゲーム要素を取り入れる

算数のベースとなるのは計算力です。計算力を磨くには反復練習が効果的ですが、単純な繰り返しでは飽きてしまいます。そんな時は、少しゲーム性を取り入れましょう。

例えば、「昨日は15分かかったから、今日は14分を目指そう!」とか「今日はパパも横で同じ問題を解いてみる!」など、子どもが集中して取り組めて、自分の成長を感じられるような仕掛けを考えましょう。その場で大きく丸付けをして達成感を強調し、モチベーションを上げるのも良いでしょう。

重要なのは間違いを責めないことです。「間違いは苦手を潰すチャンス!」と前向きに捉えると、のびのびと取り組めるようになるでしょう。

③【理科】公園やキャンプなど自然の中で遊びながら学ぶ

小学校の理科は、植物や動物、昆虫をはじめとする生き物の観察や、天気や太陽・月・星など自然との関わりが深い単元が多いでしょう。勉強!と意識せずに、外遊びを楽しむだけでも役に立つでしょう。

その際に、ママやパパが、「虫の鳴き声がするね、何の虫だと思う?」「今日の月は昨日より大きく感じるね。どうしてかな?」など、自然の中の現象に「なぜ?どうして?」を考えさせるような問いを投げると、子どもの好奇心を刺激することができるはず。

大自然の中で1日を過ごすキャンプは、理科的な気づきの宝庫でしょう。事前に教科書を見て、何か一つ理科的なテーマを決めてキャンプに臨むのも楽しいですね。

④【社会】日常生活とのリアルなつながりを見つける

「社会科」では、自分たちが今生活している社会の中で、どんな仕組みがどう機能しているのか、日常生活とのつながりを学びます。子どもには、身近なものとの関連性を意識させて、その結びつきに気づかせてあげると、ぐんと面白く感じられるでしょう。

例えば、休日は地図を持って近所を巡るフィールドワークをしたり、一緒に買い物に行ったときに野菜や魚の生産地表示を意識して見たり、時には実際の畑や港に足を運んでみるのも、食べ物がどこから運ばれてきたのかを具体的にイメージできるようになり刺激的です。

教科書の中の文字や数字でしかなかった情報に、現実に接することで、ものごとが身近に感じられようになるでしょう。
中でも電気・ガスなどの博物館やメーカーの工場見学は人気のスポット。見るだけでなく、解説も楽しめます。予約が必要な場所も多いため、保護者が先に教科書に目を通して、関連のある施設をリサーチしてあげましょう。

子どもの勉強へのやる気が思うように引き出せないときの対処法

親が強い口調で「勉強しなさい!」と怒っても、しぶしぶやるだけでやる気を出させるのはなかなか難しいものです。そんな時、どうしたら子どもが前向きに取り組んでくれるのか、その対処法をまとめました。

①勉強をはじめやすいようにお膳立てをする

リビング学習が効果的だという意見がある一方で、テレビや漫画などの娯楽が周りに多く集中できない場合もあるでしょう。そんなときはサポートもある程度必要になります。

例えば、テレビを見ていたら「その番組が終わるまでに準備しておくから、終わったら消して始めようね」と声をかけて、机の上を整理し、宿題の用意を広げてあげるなど、先に面倒なことを省いておき、娯楽からスッと勉強に移れるよう先導するのも良いでしょう。

②褒める機会を増やす

自分自身のための勉強とは言っても、かなり先のテストや進学の見通しを持ってモチベーションを保つ、ということは子どもには難しいものです。

特に低学年では「親に褒められる」というのが、一番わかりやすい勉強のモチベーションになります。親はひとつでも多く「褒める」ポイントを探して褒めましょう。

「今日は調子が良さそうだね」「自分から机に向かえたね」「姿勢がいいね」「鉛筆を正しく持ててるね」など、当たり前に思えることも具体的に言葉に出してあげることで、気持ちがポジティブになるきっかけになるかもしれません。

