足立区のプログラミング教育は活発?地域の雰囲気まとめ
足立区の一般的な土地柄・イメージ
足立区が今のように栄えた場所としてスタートを切ったのは、江戸時代に日光道中で一番最初の宿場町として同区の千住が定められた事に由来します。明治時代以降は日本の近代化の礎として軽工業や重化学工業が盛んになり、さらに関東大震災の被害が比較的小さかった事で他の土地から多くの人が移住するようになりました。
人口の爆発的な増加により、それ以降現代まで続く歓楽街と閑静な住宅地、豊かな自然が混ざり合う特殊な土地柄を持つ地域として発展を続けてきたのが現在の足立区です。
足立区内に歓楽街があることや、多くの人口を抱える大都市となった事で、かつては都内でも特に治安が悪い地区というイメージを持たれがちでした。
しかし警視庁が公表しているデータによれば、平成30年度の足立区の犯罪認知件数は都内23区中11位と治安が大きく回復してきています。
足立区の家賃・地価平均のイメージ
足立区は雰囲気が悪そう、というイメージをお持ちの方がおられるかもしれませんが、近年の犯罪発生件数は低下傾向にあります。実際の所、発生する犯罪の多くが自転車の盗難で、凶悪犯罪発生率は極めて低く・・・イメージとはずいぶんとかけ離れているのが実情です。
家賃は都内平均と比べるとかなりリーズナブル。5万円から7万円の物件が多くあります。西新井駅の周辺にはマルエツやドラッグストア、スーパー、コンビニなどが点在し、日用品の買い足しに困ることはまずないでしょう。
その他にも下町の雰囲気を残す北千住、足立区の中でも特に家賃の安い梅島など、住みやすい場所がいくつもあります。
地価は全体的に平均と比べて低いですが、近年は上昇傾向にあり、綾瀬などは都内地価上昇ランキング・トップテンにも入ったことがあるほどです。
足立区の中学受験熱についてのイメージ
足立区の公立小学校から私立中学校への進学率は、平成28年度の統計では11.04%となっています(東京都教育委員会調べ)。この数は東京23区中では江戸川区に次ぐワースト2の数値です。とは言え、これは足立区が教育に力を入れていないからという訳では無く、そもそも同区は小学校卒業生の数が23区で3番目に多いため、他の区と同程度かそれ以上の私立中学校進学者数が合っても必然的に割合が下がってしまうからです。
また、足立区には私立中学校が「足立学園中学校」の1件しか無い事から、区内での進学を望む志望者の合格倍率が上がってしまう事も理由として考えられます。
中学受験の指導が受けられる学習塾だけでも足立区内に40件近くありますし、子どもが勉強するための環境はしっかりと整えられています。
足立区のプログラミング教室の動向について
2020年のプログラミング教育必修化の流れに伴って、東京都教育委員会が指定した平成30・31年度のプログラミング教育推進校に、足立区では「足立区西新井小学校」と「足立区興本小学校」の2校が指定されています。この2校に対しての公開授業の実施や指導事例の作成などは西新井小学校が「ソニー教育財団」、興本小学校が「ソニー・グローバルエデュケーション」という、いずれもソニー系列の信頼できる国内企業が支援を行う予定となっています。
また、足立区内には40件近い子ども向けのプログラミング・ロボット教室があるため、他の区は比較してもプログラミング教育に関する教育環境は充実していると言えるでしょう。