最近の『プログラミングトイ』は子どもだけじゃなく、大人も遊べるものがたくさんあるんです。
今回は、プログラミングトイの中でも子どももおばあちゃん・おじいちゃんも楽しめることが魅力の『ボードゲーム』を中心にご紹介します。
プログラミングトイって?
プログラミングトイとは、プログラミングを学びながら遊ぶことのできるおもちゃです。
ボードゲームタイプのものや、ブロックを組み合わせてプログラミング通りにロボットを動かすもの、スマートフォンやタブレットのアプリと連携してプログラミングの指示を出して思うような動きをつくりだすものなど、その種類はさまざまです。
中でもボードゲームは、簡単なルールで誰もが楽しめることとおもちゃを皆で囲んでコミュニケーションをとることができるので、家族で使うときや、初めてのプログラミングトイにおすすめです。
まずは、ルールを理解した上で、純粋にプレイを楽しみます。その後に、思考パターンや計画を話し合って確認し、何度もプレイしてみましょう。
何かを習得したいときには、何度も練習を重ねますよね。速く走りたいなら、正しいフォームを学び、体力をつけるために、繰り返し走りこむことが基本となるでしょう。
それと同じように『考える力』を習得するためにも、考える習慣をつけ、正しい考え方を知り、繰り返し行動することが必要です。
問題が起きたときに、どんな感情を抱くのか、どう対応するのか、ゲームを通すことで、さまざまな感情に向き合うことができます。
また、相手の立場に立って計画を立て、目的達成のための手段を考えることで『論理的に考える力』も身につけることができます。
子どもが将来、社会にでたときに必要となる『考える力』『優先順位をつける』『発想力』を、疑似体験できるのがプログラミングトイです。
プログラミングトイは大人でも使える
プログラミングトイは、大人でも遊べるものがたくさんあります。対象年齢が幅広く、大人でも時間を忘れて熱中してしまうかもしれません。
ボードゲームの中には対象年齢に6歳~99歳というものまであります。
子どもと、パパママ、おばあちゃん・おじいちゃん親子3世代で遊ぶこともできますね。
帰省しているときも外出するだけでなく、家でのんびりしたいときや、雨が続いて手持ちぶさたになってしまうときもありますよね。
親子でゲームを楽しむことでコミュニケーションの時間になったり、久しぶりに会うおばあちゃん・おじいちゃんと会話しながら楽しんだりと、どんな場面でも、楽しみながら学ぶことができるというところがうれしいポイントです。
大人も一緒に『考える力』が身につきそうですね。
おすすめプログラミングトイ
帰省時にも持ち運びできるサイズがうれしい!楽しみながら、思考力をつけられる『プログラミングトイ』をいくつかご紹介します。KATAMINO(カタミノ)
出題シートをみながら、区切られたスペースに指定のブロックのみを使って埋めていくボードゲームです。
レベルに合わせてスライダーをセットし、右にずらしていくごとに使うブロックの数が多くなり、難易度は高くなります。
開発コンセプトは『日本の5歳の子がアメリカテネシー州の83歳のおばあちゃんに初めて会ってすぐできるゲーム』。つまり、シンプルで理解しやすい一方で奥が深く、飽きずにずっと使っていけるゲームなのです。
出題は500問、解答数は36,057通りあるので、何度でも挑戦できますね。
対象年齢:3~99歳
プレイ人数:1~2人
QUORIDOR Kids(コリドール・キッズ)
49マスのボードの上にねずみを置き、自分のねずみが向かい側にあるチーズにより早くたどりつけた人が勝ちというシンプルなルールです。
条件① ねずみは斜めには進めない。
条件② 前に一歩進むか、相手を邪魔するフェンスを置くかのどちらか。
条件③ ゴールへの道は必ず一カ所開けること。
簡単なルールだからこそ、対戦する相手の動きを読みながら、ねずみを進めるか、フェンスをどこに置くのか考えなければなりません。
かわいいねずみの人形に子どもも夢中になりそう。
対象年齢:5~99歳
プレイ人数:2~4人
RUSHHOUR(ラッシュアワー)
36マスのボードは駐車場。その駐車場が大混雑!動けなくなっている自分の赤い車を脱出させるゲームです。
車をどう移動して駐車場を整理するか考えることで『問題解決能力』も磨くことができます。初級からエキスパートまで、難易度は4段階に設定されており、全部で40問あります。
1人からプレイできますが、家族で相談しながら進めてみても楽しそうですね。
対象年齢:8歳~
プレイ人数:1人~
SPLASH ATTACK!(スプラッシュ・アタック)
3種類の色(青/黄緑/オレンジ)と3種類のマーク(○/□/△)が描かれた9匹のピラニアと、赤いピラニア1匹が入っています。
色が描いてあるものと、マークが描いてあるもの、2個のサイコロを同時に振ります。該当するピラニアを『捕獲』。
その後、サイコロが『捕獲』したピラニアに該当したら、それをたたいて『食べる』(裏返すと骨になります)。
そこで初めて得点になり、3匹先に『食べた』人が勝ちです。脳の瞬発力と観察力を鍛えるゲーム。サイコロが何を示すのか、振られる瞬間はドキドキしますね。
対象年齢:5~99歳
プレイ人数:2~4人
PYLOS(ピロス)
色分けされた同じ数の持ち玉を順番に積み上げ、ピラミッドの頂点に自分の玉を置けた方が勝ちというゲームです。
いかに手玉を使わずにプレイできるかを考えないとなりません。手玉が無くなってしまった時点で負けとなってしまいます。
細かいルールもありますが、積み上げて頂点に置くというわかりやすいルールなので、子どもや普段、遊びなれていないおばあちゃん・おじいちゃんでも遊びやすいですね。
対象年齢:8~99歳
プレイ人数:2人
まとめ
いくつか『プログラミングトイ』をご紹介しましたが、どれも会話をしながら楽しめるボードゲームばかりです。ルールは簡単なものが多く、理解しやすいので小さなお子さまからおばあちゃん・おじいちゃんまで幅広い年齢層の人が遊べます。
持ち運びもできるサイズなので、帰省時にみんなでワイワイ遊んでみてはいかがでしょう。