また、テストの点数や通知表の結果だけではなく、勉強に取り組んでいる「過程」を褒めてあげると、行動に対するモチベーションが上がるため、結果に関わらず自ら意欲的に取り組めるようになるという意見もあります。

③親が学んでいる姿を見せる

保護者の習慣が子どもに大きな影響を与えるのは自然なことでしょう。いくら口で言っても、理由を説いても、なかなか勉強をするようにならないとすれば、保護者の行動を変える必要もあるかもしれません。

子どもは親の「行動」に大きな影響を受けます。保護者の日常に勉強や努力がある場合、それは子どもにとっても自然な習慣になると考えられます。

スマホで読んでいた本や新聞を紙のものに変え、子どもの見ている前で読んだり、一緒に読んだり。または、子どもの就寝後にしていた資料の読み込みやパソコン作業、家計簿の記入や献立のプランニング、資格の勉強などを、子どもに見える形で机に向かってするのも良いでしょう。

同じように、子どもが宿題をする姿も一緒に見ながら、ときにアドバイスをしたり、愚痴を聞き、お互いに努力し、支え合うことを日常化することで、状況は変わるかもしれません。

「ママやパパも毎日何かしら勉強をしているんだな」ということを、親の背中を見て感じられることで、勉強をする意識が芽生えるきっかけになるでしょう。

「習い事教室」で好きなことを学ばせてあげることもおすすめ

親のサポートがあっても、子どもが家でひとり勉強をするのはなかなか難しいことです。同じ学習でも、学校のように「先生に教わりながら」「周りと一緒に」学べる習い事教室を有効活用したいもの。

特に英会話やプログラミングは、専門の習い事教室ならではの工夫が凝らされたプログラムも多く、家では得られない学びが多くあります。オンラインでマンツーマンのレッスンを受けることができる場合もあります。

また、一見勉強とは関係ない習い事も、好きなことに打ち込みリフレッシュすることでメリハリがつき、勉強によい影響を与える場合もあるでしょう。

中学受験をする場合でも、習い事によっては6年生の夏ごろまで通ったり、直前だけ休んで続ける子も少ないくないようです。

おすすめの習い事教室は?

ここでは、習い事のなかでも人気の高い、英語、プログラミング、スポーツの習い事それぞれのおすすめ教室を紹介します。

①英語

独学ではなかなか身につけることが難しい勉強に、英語のリスニングとスピーキングがあります。小さな頃からレッスンを受けて習慣化することへの期待は高いでしょう。

おすすめの教室は「スマートキッズイングリッシュ」

「スマートキッズイングリッシュ」では、子どもがネイティブと同じスピード、同じ発音で思いを表現できることを目指し、スピーキング中心のレッスンが行われています。50分間、全編英語オンリーで進むレッスンは、タブレットを活用したマンツーマンスタイル。恥ずかしがらずに、自分のペースで英語を話すことができます。

また、近年では「GLOBAL CROWN」、「hanaso kids(ハナソキッズ)」 、「クラウティ 家族で使えるオンライン英会話」など、子ども向けのオンライン英会話教室も充実。

「画面越しだとリラックスして話しやすい」という子どもも少ないないそうです。

②プログラミング

ここ数年で注目度が急上昇した習い事、プログラミング。親世代は学校で学んでいない分野のため、自宅で教えるのが難しく、ロボット用の機材が必要になることもあり、教室へ通うことで得られるメリットは大きいでしょう。

おすすめの教室は「LITALICOワンダー」

「LITALICOワンダー」では、視覚的に操作しやすいビジュアルプログラミングの「Scratch」や「Viscuit」を使ってゲームやアプリをつくる「ゲーム&アプリプログラミングコース」などが用意されており、プログラミングを通して「ものづくり」をする力を育むことができます。

そのほかにも、IT大手の富士通のグループ会社が展開するプログラミング教室「富士通オープンカレッジ F@IT Kids Club」や、ロボット作りを通して理数系の知識や問題解決能力など、21世紀に必要とされるスキルを楽しく学ぶことができる「ロボット科学教育Crefus」など、教室の選択肢も豊富です。まずはどのようなレッスンの教室があるかを比較し、無料体験などで子どもが楽しめるかどうかを確認してみましょう。

関連記事:子ども向けのおすすめプログラミングスクール10選!教室探しのポイントは?

③スポーツ系

一見勉強とは関係なく見えるスポーツ系の習い事ですが、正しい姿勢で机に向かう筋力に始まり、目の前の問題への集中力や粘り強さなど、習い事で身につけたことが勉強に役立つことは少なくありません。運動能力と学力に様々な相関があるという研究結果も複数あります。

小さな子におすすめなのは「biima sports」

「biima sports」は、いろいろなスポーツを体験しながら運動能力の基礎を身につけていく総合的、多種目スポーツの習い事教室です。

早稲田大学の教授陣と共同開発したプログラムを用いながら、運動神経が形成される最も重要な時期に基礎運動力を高めてくれます。「非認知能力」「自己肯定力」を高めるカリキュラムや指導法も研究されています。

好きなスポーツをすることでリフレッシュする際も、とくにバッティングだけに特化した「ジュニアバッティングスクール」や、ピッチングに特化した「ジュニアピッチングアカデミー」など、得意な部分を伸ばす習い事もモチベーションアップに貢献してくれるかもしれません。

体を動かすだけでなく、音楽で気持ちの切り替えもできるダンスの習い事なら「ETC‌ ‌DANCE‌ ‌SCHOOL‌ ‌powered‌ ‌by‌ ‌EXPG‌ ‌」もおすすめです。

④その他

勉強は自分と向き合う時間が長いため、「他者とのコミュニケーション」の時間がストレス発散やリフレッシュになる場合もあるでしょう。

そんなときにおすすめしたい習い事の一つに乗馬があります。乗馬は馬と触れ合うこと自体が楽しみであり、癒やしを感じる子どもも多い習い事。欧米では定番の習い事で、情緒や礼儀作法、社会ルール、身体能力を育てるのにとても効果があるといわれています。

おすすめの教室は「乗馬クラブ クレイン」

「乗馬クラブ クレイン」 は、ジュニアライダーやオリンピック選手育成にも実績がある、業界最大級のクラブで、東北から九州まで全国37カ所で展開、会員はどこのクラブも利用できます。

そのほか、演劇、ミュージカルなどの習い事は、日頃の「自分」から解放されて、別の人格になる解放感や非日常感が味わえると評判です。

演劇、ミュージカル関連の習い事で おすすめの教室を3つ紹介します。

①アクション、演技、コミュニケーション、英語、ダンス、モデル、ボーカルなどの多彩なカリキュラムに取り組む「ひなたアクターズスクール」。

②“気持ちの解放”を意識した現代アクション・アクロバット・殺陣(たて)・パンチ・キックなどのアクション指導を行う「ココラボアクションスクール」。

③歌、ダンス、演技などの練習を通じて、人間のあらゆるソーシャルスキル(社会で生きる力)を育む「ミュージカル教室 Elephant Eggs」。

これらのほかにも、ダンス・身体表現などを学べる教室など、個性的な習い事が数多くあります。ぜひ体験をして、子どもと相性が良い教室を選びましょう。

まとめ

小学生の勉強について、家庭での1日の平均的な勉強時間や、勉強の習慣を作る方法、科目別の勉強方法、子どものやる気をうまく引き出して勉強に向かわせる方法などを紹介しました。

「勉強」は机に向かうだけでなく、家族の日常や習い事など普段の生活との結びつきを意識することが大切でしょう。もし、子どもの興味がうまく学びへと繋がりそうな習い事を見つけたら、無料体験などに申し込み、教室の雰囲気を確かめてみてください。

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